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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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ASCENSION【《|| 陸拾壱 ||》】

タバコ吸いながら何の話をしているんだろ。てか、換気扇付けるの忘れてたし。なんか部屋にやたら煙こもってんなって思ってたら、換気扇付けてなかったわ。壁にヤニ付いちゃう。白い壁がクリーム色に変わっちゃう。


ソファからノッソリ立ち上がって玄関の前にある電気のスイッチのところにある換気扇のスイッチを押す。本当は24時間付けっぱなしの方が良いらしいけどね。


たまに何か消えちゃってるから、そのまま付けるの忘れちゃうことが結構ある。



「はぁ………あー、もう動きたくないよぉ~、死にたくなってきたわ」


「結憂ってすぐ死にたい死にたいっていうよね。って言って全然死ぬ気がない」


「死ねないんだもん」


「結憂は強いからね。親の七光りみたいなところがあるとは言っても、それを周りに何とも思わせないくらいにスペック高いじゃん」


「遺伝子が良かっただけ。別に私は大したことはしてないもん」


「月に億貰っていることが大したことないとは言えないのでは?中学二年でそんな金額貰ってんの結憂くらいでしょ。しかも、自分の労働の対価として貰っている給料で」


「日本ではそうじゃない?世界だとどうだか分からん。報酬金が非課税っていうのもあるから、クエストバーサーカーにおいての年収=手取りになるから。別に保険とかそういうのも引かれてる訳じゃないし」


「中学生がそこら辺をちゃんと話せてるのがそもそもおかしいと思う。大体の中学生なんてノリで恋愛したりノリで黒歴史作ったり、とりあえずパパママに頼って楽しく生きるのが仕事じゃん」


「それはそれで良いんじゃない?クエストバーサーカーで未成年増えてってるのは毒親が増えてきてるっていうのもあるし。皆して形はどうあれ、親との関係が破綻している人ばっかだし」


「結憂とか私達はシンプルに言えば自分自身を強くしたいってところだよね。心も体もしっかり鍛えたいっていう」


「もう………結憂は、鍛えなくていいと思う。同じ中学生の女とは思えん体型になっちゃってるじゃん」


「なんかね、それは自分でも分かんない。まさか喉仏まで出てくるとは思わなかった。鏡とかで首元見てると本当にしっかり出てるんだもん」


「結憂が喉仏触ってるのジワるんだよね……」


「喉仏出てるのに声高いよね」


「寝起きはめっちゃ低くなるよ」


「あー、居るよね。普通に喋ってる時はクソ高いのに地声はめっちゃ低い人とか」


「シャゼラさんが良い例」


「あの人はそもそも声に特徴有りすぎるじゃん。地声低いし、喋ってる声も低いし、ハスキーボイスだし。完全に男の声になってるじゃん」


「あの人に後ろから声掛けられても「誰!?」とはならん。声で一発で分かるもん」


「一発ツモ!!」


「どうした?どうした?」


「結憂ってたまに変なことを言い始めるよね………大丈夫?ストレス?」


「でも、唇のとこにヘルペス出きるし、口内炎が痛い」


「ガッツリストレス感じてますやん」


「口内炎は本当に痛い。何か食べてる時にズキズキするから」


「片想いの女の子のハートの様にズキズキするの?」


「瑠々、帰って」



瑠々も瑠々でとち狂った発言するからな……しかも、さっきみたいな変にロマンチックなヤツ。割と気持ち悪いんだよな。

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