「206」鏖殺の森 ⅩⅣ
「ずっとはやろうとは考えたいなくても、ずっとやりたいとかって馬鹿なことを本気で考えているように見せるのも、それが演者として夢を与えている限りは続けるのが筋でしょう。それがたまたま受け入れてくれる人達が居たから伸びているだけです。私の力はそこまで関係はしてないですよ」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…なかなかの悪人ね?貴女も。だからこそ、私が出した道標となるクイズも容易く解けるのかもね。意外と私と貴女は似てるところがあるわ。貴女も貴女で性悪の部分が結構強く出てるのかもしれないわねぇ〜?…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]][̲̅ᛗ̲̅]
「性悪だから、万券でぶん殴られても真顔でありがとうって言えるんですよ」
「スパチャを万券でぶん殴るっていう言い方にすんなって」
「札束と言葉のナイフをガワという鎧で受け止めるのがVTuberだよ」
「それが出来るのが、素の性格でやれている人間だけだよな。少しでもキャラ作ったりすると、どんどん病んでいく」
「だからこそ、CRY.STi⟬A⟭LLIZATION2期生が会社あった時代は一番元気だったのかはあるかも。でも、今の私達が一番元気なのはあるかも。CRY.STi⟬A⟭LLIZATIONよりも[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]の方が自由度高過ぎてヤバい」
「演者女だけしかいない事務所で演者が演者に手を出すっていう事案を真っ先に引き起こしたゆみりが言うと、なんか嫌だな………」
「誘ったの、私だもん」
「可愛いは正義」
[̲̅ᛗ̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…ちなみに、私達の拠点の中に入ると、貴女達の姿は全世界に配信されるようになっているわ。例の工場の時のように………その姿を晒すことになるわよ?…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「わっかりましたー」
「また配信されるのかよ…………」
「チャンネル登録者数伸びるから良いって思わなくちゃやってられん。マイナスに捉えると、メンタルボロライバーになっちゃって、色々と大惨事を招くことになる」
「ボロライバーだの大惨事だの…………その、何かが気になるような言い方をするのは良くないんじゃないのかな?」
「えっ?」
「えっ?じゃないの」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…この呑気さが、本当に腹立たしい………!!…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]][̲̅ᛗ̲̅]
雑談が多くなってしまった。
ここらで閑話休題といきましょうか。
早いとこ、クソババアが提示しやがった問題を解かないとな。
改めて問題文をしっかりと読み込む。
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]……[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
13人の子供が導かれた
天国への扉
三色の大きな旗を持って
緑に染まった草原を踏みしめていく
4つの暗闇の試練を抜けて
天を仰ぎ
大地の力を頼りにして
4つの大きなと小さな試練を繰り返す
綴ったあの日の手紙は
4つの伝説を残したことを記し
始まりと終わりの清き物語とする
・・・・この日本語の答えは?・・・
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]……[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
····················多分、この問題も数字が何かのヒントになっているはず。
13と、4が3つ……………これが鍵なのは間違いない。それと、この改行にも何かしらの意味が含まれいるのだろう。
日本語の答え………この記述を最後に入れたって事も引っ掛る。
・・・・・・・・・日本語以外の見方もしてみるか。
13……サーティーン
4……フォー
天国………ヘブン
緑………グリーン
英語だと、ここら辺の単語くらいしか英訳出来ない。最後の方の綴るというのは………文字って事か?
文字という単語の英訳が分からない。
三色の大きな旗………天国の扉……4つの伝説………13人の子供………緑に染った草原……
・・・・・・三色、大きな………
「あっ!!」
「どうした?」
「これ、麻雀だよ!!」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…·············································チッ…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「ま、麻雀?何で?」
「最初の「13人の子供」っていうのは、おそらく「13人の孤児」……サーティン・オーフェンズ………国士無双の英訳を表しているんだよ」
「······························あぁ、なんかそういうのもあるらしいね」




