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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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ASCENSION【《|| 伍拾壱 ||》】

「えー、どこいったんすか………顔も分かんないし、どうやって探せばいいんすか」


「き、気合いで探すしかないでしょ」


「ラスボスから気合いって単語が出るとは思いませんでしたよ」


「後、シャゼラさんは何で挙動不審になってるんすか」


「兄様いるかなって」


「外に居るって言ったよね?」


「シャゼラってマジで馬鹿なの?」


「んー、どうなんでしょうかね?分かんないですよ」


「分かんないってなんやねん」


「後、変なところで語気強くなるのは何なん?」


「本当にシャゼラさんは存在がはにゃ案件ですよ」


「はにゃ案件…………なんかちょっと面白い」


「高温のこぶしとビブラートの姫」


「あー、シャゼラの歌って本当に癖強いもんね。凄い上手くて癖が強すぎる。あの歌い方は半端じゃないよね。デビューした時から断トツの歌唱力だったじゃん。ビブラートの後のしゃくりもエグい」


「手越を更に癖強くしたみたいな感じだもんね~」


「そんな癖強いですかね?私」


「歌い方だけじゃなくて存在そのものの癖が強すぎるような気がする」


「こんなんでも結婚できるんで、芽郁さんも希望は全然ありますよ?」


「えっ、なんで私に話を振るの?」


「結婚願望ありそうな感じがしたんで」


「いや………そこまで無いかな?良い人が居ればって感じかな?」


「良い人は即刻売れるから駄目っすよ。そんな悠長なことを言っていたら売れ残っちゃいますよ。田舎とは違ってウカウカしていると都内とかだとマジで婚期逃しますよ?」


「綾音に言われたくないんだけど」


「私は結婚したくないですもん」


「そっか…………大好きなお兄様には姪っ子甥っ子見せたいとは思わないの?」


「結憂と憂依居ますし」


「そ、そういう問題?」


「良いんですよ、私は。どーせ芽郁さんは結婚したくなって婚活やら何やら後々になって始めるタイプなんですから」


「……………そんなさ、そうやって選べたり選択肢が豊富なのは、ごく一部の恵まれた容姿と能力がある人間だけだって。シャゼラとかなんて普通にビジュアルなんて一流モデルクラスじゃん。なんかアイドルで留めておくのが勿体無いくらいじゃん」


「兄様に可愛い可愛い言われ過ぎて怒りましたよ」


「顔、バチクソに整ってるのに勿体無いなって思うわ。楓の中でも顔面偏差値整ってるじゃん。楓は結構顔面偏差値高いのに………」


「結憂、顔面偏差値高いのはシャゼラだけ」


「綾姉さんも十分過ぎるくらいだと思うんだけど。じゃなかったら人気出ないって」


「中学生からお世辞とか社交辞令とか言ってるったいうのはあんまりよろしくないと思うよ?中学生は素直に言いたいことを言わなきゃ!!」


「うんうん」


「いや、れっきとした本音なんですけどね?」


「褒めても何にも出てこないよ?雷とお金くらいなら出せるけど」


「お金はともかく雷出せるってピカチュウじゃん」


「それ、兄様も言われるな………シャゼラ!!10万ボルト!!って」


「いいんじゃない?シャゼラなんて昔から兄さんに飼育されているようなもんだし」


「飼育って、他に何か言い方なかったの?」

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