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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《all green’S》

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▩ historia♯ 弐佰陸局 ▩ 〈綾姉さんがうるさい〉

多分、ブラコン過ぎて男が眼中に無いんだろうな。意識して視界に入れないようにしてるっていうか……無意識に視界に入っていないんだと思う。


綾姉さんにストーカーみたいに何十枚も手紙を送りつけるっていうのをやっている綾姉さんよりも10個以上年上の俳優さんがアプローチ掛けられても無視を貫いているし。


普通に手紙とか捨ててるしね。プレゼントなんてヴァルドヘイムの裏ルートを使って転売して定価よりも高く売ってるから。


手紙を捨てられ、プレゼントもお小遣いにされ……綾姉さんもやることが随分とエグいよ。


その俳優さんが楓のライブに来たときに、関係者専用のところに入ってきて「結婚してください!!」って言われたって言って、「本気で気持ち悪いから辞めろ」ってガチギレしたって。


そこから無くなったって。


7年くらい前の話だったかな?楓のデビュー10周年で特別イベントとかやっていた時だったような気がするから。私も観に行ったしね。


綾姉さんが口説かれてるのは何回も見てる。


その後ガチギレしたっていうのは、その俳優さんと2人きりで別なところに行って本気でキレて、胸ぐら掴んで背負い投げして地面に叩き付けてたらしい。



そりゃ諦めるっていうか………とんでもないトラウマ植え付けられたんだから近寄らなくなるわな。その人、普通にパパよりも大きくて体も結構筋肉質だったんだけど。


それを平気で宙に浮かして地面に叩き付けるっていう荒業を成し遂げる綾姉さんが凄すぎるわ。しかも、その時ライブ終わりで疲れているはずなのに……


嫌、あの人に疲れとか関係無いか。疲れていても男一人くらいなら相手取れるか。死にかけけても戦争で刀振り回すくらいの人間なら造作も無いことだね



「で、どうするの?特にこれと言ったことが今のところも起きそうにもないけど?」


「んー、なんか綾音が派手なことやってくれれば」


「派手なことってまたザックリとしてんな……」


「楓のライブみたいに急にイントロとか間奏でアクロバットやるみたいな感じで」


「ここでアクロバット披露しても何にもならんよ」


「嫌、アクロバットじゃなくて………」


「衝スキルか何かで花火みたいなの打ち上げるとかさ……あるじゃん。色々と」


「あー、まー、イケるか。太陽くらいのヤツをぶちかませば」


「世界が滅ぶから辞めてよね!?」


「あくまで気持ちだから。てか、結憂……もしかして、本当に太陽そのままのアレ想像してたの?」


「…………悪い?」


「可愛い姪っ子の天然だと思っていくよ」


「私達とそんなに背丈変わんなくなっちゃったけどね」


「おチビの時は本当に可愛かったんだけどな……今、本当にデカくなり過ぎてビビってるわ」


「成長期だから。結構成長痛が膝と腰にきてる」


「言ってることが美紅と一緒。美紅も高校の時からずっと腰だの膝だの痛いって言ってるから」


「お兄ちゃんじゃなくて、お爺ちゃんって笑ってたなぁ~」


「そこまでじゃないような気はするけど………」


「中2でそんだけデカけりゃ膝くらいは痛くなるわな」


「今は霊体だから平気だけどね」


「ずっと霊体でいいんでね?」


「やだよ。パパに甘えられない」


「理由が意味分からんけど、分からんでもない」


「うん」

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