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「193」鏖殺の森









___ヒュォンッ………!!!!ガキィィィンッ!!!!










「おっ…………?」



鉄の…………槍?


森の中から鉄の槍が私の首元目掛けて飛んできた。 結界によって弾かれて、飛んできたやりは宙を舞いながら地面に落ちていった。


タバコを咥えながら、足元に落ちている槍を見つめる。その槍は落ち葉と同じように腐食が始まっている。


飛んできた槍は…………この木から切り出して加工したモノということになるのか。枝をへし折って、それをそのまま使っているわかでもない。しっかりと槍として形が整えられているものだ。


私に向かって飛んできた瞬間に腐敗が起きたということは………防腐加工はされていないのか?


それとも、加工の段階では腐食を防ぐための工程が存在して、実際に武器として私達に攻撃する時には、その腐食性を利用して、対象を殺害した後に、すぐ処理出来るという扱い方をしている………ってところか。


ある程度の速度で射出すれば、大抵の人間は仕留める事が出来……尚且つ、仮に防がれたり避けられたりしても、飛ばした武器がすぐに腐食して使い物にならなくなれば、対象に再利用されることも無い。



素材としての最大のデメリットを、見事にメリットに変えやがったか。上層部の人間の皆殺しだけではなくて、美香や美咲までも殺すことが出来たというのが…………何となく、理解出来たよ。



[̲̅ᛗ̲̅][̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…うーん、やっぱり防ぎますよね?…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]






____シュゥゥゥゥ………パチパチパチパチ………






「·························もう、無くなりかけている。さっきの槍」


「更に腐食が進むように加工しているのかも。これだけの素材が生い茂っていて、武器としての加工の技術も安定しているのならば、いちいち資源をケチる理由も無いから、こうやって1回きりの使い捨てということが出来るのかもね。その方が効率も良いって判断でしょ」



[̲̅ᛗ̲̅][̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…ふぅん、なかなかの観察眼ですね。流石と言ったところでしょうか。やはり、伊達に伝説と言われているだけではない………ということですか…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]



「VTuber界隈においての伝説なんて、たかが知れてますよ」



[̲̅ᛗ̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…···············何千年の時を超えても、人々の記憶に刻まれ続ける………それは決して、全ての世界の人間の認識を超える伝説………神にも等しい存在とも言えるでしょう…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]][̲̅ᛗ̲̅]



「神………?フフッ、ハハハハハハ、そんな大層なもんじゃないって言ってるじゃないですか?私は別に、神様になりたいわけじゃないです」



[̲̅ᛗ̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…まぁ、何でもいいでしょう。…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]








____バシュンッ!!








「「「「··················································!!!!」」」」



目の前に石像が現れた。直立して、胸の辺りで両手を合わせている………人型の像で、頭がカマキリの不気味な像。


異能が発動する気配も無く、地面から出てきたわけでもなく、何も無い場所から突然現れた。


乳白色の像…………まさか、この森から取れる大理石を加工して作ったのか。石像を見ると、地面と接している部分からゆっくりと腐食が始まっている。







___ヴヴヴヴヴヴヴ………









「ん?何?」


「石像の腹の所から……ラミネートされた紙が出てきた?」



プリンターのように出てきた、ラミネートされているA4サイズの用紙。そこには文章が書かれていた。ご丁寧にも日本語で。



「…………【5,7,8に全て該当。(つち)(かね)()(みず)のうち、要らないものは何?】···············はぁ?問題?」



[̲̅ᛗ̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…君達には解けるかな?…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]



「馬鹿らしい。進むよ」







___キュゥゥゥンッ………!!!!








[̲̅ᛗ̲̅][̲̅[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…ちょっ……………!?…[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]][̲̅ᛗ̲̅]



「✠✞✟☩✙✚ХЙХ……ФМᐯЙᗯП✈аЫ✈✣ЧЙЙПе✈✈ЙП・・・・✛☦☨☥✝✜ⓛⓛⓛЧ✣……[̲̅R̲̅][̲̅e̲̅][̲̅c̲̅][̲̅o̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅e̲̅][̲̅c̲̅][̲̅t̲̅][̲̅i̲̅][̲̅o̲̅][n]……"|✠✞✟☩✙✚✛☦☨☥✝✜.ⓛⓛⓛ《全てを枯らす、死の砂漠》"」




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