「65」:©白銀少女戦記製作委員会
バラエティ用に仕上げているとかじゃなくて、素で滅茶苦茶ビビりだからね。ビビりって遺伝するの?ってくらいに。
松にぃ、手越ちゃん、綾姉が全員ビビりなんだけど……でも、色々と血縁関係というか、遺伝子上の繋がりっていうのは色々と聞いているから、たまたまビビりなところまでも似通ったっていうのが正しいんだろうな。
そういう部分までも似ているからこそ、色々と気が合うんだよね。こういう些細な共通点の積み重ねっていうのが、長い付き合いにおいては馬鹿にできない大事な物だったりするから。
ここら辺を軽視すると、他の部分も「些細なもんじゃねぇか」って鼻で笑うようにして軽視するようになるから、そういう考え方が元となって、悪い方向に色々と変なモノが積み上がって、それが積もりに積もって一気に崩れて人間としてブッ壊れるっていうのが……人間として壊れていく経緯の一つなんじゃない?
これ以外にも、人間が壊れていく経緯なんていくらでもありますよ。あくまで、ほんの一例にしか過ぎません。
そう考えると、こういうところも細かく徹底し合っている女社会って……少数精鋭だとしても、相当まとまっている方だよね。やっぱり、男でガッツリ女の考えを持っていて、その上で全体を押し上げられる……病的なくらいにまで察しが良いのが居るのかな?
松にぃって、察しが良いのも含めて、誰かの話したことを事細かく覚えているんだよね。数ヶ月前に話していた、他愛もない会話の内容まで覚えているからね。
無趣味って言っていた人が、ゲームならツムツムをちょこっとやっているっていうところも含めて、それを数人同時で話してある場面で個々に覚えているからね。
話が本人が全く覚えてないから、逆に怖がられるらしい。2回目とかに会った人とかは割と「そうです」って言えなくなるっていう状況になるって。松にぃが全部覚えている上に、何となく言いたいことまでも見えてんのか何なんのかは分からんコミュニケーションの取り方するから、相手が「そうなんですよ」って言っちゃうような言葉選びを無意識レベルでやっているから、松にぃばっかりが喋ってばかりになっちゃう……って本人が気にしているから、「余計な事を言わない方がいいのかな?」って若干ヘラっている。
……っていうのを、ドッキリ仕掛けられている時に手越ちゃんと二人で話しているって言うね。仕掛け人は佳織さんと綾姉で。
その様子を定点の隠しカメラで見ている松岡姉妹が「アイツら、何の話をしてんの?」って。ガチでヤラセじゃないドッキリを仕掛けられているのが伝わるような会話だから、それはそれでアレだし。実際にちゃんとガチでドッキリ掛けないと、松にぃの察しが良すぎて、バラす前提のドッキリで何処まで乗っかるのかっていう企画じゃなくて、ちゃんとドッキリを仕掛けても、何となくスタッフさんの話し方や、自分の言動に対する返し方で何かを察するっていうこともあるから、松にぃに関してはガチドッキリでも基本的にヤラセになるっていう。




