表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23307/24165

「146」DECEIVING of GLUTTONIY ⛓「FIFTY-SEVEN」⛓


「楓夏依さん、何を言ってるんですか?」


「本当に何言ってんでしょうね?」


「楓夏依、何か変なものでも食べた?」


「私が食べたの、この茶菓子くらいなもんだよ」


「その言い方だと、私の茶菓子が変なものみたいな言い方になるじゃないですか!!そういう言い方をするのは止めてもらってもいいですか!?」


「そんなに怒ることでもないですって」


「怒りますよ!!そんなん!!」


「てか、カレンのチャンネル登録者数………1100万人越えてるんだな。普通に大人気VTuberになっちまってるじゃん」


「私もビックリした。しかも、今日のミラー配信のアーカイブの再生回数も、もう80万回再生されてるもん」


「流石はゆみりさんですね!!」


「私も赤スパ投げておきますね☆」


「投げなくていいですって…………」


「チャットだけじゃなくて、コメント欄でもスパチャが飛びまくってるじゃん。赤スパも普通に飛んできているやん…………うわぁ···············これが豐穣熾カレンの力というヤツか…………恐ろしいや」


「バーチャルキャバ嬢のトップ」


「女VTuberをバーチャルキャバ嬢っていつのは良くないって」


「色々なところで陰ながら言われてるくない?バーチャル・キャバクラとか…………そういうニュアンスで」


「って言われておりますけども」


「確かに、キャバクラよりも質が悪いような気がしなくもないですがね。キャバクラならば、普通に会話したり、お酒を注いでもらいながらも、金さえ払え普通に楽しく女の子と話したり…………キャバクラでなくとも、レンタル彼女とかの方でも、そっちの方が楽しいのでは?って思います。アレに関しては完全に疑似恋愛を商売としているので。勿論、ホストとかレンタル彼氏というのもありますから…………わざわざVTuberに何万円も払って、適当に会話を流されるくらいならば、そっちの方に使った方が良くない?という事になるのは、貰っている側の私達ですら思いますから」


「どーせ使うならば、と言ったら………そっちの方が費用対効果を見た時に、VTuberなんかに金を投げるよりは余程自分にとってもプラスになる気がします」


「そういのは疑似恋愛体験というコンテンツを買うために金を支払ってますけど、VTuberのスパチャなんて、ただ単に金渡しているだけっすからね。あくまで、YouTuberから活動者にコメントを読まれやすくするための枠を買うためとは言っても、個人勢ならばスパチャの7割くらいは自分の懐に入ってくるだろうし」


「本当にドブに捨ててるのと一緒なんだよな………スパチャっていうのは。本気で応援したいっていう気持ちは分かるんだけど………スパチャという還元方法はどうなのかな?って思ってしまう」


「グッズ買ってくれた方がいい気がする。ライブとかもあるんだし。オンラインライブのチケットを買ったりして………っていうのもあるわけで。普通のアイドルとかアーティストはそうやって利益を生み出しているわけで。スパチャを生活費の一部にしようなんて考えているのは居ない」


「収入形態が無茶苦茶なシステムだからこそ、余計に叩かれやすい業種ではあるっていう感じですよね」


「顔も出さずに、話しているだけでスパチャという収入を貰って…………好きなことをやったり、歌ったり…………これといったリスクが無いように見えるからこそ、「喋ってるだけで金貰える楽な仕事」みたいな認識なるのは仕方無いと思いますよ。私だってVTuberになる前は、VTuberに憧れながらも「喋って金貰える楽な仕事」って思ってましたもん。今でも思ってますし」


「正直、誹謗中傷を気にしなければ楽に稼げでしまいますからね。ただ、誹謗中傷に耐えられなくなった人達から脱落していくので、結局は…………ってところはありますが」


「まず、組織に溶け込めないで配信業に逃げてきたようなのも多い中で、いざ組織に入ったところで上手くやっていけるわけもないですよ。CRY.STi⟬A⟭LLIZATIONの時もそうでしたし。私達の後に入ってきた奴等なんて、本当に遊びに来ているような状態が当たり前みたいなのを多かったですよ。明らかにクソガキみたいなのが、それが自分よりもずっと年上だったりするので。そして、自分のチャンネル登録者数が伸びていって、完全に自分の実力を勘違いして、その自慢を外部に話して情報漏洩でクビになった馬鹿も居ます」


「私達VTuber……大手事務所のVTuberっていうのは、私達が凄いんじゃなくて会社が凄いだけですからね」


「自己紹介する時に[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]の中村ゆみりです!!って言えば、「今一番大手のV事務所の[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]!?」ってなりますから。………そこに、自分自身が入っていないことに気付いていない奴が多い」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ