表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5318/30548

ASCENSION【《|| 佰捌 ||》】

良いよなー、ああやって元から恵まれた才能を持っているって。

天才って変人っていうし、その変人ですらも芸能分野だったら個性になっちゃってデメリットにはならない。寧ろメリットなものだよ。


私なんて、ただの変人枠の凡人だし。

そういう才能が無いから必死に頑張らないといけない立場だったから。シャゼラが最前線組に加わって、楓デビューしてからは第三次大戦よりも頑張ってきたと思う。


頑張らないといけない状況に居たから、頑張るということに抵抗は一切無かった。

シャゼラといかに渡り合うのか……戦いだけじゃなくて、天才とか神童とか呼ばれているシャゼラと肩を並べるにはどうすればいいのかって。


兄さんと私は兄妹揃って頑張ってきた。希世姉も相当努力家でめちゃくちゃストイックだし。

じゃなかったら、身に付ける人が何千年、それ以上という長い歴史を誇るヴァルドヘイムのクエストバーサーカーでスキルを伝説上の最高峰の古式術式”神術”にまで昇華させた唯一の人物で扱いをされないだろう。


理論上でしか可能っていうだけであった伝説の力を努力で勝ち取った化物。元々からセンスがあたったとは言え、それだけで伝説を実現させるなんて至難の業だろうね。

希世姉はガッツリ戦線に出ることが少ないし、滅多なことで本気を出さないから昔から最前線組には所属していなかったけど………多分、第三次大戦終結のタイミングではヴァルドヘイム側では最強の人物だったと思う。


兄さんをワンパンで瀕死に追い込んだ奴をワンパンする化物だから。あの時の東蒲田の出来事は忘れないよ。第三次大戦が終結した場所でもあるしね。


あの時は希世姉の顔を思い切り殴っちゃったけど、あのままやり返されたら私までワンパンで消されていたところだわ。骨一片も残らずに消し飛んでいたんじゃないのかな?そんな化物やら何やらって揶揄されようと一人で誰よりも全てと戦って努力してきた人間だから。


化物だって努力するんだよ。

シャゼラだって恵まれた才能だけじゃなくて、「兄様の足手まといになりたくない」って一心で誰よりも積極的に何でもこなしてきたから。

クエストにおける殺害件数がべらぼうに多いことにも、努力が行き過ぎた結果なんじゃないのかなって思う。

それでも必死にやり続けて総督府に籍を置いてから数ヶ月で最前線組に加入、半年足らずで楓までデビューするという偉業を為し遂げだ。シャゼラの裏の努力を知らない人間は「天才だから」ということしか見えないだろうし。見ようともしないだろうな。


化物って呼ばれる人間が元から化物な訳ないじゃん。

自分に出来ることは何かっていうのをひたすら極めただけだから。シャゼラはそれを誰よりもやってのけたっていうだけ。やること自体は難しくは無い。ただ、それを必死にどこまでも継続するというのが難しいっていうだけで。


努力っていうのは誰にでも出来ても、それをずっと続けることが出来るのは本当に一握りなんだと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ