「181」山犬と化け猫 Ⅳ
____ズズズズ………ベチャッ………!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]【ぁぁ………………豐穣熾………カレン…………】[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「………………………フゥ」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]【·························これが、配信者の、あの伝説のアイドルVTuberの………CRY.STi⟬A⟭LLIZATION2期生のエースの…………本性か】[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「………偶像に理想を求めるなっていうのは、散々のように言ってますよ。現実ならいくらでも受け入れるけど、理想は私は要らないって何度も配信で言っていましたよ」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]【他人に夢を売る仕事をしている人間とは思えない発言…………ケフッ……!!あえて、即死にさせずに、こうやって最期の言葉を言わせようとするあたり………配信者というのは、なかなかに人格が歪んでいるのが多いのは、確からしい………】[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「コソコソと陰から女の頭を撃ち抜こうとする奴等に言われたくないんですけど。二足歩行しているだけ、何となく人型をしている鳥の化け物が」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]【…………………………………】[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「死ぬ前に、余計なことを言ってストレス溜めさせんなよ…………頭痛が悪化するだろうが……………!!」
ᚪ̥ͦ[̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅][̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅]✬ᚪ̺͆アォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオんっ!!!!✫ᚪ̺͆[̲̅ᛞ̲̅][̲̅ᚴ̲̅][̲̅ᚵ̲̅][̲̅ᚺ̲̅]ᚪ̥ͦ
「うっ…………」
ミーシャの咆哮が鼓膜から伝わって脳を思い切り殴ってきた。あまりの声量に耳がおかしくなるかと思った………
····················いや、本当にマズい。
意識が····················飛ぶ……………
····················_____
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「………………………………うぅ」
ミーシャの咆哮を聞いて、その後すぐに意識を失い、次に目を覚ました時にはホテルの自室の寝室に居た。
見覚えのある天井に、体に馴染んでいる掛け布団とマットレス。
いつから寝ていたのかは分からない。私は枕元にスマホがあるかを確認するため、少し体を起こす。体を動かしてみたところ、特に体には痛みなども無かった。偏頭痛や視力の低下も回復していた。
体の事で気になると言えば、口の中がタバコの影響でタールの味が貼り付いているくらいか。
喫煙者にしか分からない…………タバコを1日1箱前後吸うと、肺の中に残っているタールの残留物のようなものが口の中に溜まって、それが口の中を占領する。
それが地味に不快感を覚える要因になる。喉の乾きも異常な程感じる。一度禁煙した身でもあるため、その時の寝起きの体調と比べると、タバコを再び習慣化させた今がどれだけ不摂生なのかが分かる。
体が毒されていっているのが分かるな………とは分かっていても、寝起きはどうしてもタバコを欲してしまうのが、喫煙者の性というもの。
喫煙者全員とまでは言わないが、決して少なくない割合の人数が、寝起き一発目はタバコが吸いたくなるというのは共感出来る事だとは思っている。
タバコと………その相方として、冷たい紅茶でも飲もうかと思ったところで、ベッドから出ようと、スマホを充電器から外してベッドから出ようとした時…………私の右手に何か柔らかいものが当たる感触があった。
その何かは、すぐに分かった。
完全にオッパイだ。私の手のひらに吸い付くような…………そこまで大きくはないオッパイが、私の右手にある。
そのオッパイの持ち主は·························ミーシャだった。いつの間にか、私の部屋で寝ていることが多いオッパ………ではなくて、ミーシャ。
最近になって、私の部屋で寝泊まりすることが本当に多くなった。ここ直近1ヶ月に関しては、私のパソコンに勝手に自分の配信データを入れて、私が配信をやっていない時に適当な雑談配信をやったりしている。
自分の家、事務所、私の部屋という3ヶ所の配信部屋を作っている訳だが…………最後の1ヶ所については、私は何も許可を出していないが、いくところまでやってしまっているのでどうでもよくなってしまっているだけ。




