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プロローグ
「皇女は国に災いをもたらす」
四大国の一つ、グラーシア帝国に古くから伝わる言い伝えである。
この言い伝えにより皇女は産まれてすぐ殺すか追放するという決まりがある。
〜帝国暦457年〜
グラーシア帝国 第十一代国王クラース帝は男子を賜る。父親から受け継いだ金髪と青い眼を持っていた。
〜帝国暦461年〜
クラース帝に第2子が産まれるがその子は女子だったため誕生も公開されずにすぐに孤児院に入れられ隔離される。髪と眼がオレンジ色のかわいらしい子だった。
〜帝国暦462年〜
その女の子は孤児院から姿を消す。誘拐だとの事である。