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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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ASCENSION【《|| 参拾伍 ||》】













◐ ◐ ◐ ◐ ◐













次のフロアへ。


無理矢理3人を連れ行きました。喋ってばっかで動かないんだもん。無駄にそういうところだけ女らしさっていうか………要らないとこだけ女らしさ発揮するの止めてくれる?


綾姉さんはずっとフワフワしているし、シャゼラさんはずっとエヘエヘしていらし、芽郁さんは………何を考えているのか全然分かんないし。


何考えてるか分かんないというよりも、本当に何も考えていない可能性あるが。さっき聞いたら「私もなんでここに来ちゃったのか分かんない」とか言い出す始末。


そんな無意識で来るようなとこじゃないでしょ。コンビニとかじゃないんだから。コンビニでも無意識で行かねぇわ。



こんなんでも実力は確かなんだよな。色々とハイスペックなんだよな………なんでこんな風になっちゃってるんだろとか思いたくなるレベルですよ。本当に。


ハイスペックって形とか印象はどうであれ、本当に変わった人が多いと思う。思うというか確定事項なのではと思うわ。


そのハイスペックのなかでも更にハイスペックになってくると、本当に「えっ!?」ってなるような変わり者しか居ない。


世の中って本当に面白いように出来てんなーって感じる。



「で、芽郁さん。普通に私達に同行する形になってますけど………良いんですか?」


「別に。やることないし。暇だし」


「本当にあの………クババなんですか?」


「そーだよ。証明するものがないし、私自身もこんな感じだから信じてもらえないだろうけど」


「そういう風に話しているなら嘘はついていないみたいですから大丈夫です。後、表情からも分かりますし」


「美紅君みたいだね」


「娘ですから」


「こんなデッカい娘さん2人居るなんて意外だよね~」


「憂依はもう少しホッソリしていますけど」


「お前がゴツゴツし過ぎなんだよ」


「綾姉さんは血の気が多すぎるんだよ。だからしょっちゅう色んなとこでトラブル起こすんでしょ」


「姉様のトラブルメーカー気質は高校の時から変わっていないですもんね」


「変える気ないもん」


「33だろ。少しは弁えろ」


「はーい!!」


「元気が良いのは素晴らしいよ」



駄目だ………コイツ等、本当に駄目だわ。


元気が良いのは素晴らしいとか要ってる場合じゃねぇだろ。後、私の口の悪さもどうにかしておきたいな。ずっと口悪いもんね。


もう、文庫本に換算したら結構な量の出番やら語り手やらをやっているのに何にも変わっていないんだもん。ずっとヤンキーみたいな喋り方のまま続けているから。


そろそろどうにかしておきたいなっていう気持ちはあるんですけど………まぁ、生まれつきからの癖っていうのは中々抜けないものでしてね。


だから男ってよく間違われるんだよね。



「後、案外敵とか………居ないもんなんだね」


「そうだねぇ~」


「芽郁さん、さっきの喋り方………酔っ払ったひろゆきみたいな喋り方になってたっすよ」


「どういう喋り方なの?分かんないから」


「ひろゆき知らないんですか!?」


「嫌、ひろゆきは知ってるけど。酔っ払ったひろゆきが分かんない」


「さっきの「そうだねぇ~」がそうっす」


「ふーん、どうでもいいわ」



確かにどうでもいいわな。

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