『40』 朝からおふざけ
朝食を済ませた私は、ソファに寝転がってリラックスしていた。ラークさんは部屋を歩き回りながらパンを食べていて、ユーリさんは部屋の隅の方で木刀で素振りをしていた。
私達は完全に暇を持て余していた。
これから何をするのか、誰も話を始めないのでグダグダ~っとしている。私なんてリラックスし過ぎて眠くなってきた。このままだと、私が二度寝しちゃうよ。
「うぅ…………ネムネムだよぉ…………マジで寝ちゃうよ………」
「はぁぁぁぁぁ!!!!決まっっっった!!!!」
「ふっへへ!?な、なにっ!?」
いきなりユーリさんが叫びだしたので、ビックリして目を覚ました。何で急に叫んだりしたのかな…………意味が分からない。ただのヤバい人だよ。勘弁してくださる?
ラークさんまでビックリしていたらしく、ビックリしたときに何処かに股間をぶつけたらしく、パンを咥えながらそこをおさえて体を丸めて苦しんでいた。
ユーリさんは苦しんでいるラークさんを持っていた木刀で突いていた。そっとしておいてあげようよ。本気で痛いみたいだしさ。女だから無いから一生分からない痛みだけど。
てか、パンを咥えっぱなしっていうのがね…………ラークさん、どんだけ食い意地が張っているんだろうか。股間よりもパンの方が大切なのかな?
「何してんだ?1人で勝手に股間をぶつけて悶えているって、何かの新しいギャグが何かか?」
「違ぇよ…………!!テメェがいきなり叫んだせいでビックリして、机の角が股間にクリティカルヒットしたんだよ………!!」
「ハハハハッ!!傑作傑作!!」
「傑作じゃないから。笑い事じゃないから。本当に心臓止まるかと思ったんですから。いきなり家の中で叫び始めるとか、頭ぶっ飛び過ぎですよ。本当に有り得ないですから」
「有り得ない?フフッ、それは褒め言葉にしかならないな~」
(あっ………駄目たこの人…………何を言っても開き直られちゃう………)
「…………………ストライクショッッットォォォォ!!!!!!」
「………………………………っ!!!???」
(ラークさん!!ナイスッッ!!)
私とラークさんを苦しめた(特にラークさんはマジな重傷で苦しんでいる)ユーリさんは、ラークさんの拳が股間にぶち当たったことで、声になりきれていない声を出して、股間をおさえて地面に丸くなった。
ユーリさんの股間を殴ったラークさん。良い感じに決まったようで小さくガッツポーズをしていた。でも、それでも股間は痛いみたいで、ずっと片方の手で股間をおさえ続けていた。
そして、パンもしっかりと咥えている。しかも苦しんでいる間にも食べていたのか、股間を殴られる前よりも半分くらいパンが減っていた。
言葉も出ないくらいに痛みで苦しんでいても、パンだけはちゃんと食べるんだね。
はへぇ~、本当に痛そうだな。思い切り殴られていたもんね。ガッツリ股間にラークさんの拳がめり込んでいたから。痛くないわけがない。「うぅ…………うぅ…………」と声を出して、今にも死にそうになっている。
「大丈夫ですか?」
「もう駄目…………俺の金の玉は、もうそろそろで寿命を迎えそうだぜ………」
「小学生の女の子に下ネタ言うなんて死んでください」
「怒らないで……!!あっ、ちょっ、股間は駄目………!!股間は駄目だから………!!」
「ざまぁみろ。当然の報いだ」




