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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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ASCENSION【《|| 弐拾捌 ||》】

「シャゼラ、絶対に興味無いでしょ。そんなの」


「そんなことないですよ」


「そもそも聞いてどうするの?」


「あっ、ジャニーズで推してるところありますか?」


「だから聞いてどうすんだって」


「……………………KinKi Kids」


「すていーうぃずーみー」


「硝子の少年は有名ですから」


「兄様は愛のかたまり聴いてますよね~」


「兄様………あぁ、美紅さんか。そっか、あの人もジャニーズ好きか。嵐ばっか聞いているイメージだけど」


「色々聴いてますよ、ジャニーズ」


「パパは最近NEWS、KinKi Kids、嵐がメインじゃないんですかね?他はおつまみ程度に」


「それを私達にライブで踊らせるんだから。もはや嵐だよ。本当に。小規模のライブとかだと普通にジャニーズの楽曲オンリーでやる時あるし」


「あー、そうですよね。何回バク転すればいいんだろうって思います」


「千明さんはそろそろキツくなってくる年齢でしょ。てか、千明さんは本当に年齢の割に凄い頑張りすぎでしょ。40越えて子供2人が中学生なのにバク転させられてるんだから」


「千明様は勝手にやってません?振り付け関係無いとこで急にバク転しますよ」


「見ているこっちが不安になってくるんだよね、あれ」


「連続でやってフラフラしているのとか見ていると本当に心配になるよね」


「プレゼントで養命酒送られてた時あったしね。後、歯槽膿漏の歯磨き粉」


「歯槽膿漏にはなってないけどね。後、養命酒飲んでまずいって言ってたしね」


「最近あの人酒飲んでないから余計にアルコールは体に聴いちゃうでしょ。血行良くなってる気がするとか言ってたけど、酒飲めば血行は良くなるし。養命酒で酔ってるオバサン見てんのは面白かったけど」


「なんか歌ってましたよね?」


「何かゴニョゴニョ歌ってよね?何歌ってたんだっけ?」


「………………………一青窈のハナミズキじゃなかったでしたっけ?」


「そうそう!!風邪引いたみたいな声でボソボソ歌ってたよね?」


「声めっちゃガラガラだったもんね」


「なんであんなガラガラになってたんだっけ?元から?」


「ママ、ライブの後とか大体声潰れてるからね」


「私とシャゼラ………後、希世姉と兄さんは声帯強いからね。兄さんが特に強い」


「ただ天才的な声帯しているのはシャゼラさんだよね」


「天才的な声帯っていうパワーワード」


「どういうこと、それ」


「でも分かるわ。シャゼラの声帯はたまにどうなってんだろ?って思う。その少年ボイスの地声から繰り出されてる圧倒的な歌唱力は本当に羨ましい」


「でも、兄様は私の事をビジュアルしか良くないって言ってましたよ」


「それは昔でしょ。てか、それでよく皆で喧嘩してたし」


「兄様も高校生でしたしね」


「パパと綾姉さんの思春期の兄妹喧嘩とか本当にヤバそうなんだけど………」


「あのぉ………私を忘れていませんかね?」


「あっ、すみません。忘れてました」


「高校生の時は兄様はずっと何かと戦っているようなところありましたよね」


「シャゼラ、芽郁さんの存在を放置しないの」


「えっ?あっ……はい」


「アホだな、お前マジで」

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