表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

第5話

あれから数ヶ月していよいよ騎士養成学校に入学する日がやってきた。


入校式のため新入生は全員、講堂に集められる。


席は決まっていないので自由に座ってよい、との事ではあるが見ているとなんとなく前の方に貴族の子達が座り、後ろの方に平民の子達が座っているように感じられる。


そして新入生達の右手に教師であろう大人達が並び座っている。


「それでは入校式を始めます。まずは学校長の挨拶です」


「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。騎士となり国民の為に働く事を夢みてここに来たであろう皆さんに敬意を表します。これから三年間しっかり勉強して立派な騎士になってください」


「ありがとうございます。続きまして生徒会長の挨拶です」


「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。いま皆さんは夢と希望に満ちている事でしょう。それを実現するには多くの試練が待っているかもしれません。ですが、あなた達には先生方も私達先輩もいます。なにかあった時は私達を頼って、そして一緒に立派な騎士になりましょう」


「ありがとうございます。では新入生代表の挨拶です」


「学校長、生徒会長、素敵な激励の言葉ありがとうございました。私達新入生一同、諸先輩方の期待に答えるべく日々精進していきたいと思います。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」


「ありがとうございます。以上で入校式は終了です。皆さんの入るクラスは講堂を出てすぐの左手に貼り出していますので、それを見てから各自そのクラスに移動してください。」


入校式終了の言葉を受けて新入生が一斉に外に出て行く。


シュウトも後ろの方から皆について行く。


先頭を行っていた生徒達が外に出てすぐ左手を見てから右手に向きを変えて移動していく。


その様を見て「あぁ左ってそういう事ね」と言っている生徒のつぶやきが聞こえる。


クラス発表の紙を見たところ『仁組』『義組』『礼組』の三クラスがあり、シュウトは『儀組』所属となっていた。


教室に行くと先に先生が来ており「机に名前を書いたものを置いてるから名前のあるところに座るように」という指示が入る。


「さて自己紹介から始めようか。私は諸君の担任を務める事になった黒崎ナオヤだ。所属は第二騎士団だといだけ言っておこう。では諸君らにも自己紹介していってもらおうか」


黒崎が「こっちから順に」と言ってシュウトの方を見る。


「青葉シュウトです。よろしくお願いします。」


「伊原ソウタです・・」と自己紹介が続いていく。そして


「紺野アキラです。よろしくお願いします」


名前を聞いて思わず身を乗り出す。


そして彼女もシュウトの方を見て笑った・・ような気がした。


ホームルームもすべて終わり授業は明日からという事で、帰宅する準備を各自が始める。


そんな中、紺野アキラがシュウトの元にやってきて


「ねぇねぇあなた青葉シュウトって言ったわよね。もしかして青葉ハルカさんてお兄さんがいる?」


「そうだよ。君は紺野って名乗ってたね。もしかして紺野シンジさんの妹さん?」


「正解。やっぱりそうだったんだ。お兄ちゃんが『面白いやつに会った』って言ってたけど、あなたがその面白い人なのね」


「面白い人って・・・」


「私も理由を聞いて『それでなんで面白い人になるの?』って思ったわよ。まぁお互いの兄が同僚の縁って事でよろしくね」


「う・・うん、よろしく」


握手をしてすぐにアキラは「また明日ね」と言って帰って行ったのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ