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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『27』 初めての戦い、初めての勝利

「お、おい!!アヤテト!!大丈夫なのか!?」


「うん、とりあえず大きな怪我は無いかな~ってところ」


「本当に1人でやっちまいやがった………死絶剣、ここら辺じゃ有名な実力の高い殺戮者だぞ………」


「ふへぇ~、本当に死ぬかと思ったよ。こっちは素人だっていうのに………あんな本気で殺しにかかってくるなんて有り得ないよ!!」



 戦いが終わって、ラークさんとユーリさんに凄い心配されています。特に目立つような怪我はしていないし、そんなに心配しなくても……って思っている。


 私は、こんな女の子相手に剣をブンブン振り回すシゼツケンさんに怒っている。いくら余裕を持って勝てた相手とは言っても、「死ぬ死ぬ………!!」って思いながら戦わされていた。


 怖かったんだからね!!ラークさんに斬られたから、ある程度は怖くないかなって考えていたけど、全然そんなこと無かったし。純度100%で怖かったです。

 案外勝っても嬉しいという感情は無い。仮にも人をあれだけボッコボコしたわけだし、何度も何度も死にかけた。嬉しさなんて吹っ飛ぶよ。



「はぁ……ふぅ~、変な汗かきまくっちゃったよ………どうしてくれるの?」


「まぁまぁ怒るなって。アイツはもう、アヤヒのことは狙ってこねぇだろ。あれだけボッコボコにされれば」


「美味しい夕飯用意してやるから、それで何とか機嫌を直してくだせぇよ、なぁ?」



 2人が言葉を色々とかけてくれたお陰で、シゼツケンさんに対しての怒りは無くなっていった。終わっちゃったことだし、このままずっと引きずっちゃっても仕方が無いしね。

 そう切り替えると気分が良くなった。気持ちも安定したのか、疲れが一気に全身にきて、体に力が入らなくなって地面に座り込んでしまった。


 立ち上がろうとしても、体が言うことを聞いてくれない。

 こんなにも力が入らなくなるっていうことが初めてのことで、割と焦っている。動けなくなったというのを確信した私はラークさんに運んでもらうことにした。


 ラークさんは簡単に私のことをおんぶしてくれた。その様子を何となく羨ましいそうな表情で見てくるユーリさん。そんなに羨ましがらなくても良いと思う。

 ただただ″ろりこん″ということをアピールしているようにしか見えませんからね。そんな″ろりこん″をアピールしているような人には背負われたくないね。



「………ふわぁ~、何か急に眠くなってきちゃった」


「夕飯の時間になったら起こしてやるから、それまで適当に寝てていいぞ?」


「大丈夫!!変なはことはしませんから!!この心臓に誓って!!」


「誓う誓わないの前に犯罪ですから止めてください」



 昼寝をしたいのに、こういうことを言われると不安になるよね。冗談ということを信じたいけど、どことなく本気でやりそうだから不安なんだよね。


 寝ているときに何か変なことされたって分かった瞬間、絶対にユーリさんのことをフルボッコにしよう。シゼツケンさんにやった攻撃よりも刺激の強い攻撃をお見舞いしてあげよう。

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