肥満症の終焉になる?
『肥満は万病のもと』
先ずは明確に書きます、医療系専門通訳に立ち触る者ですが、私は医師ではない。
そして同時に2型糖尿病患者でもある。
先日、英語圏のRedditを含む複数のサイト、ニュースサイト等で投稿された、デンマークの会社で世界規模大手製薬会社ノボ ・ノルディスク社のセマグルチドGLP-1受容体作動薬の2型糖尿病治療薬、Ozempic及び同成分で肥満症治療薬Wegobyは2026年1月4日にカナダでの特許が切れると報じられた。それを皮切りに同年の3月20日、中国で特許が失効し、同月でもインドとブラジルも特許が切れる。要するにジェネリック医薬品(バイオシミラー医薬品)の生産が可能になる。
2025年10月頭で話題になった、アメリカのコストコでOzempicとWegobyは医療機関の処方とコストコ会員があれば購入可能のと大幅に値下げになったこと。
アメリカでの薬価は997.58米ドル(2025年10月16日レートで15万859円)に対して、コストコで購入する場合の値段は449米ドル(2025年10月16日レートで7万5千466円)の半分以下で日本より大変高額な薬価である。
この大幅な値下げは2025年7月31日にアメリカのトランプ大統領が欧米の製薬大手17社に対して米国での薬価を今後60日以内に引き下げるよう命じたことは起因の一つになるとも思われるが、2026年を目途に数か国の特許切れを狙うジェネリック医薬品を作る製薬会社への対抗でもあるようです。
ノボ ・ノルディスク社が正にターニングポイントに立たされていることと言える。最近、ライバル企業である米イーライリリー社がチルゼパチドGLP-1受容体作動薬(GIPとGLP-1という2つのホルモンに作用し、血糖降下作用と体重減少効果が立証済)である2型糖尿病治療薬Mounjaro及び同成分の肥満症治療薬Zepboundに市場シェアを大きくに削られ、株価が下がった。
それでもアメリカ市場で以前同様、高い保持力を持つが、中国、インド、ブラジルの巨大市場を失う危機に直面している。
現在ノボ ・ノルディスク社がより強力な新しい2型糖尿病兼肥満症治療薬の開発に取り組んでいる。CagriSemaと呼ばれているこの薬品は治験の段階にあるものの、実用化にはもう少し時間がかかりそうだ。専門的な知識が必要になるのでここで敢えて、その詳細を省く。
ある程度今の製薬会社等の状況と背景を軽く触れて、この記事(駄文、呟き?)の本題である、『肥満症の終焉になる?』について書きます。
ジェネリック医薬品(バイオシミラー医薬品)がおそらく来年の早い段階で海外市場に出る。つまり、現段階で最強とされる2型糖尿病治療薬Mounjaro及び同成分の肥満症治療薬Zepboundが変わらず市場で高い保持力を持ちながら、上記の2つのチルゼパチドGLP-1受容体作動薬医薬品に比べると減量効果約5%減を持つセマグルチドGLP-1受容体作動薬の2型糖尿病治療薬、Ozempic及び同成分で肥満症治療薬Wegobyのジェネリック医薬品が今までよりお手頃な価格で入手する可能になる。
最強格との減量効果約5%減と言っても、強力な効果であるに変わりがなく、ジェネリック医薬品(バイオシミラー医薬品)参入による選択肢増加の恩恵が受けるのは2型糖尿病及び肥満症の患者である。
このジェネリック医薬品(バイオシミラー医薬品)たちはすぐに日本の厚生労働省は承認すると思わないが、アメリカの食品医薬品局(FDA)はいくつか特にバイオシミラー医薬品の場合、承認するのではないかと考えています。それだけ肥満症が大きな社会問題になっていることを示す。
もちろん、ノボ ・ノルディスク社はジェネリックに対して、強力に抵抗することは予想される。それでもアメリカでの薬価が下がり、完全にジェネリック医薬品(バイオシミラー医薬品)の参入が防げないと考えています。
それでは、GLP-1受容体作動薬のジェネリック医薬品(バイオシミラー医薬品)の市場参入がもたらす影響は日本にも及ぶものなのか。
簡単に書くと・・影響を及ぼす。
ここで理由を述べます。
GLP-1受容体作動薬セマグルチドのバイオシミラー医薬品(※1)はアメリカの食品医薬品局(FDA)に承認されると一部の日本の医師が肥満症治療薬として個人輸入で購入する可能性があります。その医薬品は当然だが、完全に患者の自己責任での自由診療になるものの、今までの薬価の高い正規品より値段が若干安く、効能は同等になる。
今まで自由診療での値段が高くて高容量のMounjaro同等のZepbound、そしてOzempicとWegobyに手を出せなかった患者は効果あるこちらの医薬品を選ぶと思われる。
上記最後の2つの正規医薬品は既に実績があるため、その後発品に対して、一部の患者を除き、抵抗が少ないと考えていいでしょう。
どれだけの値下げになるのは未定だが、医薬品の値段が安くなるのは可能性が高い。
日本では医薬品による体重減量、簡単に書くと薬を使って痩せることをいいと思われていない。昭和の考えの残党か、我慢が美徳か、努力・根性論なのか、はっきりわかりません。
それでも『肥満は万病のもと』ということわざは昔からあるように、大半の人々は潜在意識で理解していると考えています。
肥満は甘え、頑張れば痩せられる、努力が足りない・・など・・・耳が腐るほど聞いてきたし、人が言われているところをたくさん見てきた。
ここは正直に書きます。
【肥満は病気】
病気を治すのに薬を使用するのは当然である。
もちろん、自力で治癒する人もいれば、それができない人もいる。それも当然。
強靭な精神力が待っている人もいれば、豆腐メンタルの人もいる。それも当然。
薬の力がないと、健康向上目標達成できない人もいる。それも当然。
自分自身もただ単に薬の力のみで痩せるのはいいとも全面的に思わないのは悩ましいところだが、少なくても意識の改善がある程度必要になる。
医薬品は意識改善の引っ掛けになればいいと思っています。
少し脱線したので、本題に戻ります。
ジェネリック医薬品(バイオシミラー医薬品)の普及は病気としての肥満症の駆逐になる可能性を秘めていると思っている。
現代の医学の進歩がすさまじく、平均寿命が大幅に伸びている。
数年以内に更に強力な新薬が開発されることがほぼ間違いないので、考えてみたら、大きな時代の変化に立ち会っているのは素直に驚いている。
つまり、長く人類を苦しめてきた病気と認められていなかった病気である肥満症の終焉を生で見れる歴史的瞬間に立ち会うことになるかもしれません。
ここまでの駄文を読んでいただき、ありがとうございます。
最後ですが、現在、特許切れ待ちのセマグルチドGLP-1受容体作動薬のジェネリック医薬品を作ることに名を上げた製薬会社を書きますので参考になれば、幸いです。
カナダ(特許は2026年1月4日失効)
・Sandozスイスのジェネリック医薬品およびバイオシミラー医薬品製薬会社(元はノボ ・ノルディスク社から分離・独立した会社)
・Apotexカナダのジェネリック医薬品製薬会社。
中国(特許は2026年3月20日失効)※
・United Laboratories(聯邦製藥)中国の製薬会社。
・CSPC Pharmaceutical Group(石薬集団)中国の製薬会社。
・Huadong Medicine(华东医药)中国の製薬会社。
※日本語読みがないので申し訳ございません。
インド(特許2026年3月中失効)
・Sun Pharmaインドの製薬会社
・Dr.Reddy'sアメリカに本社を置く、インドの製薬会社。
・Bioconインドの製薬会社。
・Ciplaインドの製薬会社。
・ZydusLifesciencesインドの製薬会社。
ブラジル(特許2026年3月中失効)※※
・Eurofarmaブラジルの製薬会社。
・EMS ブラジルの製薬会社。
・Hyperaブラジルの製薬会社。
※※フリガナは英語読みではなく、ポルトガル語読みを使用。
補足
セマグルチドGLP-1受容体作動薬の日本での特許保護は2031年まで(明確な時期は不明)
セマグルチドGLP-1受容体作動薬のアメリカの特許保護は2032年まで(明確な時期は不明)
GLP-1市場についてですが、AIによる回答は「2032年までに2,338億4,000万米ドルに達し、2025年から2032年の年間平均成長率(CAGR)は12.67%と予測されています。」(AI回答なので正確に断言できない・・笑)
(※1)セマグルチドGLP-1受容体作動薬のアメリカ特許期間有効のため、ジェネリック医薬品ではなく、バイオシミラー医薬品になる可能性が高い。
ジェネリック医薬品とバイオシミラー医薬品の違いについて、厚生労働省のホームページで確認することができます。ご参照ください。
最後のひとり言:
株で儲かるチャンスかな?
ジェネリック医薬品(バイオシミラー医薬品)の製薬会社の株が買い時かも(笑)
以上。




