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「161」幾千年の時を駆けて


今は私達は、事務所の配信部屋で2期生4人で集まって、次の配信等の打ち合わせを行っていた。リアイベなどを行うのか?などといったことも同時に話し合っている。


楽曲作り、歌ってみた関連の選曲などの段取りも組まなきゃいけないとなると………それだけでいくらでも話し込めるほどのボリュームの仕事がある。



まぁ、仕事量が相当なだけで自分達が好きなように彩れる仕事なので、何の苦もない。CRY.STi⟬A⟭LLIZATIONよりも遥かに忙しくしているのにも関わらず、気持ち的にはそこまで忙殺されているという感覚にはなっていない。


勿論、しっかりと睡眠と食事は摂っているので長時間労働を延々と繰り返しているわけではない。


事務所の仕事を手伝わないというだけで、その時間を自分達のやりたい事に全部充てられている。

報酬の取り分もCRY.STi⟬A⟭LLIZATIONの時よりも正直に言うと上がっているところもある。


なので、決してやり甲斐搾取によって労働をさせられているわけでもない。前世と比べて普通に体とメンタルの調子がすこぶる良くなっている。



「前世の時に悪の道に入っていたから、遠慮する」………なんて事をやっていたら、確実に前世の時の二の舞になっていたところだ。


「お前が言うな!!」を言われ過ぎないようにすることは、自分の人生を終わらせる一歩になるという未来を実際に過去の経験として味わってきた。


社長だけではなく、[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]の運営側に良く思われなくとも、自分の決めた道は貫かないといけない。


配信中の喫煙やCRY.STi⟬A⟭LLIZATIONの話については制限される所だったが、それも「うるせぇ!!」と散々のように突っぱねっている。


お前らの道理を受け入れるつもりは無いが、こっちの無理は通させてもらう。ならば潰すというスタンスを理解させているから、どこかのタイミングで何も言わなくなってくると思われる。


仮に言われ続けたとしても、私は私のスタンスを変えない。



私···············だけではないな。私達だな。



「じゃあ、今後の流れをおさらいしていくと………8期生の方の配信は、しばらくは各々で適当に配信やらショート、歌ってみたとかも充実させていくとして。2期生の方は互いのチャンネルに顔出ししながら、バラエティ要素を入れ込んだ企画物、各々一人でやる企画や配信の半々で進めていくって感じかな?」


「うん、オリ曲の方は私が過去に取っておいたのを引っ張り出すよ。YouTubeだけじゃなくて、Googleアカウントも生きてて、ドライブに保存したままの歌詞が残ってるから。それを使えばいい」


「ちな、何曲くらいあんの?」


「少なく見積もっても30曲分以上はある。50までは…………無いかな?ってくらいじゃない?」


「めっちゃ書いてるやん。いつの間に作ってたんだよ」


「ヲタクはそういうの凄い得意だから、隙あらばカキカキしてる。でも、パパッと書いてあるヤツばかりだから………クオリティは期待しないで?」


「ある程度のクオリティになってれば、後はブランド力が何とかしてくれるべ」


「意外とテキトーなところあるよな………お前って」


「ブレないよねぇ…………でも、デビュー当時からオフでの話し方っていうのは変わっていないのが私らでもあるよね」


「初めましてから3ヶ月くらいから、今までずっと基本的に変わってないよね」


「10代の頃の垢抜けない感じの楓夏依は可愛かった。その頃から筋肉ガチムチだったけど」


「ねぇー、そういうことを言うと私が北斗の拳に出てくるキャラみたいな妄想をする読者(ヤツ)出てくるやんか!!」


「読者をヤツとか言うもんじゃないぞ?何かあった時に一気に減るんだから」


「com.みたいになるよ」


「それは…………アカン」


「オワコンオワコン言われてるけど、なんだかんだでガチ恋している馬鹿JK共と制服着た雄猿が支えているから何とかなってる」


「止めろ止めろ。本当に炎上すんだろうがよぉ」


「ゆみりのそういうところが好きだわ」


「ゆみりは配信中でもオフでも本当に変わらないテンションだもんね」


「リスナー、誰も信じてねぇけどな。すぅぐ「そういうキャラ作りだろ?私、嘘つけませ〜んキャラを演じてんだろ?」っていう………対面で喋ったら、モチャモチャモチャモチャ滑舌悪くて何言ってっか分かんねぇクソ豚が言ってんなら何にも気にしねぇわ」


「[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]の社長とリスナー、どっちが嫌い?」


「どっちも」


「返答が早い」


「仕事相手に、いちいち一喜一憂するわけないでしょうが」


「確かし髙橋海人」


「キンキンぷりぷり」


「書籍化する頃までに"元"になってないといいけど」


「はい、それはティアラ(キンプリファンの公式名称)を敵に回したよ?ティアラの治安悪いんだから止めとけって」


「楓夏依もゆみりも、物語の外まで炎上させるようなネタをやらんでほしいわ」

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