▩ historia♯ 佰伍拾壱局 ▩ 〈HEAVEN's full flash〉
軽バンという狭い空間で2つの世界が出来てるの凄いな。のんきに麻雀やってる姉さん女房夫婦と、返り血どっちも浴びながらイライラしてる姉妹の2つの世界。
カオスだな。
どうしてこんなにカオスなことになっちゃってるんだろって。変わり者4人集めるとこんなことになるんだなって思うわ。
何よりもイライラしてる姉妹が本当に怖すぎる。女の貫禄と威圧感じゃないんだよ。アイドルやってる時とか一切感じさせないのが凄い。無駄にそういうところはプロなんだよ。
何よりもビックリなのが2人とも学生の時から基本的な……こういうところが一切変わってないんだもんな。
女子高生が車の運転席でハンドルに寄り掛かってIQOS吸ってるとか……嫌だわ。斜め後ろも女子大生でこんな威圧感半端ない感じでイライラしてたら、近寄ったら殺されるんじゃねぇのかなって思っちゃうわ。
恐怖と畏怖の数え役満ですよ。
「ふわぁぁ………眠い、マジで」
「のんきだな、本当に」
「車道立ってると轢かれるから歩道側居た方がいいよ」
「あっ、そうだね」
「あらっ、結憂じゃない。元気そうで何より」
「憂依は………来ないのかな?」
「総督府で柊さんと一緒に情報の管理とかやってる。じい様方がポンコツすぎるって言うのもあって」
「あー、そういうね……」
「姉様~、姉様~。あっ、結憂と瑠々。どーも」
「うっす」
「ういーす」
シャゼラさんがどっからから転移してきてみたいで、私達の方に向かってくる。そして、紫のジャージっぽいパーカーに、黒のスウェットのズボンはいてるという格好がどう見ても男にしか見えないというね。
マジで男だわ。声も低いから余計に。低いって言っても相変わらずのアニメの少年ボイスみたいな中性的な声してますけど。
後、何よりもでかいんだよ。身長が。パパよりもでかいんだもん。多分、主要キャラの中で一番の高身長だと思われます。
180近い女とか巨神兵よ。
「あっ、シャゼラ。どうだった?」
「敵の本拠地らしいものは見当たらなかったですね。てか、だいぶのんびりとし過ぎじゃないですか?」
「あっ…………もー、字一色聴牌したのに流れたわ……」
「ドンマイ、ドンマイ」
「姉ちゃん何やってんの?」
「天皇杯やってる」
「競馬じゃん」
「昨日負けちゃったんだよ。最近調子悪い」
「止めればいいのにって何回も言ってるじゃん」
「希世姉は生理と競馬で負けた時が重なると凄い不機嫌ならからダルい」
「それはマジで思う。だからアラフォー未婚なんだよ」
「婚姻歴あればいいの?」
「そういうことではじゃなくない?その言い方だと離婚する前提で結婚するみたいなもんじゃん」
「まずい?」
「マズいっていうどころか、ヘタしたら結婚詐欺とかになるから……賠償金とか慰謝料で済めばいいけどね?って話にもなっちゃうよ」
「えぇ…………そんな大袈裟なことになる?」
「あんまならんとは思うけど、ならないとも言えないからね。離婚する前提で結婚するとか考えてる時点でアウトよ」
「まぁ、そもそも結婚したいとか思わないけどね」
「の割には「友達が結婚したー!!裏切られたー!!」とか言ってたけどな。俺に言われても知らんがな」
何の話してんだよ。




