「642」再戦 ⅩⅩ
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]⛓〈元から、ヤバい素質は感じていたけど………血統という条件がある異能ですらも、気合いで身に付けるという発言が、人間という生物の規格に収まってないんだよ〉⛓[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]✡l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[精霊………いや、神と呼ばれているような存在ですらも、世の中の理に逆らう真似は出来ない………楓夏依は、気力だけで理を捻じ曲げやがったんだ]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「気力で概念だの理だの捻じ曲げられるって………ヤバくない?アイツって、そんなに化け物じみた奴だったっけ?めちゃくちゃ多方面に才能魅せまくるような奴なのは知ってるけど………努力で神様超えるって事ある?努力で神様超えたら、もはや努力じゃない何かが大きく影響してるとしか考えられない」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[持ち前のセンス、持ち前の継続力、そして………ゆみりへの強過ぎる愛情で今の楓夏依が完成されてるんだと思う]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「……………………………」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[ゆみりが思っているよりも、愛されているよ、楓夏依に]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「みたいだね」
私への、強い想いが、楓夏依をあそこまで進化させたということなのか。
首を飛ばされた長山さんは地面に倒れたが、奴等の特性である蘇生が始まらなかった。
赤間さんも新田さんも、理由が突き止められずに、焦燥感に駆られているのが遠目からでも分かる挙動だ。
あれも幻魔術の特性によるものなのか。
異能としての純粋な火力が高いだけでなく、病死などを含む自然死以外での外的要因による絶命では蘇生が発動するという難攻不落の異能すらも容易に攻略するか。
あのレイピアの素材となった、若旅さん達も、同様の力を使って蹂躙したと考えるのが妥当。
[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]༆⟬❂[嘘だろ……………椎菜が…………]❂⟭༆[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]
❮❴❪"幻魔術"…………❫❵❯
[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]༆⟬❂[·························!!]❂⟭༆[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]
❮❴❪火遁・裏紫炎印❫❵❯
楓夏依が幻魔術と火遁を組み合わせた異能を使う。
全身から黒炎を出し、その黒炎で赤間さんと新田さんを包み込む。しかし、全身を炎に包まれながらも、特に火傷と一つも見受けられなかった。
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[………………内部から焼くつもりか]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「あー、そういう感じね」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[本当に、器用な真似を………本格的に敵に回さなくて良かった相手だ………]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]




