【運命さえも迎撃する存在】陸奥環奈
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あれ?何かさ、だいぶ……あれ?
変な話が入らなかった?すぐに交代するもんかと思ったら、幕間劇みたいのが入ってて、それが無駄に長かったよね?
なんなんだ?アレは。別に何でもいいけど。何やってもOKな舞台を用意されているわけだから、とりあえず法律だけ守っていればいいんでしょ。
私が主人公になったから。すんごい謎に期待されちゃってるので。期待通りにやれるかはまでは分かりませんが、全身全霊を持って、全力で色々な物事に、良い塩梅の猪突猛進で向き合いたいと思いま〜す。
それで、今は、私は……事務所で、シゲさんの服の匂いを嗅ぎながら玉露を飲んでる。シゲさんがタバコ吸いに行ってる時に椅子に掛けてあったパーカーをクンカクンカしまくって、玉露のカフェインでガンギマリしている。
本人帰ってきても続けていたよ。座っている椅子を無言で蹴られても、ずっとクンカクンカスーハースーハーしまくってる。
・・・・やべっ、鼻水ついちゃった。まっ、いいか。何も見なかったことにしておきましょうか。
怒らないでしょ。前にもシゲさんの上着の匂い嗅ぎながら温かいほうじ茶を飲んでいたら、何の躊躇いも無く、やたらとサラサラとした……まるで、ちょっと休めの化粧水のような鼻水がシゲさんの上着に優しく浸透していったからね。
それを普通に「鼻水付いちゃった」って返したら、無言で魔術使ってその場で洗ってパパッと乾かしていたわ。水関連の異能って本当に汎用性高いよね。お手軽な洗濯機にも出来るしね。火関連の異能だったら、上手〜くコントロールする事が出来れば、発火させずに人間の温もり程度の温度まで下げる事が出来たり、それよりも少し高めで洗濯物の感想に応用する事も出来る。
異能は決して、異能力バトルだけに扱われるだけに留められないということさ。私はそう思って日々を生きている。異能と共に人生を渡り歩いているんだよ。
勿論、クエストバーサーカーとして……探求する戦闘狂としても活動をしている。前々から触れられているように、私は綾姉達と一緒に最前線組として活動するために、色々と場数をこなしているってところかな。芸能活動の方にも力を入れつつも、私が本当にやりたいと思っている、私なりの「真の表現の自由」を具現化するために、絵画や小説などの分野にも触れていき、アニメや漫画、ライトノベルからビジネス文書、自己啓発本、純文学などの一般文芸にも触れつつ、ネットに転がっているクソなろう系にも男女向け問わずに自分なりに読み込んではインプットして、それを自分が思うように表現という名のアウトプットをしまくっている。
表現者を名乗るなら、表現すること全てに力を注いでこそ、本物だと思っている。中途半端に終わらせるというのは、私の中では……私の中にある独自の思想では、それは決して許されない禁忌の行為としての認識だよ。
勿論、私の言動や表現してきたものを否定や拒絶といった言動を取る人間も不特定多数居る。それを受け入れてこそ、そういった負の感情も自分の中で溜め込んで爆発させて、その感情を、自分の魂と血肉を込めて具現化した物を世に解き放ち続けるのが、私の人生の永遠に終わることの無い課題。
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