「638」再戦 ⅩⅥ
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[………………!?えっ…………あのレイピアから…………オルフェーヴルと、ゴールドシップ………そして、多分……ドリームジャーニーの気配が………!!今さっきまでノイズみたいのがあって分からなかったけど………間違いない………あのレイピアから………奴等の気配そのものが…………]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「…………………えっ、ほ、本当だ…………な、何で…………?」
[̲̅ᛗ̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]⛓〈まさか…………殺して………その死体からレイピアを作り出したのか………?確かに、受肉した精霊の死体を使った武具の前例はいくらでもあるけど…………まさか、よりによって…………あの3人の………?〉⛓[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]✡l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
仮面の女の手に現れてすぐには分からなかった。あのレイピアからは金倉さん、今浪さん……そして、ドリームジャーニーの精霊化した存在である若旅さんの3人の気配がする。
若旅さんの方については優里の推測混じりではあるものの、同種への感知能力も高い優里が言うならば、ほぼ確定と見なしていいだろう。
そして、この気配………すぐ目の前に居るかのような濃いものだ。
❮❴❪見覚え………ありますよね?同種、同胞………血の繋がった存在であるならば、もう分かるはずです❫❵❯
「………………あっ、この喋り方…………楓夏依だ。仮面で声が加工されてて声自体は全然違うけど……………あの喋り方は楓夏依だ……!!」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[えっ、マジで楓夏依なの···············?あんな感じのこと言うタイプだったっけ?]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「多分、言葉選びも周りから悟られないようにするためだろうけど………それくらいで私が楓夏依のことが分からなくなるなんて事はないよ」
[̲̅ᛗ̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]⛓〈声質も全く違っていて、言葉選びまでも変えているのに………唯一残った口調や僅かなイントネーションの差異だけで特定するとは………どんだけ大好きなんだよ〉⛓[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]✡l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「ある程度の未来を見据えていたとは言え、[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]に楓夏依達を置いて後悔して、たまに夜泣くくらいには好きだよ」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[後悔と挫折はしない方がいいとは言っても、しなかったらしなかったで後々になって悪い方に響いてくるから、私からは何とも言えんな………]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
楓夏依………もっと、落ち着いて二人で話せる場面での、久し振りの再開の形であれば良かったのに。




