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「172」久遠










∞∞∞∞∞∞









社長失禁事変(笑)から3ヶ月程が立ちました。


外は雪が降っていて、北風も吹いているというのに、気温そのものは何故か高いという異常気象に見舞われている本日。


今日だけではなく、ここ最近続いている異常気象ではある。


社長失禁事変(笑)の1週間も経たないうちから気候が乱れ始め、最初は違和感を軽く覚える程度だったところから………今のような明らかに異常過ぎる天候になってしまっているのだ。


気温は30℃手前と行ったところか……日本の時では考えられなかった、雪が降っているところに薄着で飛び出すのが丁度いい服装という、自分の頭も体も心もおかしくなりそうな環境。


インナーの上に上着を一枚羽織る程度の格好でも一切寒くはない。雪と北風が自然の冷房となって心地良いが…………初めての体験に、まだ少し理解が追いついていない。


この世界にずっと住んでいるミーシャやレムリア達も理解できない事態であるのだから、転生者である私達が理解できないのも無理は無い。分からなくて当然というところだ。






___ザッ………ザッ………ザッ………









「うわぁ………雪やん」


「気温自体は高くて暑いくらいなのに、北風と雪の影響で、体が何だかおかしくなりそう」


「めっちゃ積もってるし」



今は総督府の前の広場にて楓夏依とレムリア、ミーシャの4人で、美香と美咲が来るのを待っている。


2時間くらい前にクエストに行ってくると行って、2人で総督府からもホテルからも離れた場所の遠征に向かっている。


そこまでリスクも高くない仕事で、場所が遠いからという理由で、高難易度クエストという括りでは無いのに、かなりの報酬金が貰えるという美味しい仕事を受注出来たと言ってノリノリで向かっていった。


そのクエストが終わったら、私達6人………実際には3人1組2グループに分かれての、色々と散策をしていこうという流れになっている。


一応は総督府から[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]に直接来た緊急クエストということもあって、美香と美咲が受けたクエストの倍の報酬が設定されている。


かなりの高額の報酬金のため、何か危険が伴うのか?ということを社長に問い合わせしてみたら、総督府からも危険度については応答無しとの事。


······························答えられないってことは、どうなるか分からない可能性しか無いのか。


まず、何も無いわけがないから…………私達が思っている以上の何かが起きてもおかしくはない心構えではいる。



心構えは出来ているので、あまりストレスがメンタルに掛かり過ぎないようにするために、4人で雪合戦をしている。


気温が高いので、手袋せずに雪を掴んでもそこまで冷たいとはならない。冷たさが逆に気持ちいいくらいのもの。



「おるあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」







___ヒュンッ………!!!!









「危ッ………………!!」


「楓夏依の雪玉、マジで危ないんだけど!!めっちゃ硬くなっているし、速度もエグいし………あんなん当たったら軽傷じゃ済まないよ!?」


「頭とかに当たったら、高確率でピーポーピーポーだよ」


「即死にならないことだけを祈ろう」


「ぶるあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」







___ヒュッ………!!バシュンッ……!!!!










「あっ?」


「えっ?」



楓夏依が私に向かって投げてきた雪玉が目の前で消えた。誰も何もやっていないはずなのに、楓夏依の魔球が本物の消える魔球になってしまった。



「えっ?えっ?なになに?」


「楓夏依の魔球が本当に消えた………!?」


「やべッ、ガチのチェンジアップしちまつまた」


「ふざけたことを言ってる場合じゃなくない?」








___バヂバヂバヂバヂ……………!!!!












(···································えっ、この気配………)



☣⚣︎༆::::::[̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲̅]❮❴❪···································ゆみり❫❵❯[̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲::::::༆⚣︎☣



☣⚣︎༆::::::[̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲̅]❮❴❪楓夏依………………❫❵❯[̲̅l̲̅][̲̅l̲̅][̲̅l̲::::::༆⚣︎☣



「あぁ……………なんか、ヤバい感じか」


「・・・・・・・・・・・・・ゆみり、楓夏依。これは………………さすがに、予想外過ぎるよ······························」


「んー、まぁ…………予想外ではあるけど、想定外では無いかな?いずれは、こういう戦いもあるだろうなって思ったりもした。ただ、タイミングが考えているよりも早過ぎたことが予想外ってなくらいかな」










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