寿司男とコンビニ姫
毎週休みは、お寿司屋でバイト!青春も恋もなく、寿司の匂いが、染み付いた。
朝8時~夜9時まで、ずーと立ち仕事だ!
最初のバイトで、もう1年以上してるし、行くのが飽きてきた。
最近、同じクラブの女の子が近くでコンビニバイトしてると聞いた。
行ってみるか
自転車で5分くらいやった。
コンビニ入って、あれ?いない、
奥の扉から段ボール持った店員さん!
「ええとこきたやん、はい持って」
「ええっ」
「ええから、持つ!」
強く言われると、断れないのが、僕のええとこで悪いとこ。
店員さんは、同じクラブの女の子でした。
「今からな、ペースアップするから」
なんですか、それ
そう言って、彼女は段ボールから商品を出し飾っていく。
「はい、手伝う!」
僕も並んで手伝う、ええんかほんまに。
しばらく手伝い、
「でっ何しに来たん?」
「前にコンビニでバイトしてるって聞いたから」
「ふーん」
彼女は、バイト中なんで手伝いながら少し話しをして、時間もええ時間になったから僕は、
「あんな、また来てええかな?」
「また手伝いに来てくれるん、おいで」
少し胸が熱くなった。
自転車での帰り道、空をみればお月さんが微笑んだような気がした。