❆【420】❆ ペンは剣よりも強しって、現代のために生まれた言葉だよね。SNS時代だからこそ。
「うーん、確かに。綾音の言うことって結構当たるけど、別に………たまに居る、色々な流行り廃れが分かる人っていうだけなんじゃないの?売れっ子プロデューサーとかってそうじゃん。かなりの高確率でヒットをバンバン出していく敏腕プロデューサーって、10代の頃から色々と凄かったって言うじゃん。そういうのじゃないの?」
「それもあるんすけど、そこに更に綾姉とか松にぃは………経験が乗っかってる感じがするんですよね。50年くらいの経験を謎の方法で先取りしてるかのような、物の見方をしているような気がするんすよ」
「まぁ、人間色々だからね」
「それもそうね。異世界だの臨界だのっていうのがあっても、流石にラノベみたいに前世とかっていうのは無いもんね〜。いくらなんでも」
「そんなのまであったら、ガチで世界が終わると思うよ」
「確かにぃ〜。綾姉と松にぃの場合は普通の前世じゃなくて、もう一度同じ人物の人生を歩んでる感じがする。じゃないと未来予知みたいにならないしね」
「環奈の妄想って本当に凄いよね。創造力豊か過ぎるわ。小説でも書いてみればいいじゃん」
「最近、ちょこちょこプロットみたいのを考えてる。いえーい」
「他人に対してそこまでの妄想語れるんなら、マジでクリエイター向いてんじゃね?松岡君と似たようなもんだし」
「表舞台に立てなくなった時用に今のうちからクリエイターの方にも力をバチィッ!っと入れておかなきゃっすね!にゃはは」
・・・・やべぇ……!!
おい、環奈の洞察力が怖過ぎるんですけどぉ……!!流石に現実的じゃない話だからって誤魔化せたけど、何で私達が前世で結構な人生を歩んだ上で、もう一度同じ人間の人生をやり直して生きているみたいな………「死に戻り」的な状態になっているっていうのを読み取ったの?
いや、ほんとに、ガチで焦ったんだけど。脇汗と手汗が止まらないんだけど。
パーカーの下に着ているインナーの脇のところが汗でビショビショになってるんだけど。季節的にも寒くなっている季節で、空調無しで少し肌寒いくらいの屋内なのに、冷房の調子が悪い夏場の屋内に居る時くらいに汗が出てきている。
人って本当に予想外のところから焦燥感に駆られるような事があると、有り得んくらいの冷や汗が出てくるんだな。フィクションとかことわざだけかと思ったよ。本当に変な汗っていうのがドバドバ出てきたよ。
後、こういう時に出てくる汗って変な臭いしない?ワキガじゃないんだけど、常温で2日くらい放置したヨーグルトみたいな臭いしない?
洗濯する時に臭い嗅いだら「うわっ!」ってなるくらいに酸っぱい臭いがする。マジで発酵の向こう側の一歩手前のヨーグルトって感じの臭いがする。分かりづらい説明なのは許して。
運動とかした後に出る汗とかと違って、明らかに身体の調子が悪くなってんだなっていう臭いの汗だもん。アポクリン汗腺って言うんだっけ?よく分かんないけど。
マジで脇からヨーグルト出てきてる。透明なヨーグルト。ヨーグリーナ出てきるわ。




