表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23862/24339

「600」 BATTLE FOR L'ARC DE TRIOMPHE ⅩⅩⅩⅤ

[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]༆⟬❂[・・・・・・・・・・・・・・]❂⟭༆[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]


[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]༆⟬❂[…………………ん?]❂⟭༆[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]


「……………えっ、今の気配?」



[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]⛓〈いやいや………気のせい、でしょ?〉⛓[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]✡l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]



私も嘘だと思いたい。


大聖堂で殺したはずの、今浪さんの気配がしたのだ。確実に首を切り落として絶命したところも確認した。


切り離された胴体と頭部の切断面からは血が吹き出し、ここに来る前に跡形も無く焼き尽くしたはず。


精霊化しているとは言え、肉体そのものは人間であり、寿命がほぼ無いに等しかったとしても、寿命が無いだけで病死や他殺などによっては人間と同様に死に至るという特性がある。


優里も齏懿蕐も同じ特性である。優里の方が生まれの種族的には少し格上というだけであって、本質的にはそこまで大きく変わらない特性を持っている。


不老ではあっても不死ではない肉体であるはずなのに、何故………不死という要素までも持っているのか、という超常的な話になってくる。


偶然、気配が全く同じな奴が近くに現れたと考えるくらいしか…………だとしても、ここまで死んだ存在と全く同じ気配を出すことは不可能だ。


クローンであっても、全く同じ人生を歩むわけではないので、そのバックボーンや環境により、感知できる気配というのはオリジナルとは似て非なるものとなる。


ので、クローンが存在しているから気配も同様なものを感じた………という理屈は成り立たない。


今までの依頼の中で、クローンとオリジナルの討伐依頼……[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]に対してのバイオテロを目論む連中の技術によって量産されたクローンの掃討作戦の時も、見た目や能力などはほぼ同じだったが、感じられた気配そのものは個々の存在を明確に識別出来る程度に差異が生まれていた。



その経験があるからこそ、今浪さんの全く同じ気配を感知してしまったことが、どういう理屈なのかが全く導き出せないでいる。


ゴールドシップ………確かに、気性難揃いのサラブレッドの中でも、特にズバ抜けて気性が荒かったとされていたとは聞いている。


気性が荒いことに加えて、馬とは思えないほどの知能の高さを有していたらしい。人間で言うならば、ギフテッドにあたるような存在なのだろう。


競走馬時代では、凱旋門賞にも出走経験もある。それ以外にも日本の最高峰のレースにも数々の成績を残している名馬という一面も備えている。


まさに、天才とも天災とも呼ばれる"白い悪魔"。


精霊化をしてもなお、誰にも予想出来ない生き様を晒し続けるのか。流石………という言葉で片付けたくはない存在だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ