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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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ASCENSION【《|| 肆拾弐 ||》】

「女王なんてやるもんじゃないよ」


「本当ですよ。多様性が求められる時代でそんな錆び付いたしきたりとか守ってどうするんだって話ですよ」


「総督府も10年ちょい前までは本当に時代についていけてないような制度とかあったもん。第三次大戦終わってからマシになったんだもん」


「まぁ、兄様と姉様が滅茶苦茶に反抗してましたもんね………」


「思春期ってのもあったかも」


「なんでもかんでも思春期っていう言葉で片付けちゃいけないとは思う」


「思春期なんて皆が皆頭おかしいから。皆揃って死にたがってるから。すぐ「死にたーい」とか「ぴえん」とかって始まるから」



そこら辺は分からんでもないけどさ………


そしたら、綾姉さんはずっと思春期ってことになるじゃん。昔の綾姉さんと今の綾姉さんってそんな大きく変わってないよ。見た目も中身も全然変わってなさすぎてビックリしちゃいますもん。


変わったことなんて、パパのことを「お兄ちゃん」呼びから「兄さん」呼びに変わったくらいじゃない?それ以外何も変わってないと思う。本人も同じようなこと思ってそうだし。


シャゼラさんも………あんま変わってないか。


母親になってからはある程度は……ってくらいかな?でも、根本的なところは何にも変わっていないからな。

楓組を見ていると、人間ってそう簡単には変われないんだなって思うわ。良くも悪くも。



でも、変わらなくても結果的に大丈夫そうって思えるのは楓組だけだよね。普通の人間なんて変わらないと本当に犯罪者予備軍みたいのなんてゴロゴロ居るし。


本当に馬鹿なのは果たして誰なんだろうね?っていうのは考えちゃう時あるよ。戦争とかに加わってると人間の闇っていうのを嫌でも深いところまで知っちゃうから。

「それだけの経験があるなら将来有利だよね」とか言われたりもする。それはあるかもしれないけど……別にしなくてもいい経験だよねっていうことも言えるわけで。


そんな経験しなくなって生きてる人間はいっぱい居る。マトモな人だって沢山居る。難しいところではありますよ。



「あっ、やべっ………ライター壊れてんじゃん………」


「姉様、私予備ありますよ」


「前々から思ってたんだけど、何で吸わないのにライター持ってるの?」


「兄様がよく壊すので。その時のために」


「そういうことね」


「出来た義妹だね、そういうところは」


「兄様の役に立ちたいだけですもん。何か?」


「いや………攻めてはないじゃんか」


「姉様、付けたら返してくださいね。それは兄様のためのものなので」


「なんか、いざとなったら私はシャゼラに捨てられるんかなって思うな」


「どういうことですか?」


「普通に兄さんを優先されそうで」


「そりゃそうですよ。当たり前じゃないですか」


「えぇ………今の鷹山さんに聞かせてもいい?」


「良祐に言われても別に何の問題もないですよ。私がそういう生き物だって知ってるんで」


(シャゼラって包み隠さず何でも喋り過ぎな気がするな………)



ちょっと心配になってくるな。なんでパパと鷹山さんは対処出来てるのかがワケわからん……

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