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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
カルモノヲ・カル・ダヰサンゲン 【multi level projecting [Sphere of center]】《all green’S》

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▩ historia♯ 佰陸拾弐局 ▩ 〈HEAVEN's add-a-quad〉

「うーん、じゃあ……スマホだけ綺麗にするわ」



水の魔術でスマホを綺麗にした綾姉さん。

そのまま全身洗濯すればよくない?それくらい出来るでしょ。綾姉さんの技量なら。別にそんな時間掛からないんだし。魔術の水なら落ちやすいし速乾性高いんだから。


そういうのも分かってるはずなのになんでやらないんだろうっていうのは凄い疑問に思う。頭悪いから仕方無いといえばおしまいだが。



綺麗になったスマホをいじっては「ん?」とか言ってる綾姉さん。綾姉さんも割と機会音痴だからな……飲み込み早いんだからスマホの使い方くらいはちゃんと覚えればいいのになって思う。


パパもスマホ使えてないからね………

iPhone渡すとカメラすらちゃんと使えないっていう。私のiPhone渡して写真撮ってもらおうとするとシャッターすら切れないとか。「なんかホームに戻った」とか言うし。


Android勢だからな……松岡兄妹は。長女だけはiPhoneだけど。何故かスマホの画面がバキバキに割れちゃってることが多数ですが。


iPhone高いんだから大切に扱いなさいよ。しかも、クエストとかで使えるように特殊な機能とか施してるんだし。改造するにも手間が掛かるんだし。修理代とか代替品とか無料だとしてもね……


ちょっとは丁寧に扱いなさいよ。

けど、松岡三兄弟はスマホ以外の物持ちはいいからね。部屋着とか高校の時から着ているのを未だに現役で着てるくらいだし。扱いが割と雑なのに物持ち良いのが不思議ですわ。


不思議な三兄弟なり。



「えぇ……と………使い方が分からん。iPhoneか」


「姉様、大丈夫ですか?」


「iPhone分かんない。シャゼラ、やって」


「やってって言われましても………何をどうしたいかにもよるのですが」


「………………………………………………んー、分かんない」


「電話はこれです。それで………電話帳は………」


「年子の妹にスマホ教わってる姉」


「あっ、出た。うーん、結構居るなー。あっ、金マルがある」


「ちゃんとマルボロゴールドって名前にしてるんですね。そういえば、姉様は討伐した召喚士もブラックメンソールって言われてましたし」


「ブラメンだね」


「ブラコン?」


「聞き違いだわ。自意識過剰か」


「別にいいじゃん。ブラコンでも」


「アラサーってこと分かってる?」


「アラフォーのブラコンが居るから」


「ん?」


「ねっ、希世姉」


「ごめん。仕事先の人からのLINE返してた」


「呑気だな!!」


「仕事関連?」


「いや、思い切りプライベート。ご飯行きません?って」


「尚更呑気」


「相手既婚者だし」


「男?」


「うん。子供2人居る」


「何歳くらいの人なの?」


「私と同じ年くらいの」


「よく希世乃さんを遊び相手にしようとするね」


「奥さんと上手くいってないからってずっと言ってる。それはガチっぽい。言ってる顔見たらだけど」


「なんでソイツは結婚したんだ。お得意の世間体ってヤツかな?」


「知らん。興味ない。不倫しよ?って言ってくる奴の思考回路とかどうでもいい」


「美紅君にそんなこと裏でされてたら発狂する」


「美紅は不倫とか浮気はしないよ。それ以外なら何でもやるけど」


「それは分かる。良いんだけど良くはないなって」

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