「201」:令和の女性声優の9割は表現者じゃない。世間知らずのメンヘラの悪目立ち勘違い女。
私もビックリしたもん。えっ?話のオチが普通にビックリなんだけど。天井眺めながらパッと頭の中に出てきたから、ちょっと喋ってみたって言うだけだって。「俺はそんなに哲学とかには興味無い。ノリでやっただけだから」って……
いや、ノリで天井眺めているだけで、瀬戸内寂聴が何十年も考えている導き出しそうな悟りみたいな哲学を、何で瞬間的に出せるの?っなったよ。
どう考えても、瞬間的に出せる方が凄いって。そのオチが一番ビックリしたもんね。えっ?即興で今までの事を全部喋れるもんなの?って。主さんと綾姉がベタ褒めしてて、「あっ、いや、そんな褒められるもんじゃないし……」って恥ずかしがっていたから、本当に「即興であの哲学を導き出した」って事でしょ。
松にぃもその場に居たから、松にぃも聞いていて、「その人と話してみてぇな……!!うわっ、何か、俺も全然現代文の扱い方はまだまだだな。まだまだ伸ばしていかないとな……」って色々と悟りを開こうとしていた。
めっちゃ考え込んでいたところに、「これ、即興だってよ」って綾姉が言った時の松にぃのリアクションが「えっ?何それ?その人、ガチで天才じゃん。何か凄い才能を感じるんだけど」って目を点にして言っていたよ。
……そんなルームの枠主さんの名前、「おしりまえマン」さんだったわ。哲学者の人は「やまだ」さんだったとか言っていたわ。匿名の通話アプリだから、普通に言っちゃってもいいよね?っていうので、「おしりまえマン」は言うつもりだって。
主さんは「俺、特に何も面白いところないよ」って言ってたっぽいけど、そのハンドルネームが「おしりまえマン」は流石に「面白くないわけはない」っていうね。
その日に失恋した20歳の男の人に「おちんちん元気?」とかヘラヘラしながら聞いてくるくらいだからね。もう、真っ直ぐにオジサンだったもんね。30歳ちょうどくらいって言っていたのかな?真っ直ぐにオジサン構文過ぎて綾姉も「ガチでそれは、オジサン発言過ぎる」って言ったら、めっちゃ笑っていたって。
てか、哲学者の人が即興哲学を話していて、その内容が分からんかったから、綾姉に通訳を頼むあたり……もう、ちょっと変で面白いんだよね。
で、「おしりまえマン」っていうキャラクターが居るっていう話にもなって、全員でGoogleで調べたら、メガネ掛けたオッサンの顔から腕と足生えた、四角くなった茶色のカービィみたいなフォルムの……ちゃんと顔の下にケツがあるっていう。文字通りの「おしりまえマン」が出てきてきた。
その時に、失恋した20歳の人がボソッと「ケツに日輪刀挟まってんだけど」っていうのがめっちゃ面白くて皆笑ってたって。私も松にぃも画像を調べて、「おしりまえマン」の画像でケツに刀挟まってんのがあって、それを「日輪刀」っていうのでクソ笑った。
刀じゃなくて、日輪刀っていう言葉選びが秀逸だわ。綾姉が「首狩られる側が何で日輪刀持ってんねん」って言ったら、主さんが「狩られる首がそもそも無ぇだろ」って言ってて笑っていたって。
……そんなルームだったんだって。全員癖強くて綾姉が「KAT-TUN」とか言ってた。
綾姉のは思い切りスベッたけどね。




