「606」 BATTLE FOR L'ARC DE TRIOMPHE ⅩⅩⅩⅩⅠ
[̲̅O̲̅][̲̅o̲̅]☣☣【х̥ͦ⟬お前達は休め。後始末はこちらで可能な限りやっておく。お前達がそこまでして逃げ帰ってるようなのが相手なら、どこまで対策を打てるか分からないが⟭х̥ͦ】☣☣[̲̅o̲̅][̲̅O̲̅]
「ありがとうございます。すみません、後始末を丸投げするような形で」
[̲̅O̲̅][̲̅o̲̅]☣☣【х̥ͦ⟬気にするな、組織への貢献度を考えれば、これくらいの恩返しでは釣りも出るところだ⟭х̥ͦ】☣☣[̲̅o̲̅][̲̅O̲̅]
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[さっきまで息切れしてたのに、タバコ吸うなよ]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
[̲̅ᛗ̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]⛓〈タバコうめぇ〉⛓[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]✡l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「煙で一息」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]⛓〈ゆみり、灰皿無いから貸して〉⛓[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]✡l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「あいよ」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[ここ、禁煙なの知ってんだろ?]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
[̲̅O̲̅][̲̅o̲̅]☣☣【х̥ͦ⟬優里、そうカリカリするな。裏方で十分な動きをしているからこその繋がった命だぞ。お前は中村に何度も命を助けられている。禁煙の場所での一服くらいで気を荒立てるな⟭х̥ͦ】☣☣[̲̅o̲̅][̲̅O̲̅]
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[まぁ、いつもの事だから気にしてはないけどさ…………だとしても、だよ]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
私は座り込んだまま、立ち上がる気力が湧かずに一服を始める。胡座をかいてはタバコを加えて、火を付け終わってから携帯灰皿を取り出し、手持ちに灰皿を携えてなかった齏懿蕐と共有する。
優里は禁煙の場所で煙と一緒に呼吸している私と齏懿蕐へお咎めの台詞をぶつけたが、上役様に優里の発言が咎められてしまったので、呆れて自分も座り込んではスマホをいじり始める。
四六時中、喫煙者が横に居る状態で、特に煙の臭いにも嫌悪感を示しているわけでもないのに、タバコを吸いたいと言い出さないのは珍しい。
私か齏懿蕐が1本吸わせようとしても、意地でも断る。「受動喫煙だけで十分だわ」という……私自身が喫煙者だからなのか、一呼吸置いても理解出来なかった言い分を放ってきたこともある。
そして、今もさりげなく優里にタバコを勧める。しかし、耳を引き絞っては声色にドスを効かせて「要らねぇよ」と食い気味で拒絶を見せた。
そこまで機嫌を悪くなるようなことをした覚えがない。タバコの煙が嫌なのか、嫌じゃないのか、ハッキリしてもらいたい。
気を遣うなって言っておきながら、内心は使ってほしいという「妖怪サッシテホシイダケ」は一番の有罪。
何かあるなら言わなくては伝わらない。私はドラえもんでもエスパー魔美でも無いのだから。




