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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《thousand summer’S_heaven’S door》

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ASCENSION【《|| 弐拾伍 ||》】

この2人はスルーしよう。相手にしてると物語が進まなくなる。


血の匂いがしたっていうことは………確実に誰か居る。それに不特定多数というところかな?でも、最前線組以外にクエストバーサーカーが潜入しているなんていうのは聞いていないから……


まさか、内輪揉めが大きくなって……っていうのが濃厚だけど。敵が総力の8割くらいを自分達のところに投入しているという状況下でそんなことをやっている暇は無いはず。


もしかしたら、総督府の暗部が独断か何かで勝手に潜り込んだのかもしれない。暗部、柊さんの言うことどころかパパの言うことも無視するような奴等が結構居るし。


暗部はDQNの集まりですから。


パパからは仮に暗部見掛けたら「ほっといていいよ」って言われてるから放置するけど。死体があっても。死体見ても誰か分かんないし。



「あっ………本当に血の匂いがする………」


「暗部来てたんですかね?」


「まー、自分達の手柄にしたい気持ちは分かるけど。暗部程度の奴等がどうにか出来るような代物じゃないでしょうに」


「ホントだよ」










_____ヒュッ……………!!_____












「……………ッ!!」


「綾姉さん!?」


「姉様!?」


「ビックリした………!!なんなんだよ………!!」



綾姉さんの頬に切り傷が付いていて、そこから血が滲み出ていた。あの綾姉さんが傷を負っている。明らかに反応が間に合ってなかった。


かすり傷程度……って考えも出来るけど、仮に攻撃の規模が大きくて、当たりどころが悪かったとしたら………確実に致命傷になっていた。


相手のどんな小さな攻撃でも反応できないのは命取りになる。



「いった………しかも、毒あるじゃん……」


「えっ!?大丈夫!?」


「うん………魔術で治せる………別に死ぬような毒じゃない」


「あの姉様が反応できないような攻撃………」


「何飛んできたか分かんないし……空気の摩擦で消えちゃってるから………多分、光よりも少し遅いくらいだと思う……」


「光速ですか……」










___チャポン………チャポン………チャポン………_____












「「「………………………………………!!??」」」



水の滴るような音が聞こえてきて、その方向を見ると………黒髪の女の人が私達の方に向かってくる。水の上を歩いて。


本当にシシ神様のような雰囲気を醸し出している。


服装は白のサイズの大きなダボダボのブラウスのような何かを着ており、下はスカートに見間違えるようなダボダボの黒のサルエルパンツ。


足はサンダル………走ったりしても脱げないタイプのヤツ。


顔はつり目の綺麗な顔をしている……が、表情は暗い。表情筋が死んでるんかと思うくらいの真顔だ。



「お前か。さっきの」


「そうですが」


「姉様………アレ、ここの組織の物じゃないですよ」


「あー、何となくそんな気はしてたけど……遠くに転がってるの、あれじゃない?ここの奴等でしょ?」



綾姉さんの視線の先には、何十人という死体があった。血塗れで身元が分からないくらいに悲惨なことになっていたが………


少なくともクエストバーサーカーではないようだ。流石に今回ばかりは暗部も手出しはしていないか。


にしても、こんなところで変なのに出くわしてしまったな………冷や汗が止まらない。

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