「592」 BATTLE FOR L'ARC DE TRIOMPHE ⅩⅩⅦ
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[………………な、何が知りたいんだ…………?]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「ちょっと場所を少し移動しましょうか。ここだと話しづらいので」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[…………分かった]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
意外と素直で助かった。
私とその女の現在地は、通りから外れている枝道とは言えども、少々人通りが多い場所ではあった。
この場所で話し合いを続け、交渉の決裂が確定した場合………それ以前に、話が通じずに話し合いそのものが出来なかった時には、その場で死体にしなくてはならない。
あまり、余計な騒ぎを起こしたくない私にとっては、人気の無い等しい場所で話し合い、内容次第では対象を殺す。
話したところで、有力な情報とは思えないもの、話し方などに不信感を募らせる要因があった際にも同様に私の匙加減で殺すことになる。
色々な人達の仕事の繋がりがあるため、こういう場面でも雑な仕事がやりづらい。殺しの仕事は言え、程度を弁えた丁寧な仕事をしておくべきだ。
複雑に絡み合った繋がりというものは、いつどこで信用問題を下げる要素が発生するのかは予測しきれないところがある。
予測出来ないならば、少しでも気を遣っているところを表面化した振る舞いで仕事するしかないだろう。
とりあえず、今出来ることをしては………齏懿蕐や優里と同じように馬耳と尻尾を生やした女を自分の後ろにつけ、ノートルダム大聖堂まで同行させることになった。
近場での人気のない場所を探したが、路地裏や枝道にはそこそこの人の往来があるため、何かあった時の殺しの作業が行えないと判断したことに加えて、遅かれ早かれ大聖堂には足を運ぶことにはなる。
2人にも急遽私が大聖堂へ向かうことをチャットアプリで伝え、女の転移スキルによって大聖堂の中へと移動した。
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[こんにちは。ゆみりから連絡来たから急いで先回りさせてもらったよ。貴女の名前は…………今浪友紀だよね?2000年前に芦毛の暴れ馬として名を馳せたゴールドシップが精霊化したと噂の………かなりの気性難というか、人嫌いで何かと問題の多かったサラブレッドであったらしいが··········苗字の今浪、という名前を聞く限り……当時の厩務員の人への思いをずっと抱き続けているのは、情報としては理解しても、なかなか面白いタイプだなって思うよ]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]༆⟬❂[永野………優里…………!!]❂⟭༆[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]⛓〈私も居るけどね〉⛓[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]✡l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]༆⟬❂[揃いも揃って…………凱旋門賞後で疲弊していると思いきや、そんなことは無さそうだな]❂⟭༆[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]




