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お嬢様と家

 なるがある家の前で足を止める。

「ここだよ。」

「でっか。」

そこにはお屋敷といっても遜色ない豪邸が立っていたのだ。

「え?ここがなるの家?お嬢様だったの?」

「そんなお嬢様なんてやめてよー。別に普通と対して変わらないよー。ちょっと家がでかいだけで。」

これをちょっととは言わない。

「ま、まぁ入りなよ。」

入りなよと言われたのだがそれは敷地内にと言う話で、玄関までそれなりに距離がある。

「ほんとにお屋敷だ...。」

「まぁ私もあんまり住んでるわけではないから、勝手がわかんないんだよね。」

なるは転校生だからそりゃそうだろう。

「おかえりなさいませ。」

玄関に入ると執事だと思わしきおじいさんが待ち構えていた。やっぱりお嬢様じゃん。

「やめてよー。いつもはそんなことしないでしょ。」

「いやはやお嬢がお友達を連れてくるとは感慨深くてですねぇ。」

なんだか親しげだ。

「うちのお手伝いさん。っていってももう家族のようなものだけどね。」

「この家に40年ほど勤めております。高野士郎と申します。」

「えっと朝比奈結梨です。いつもなるさんにはお世話になっています。」

なんだか変なことを口走った気がする。

「結梨さんですね。よろしくお願いいたします。」

「えっと、こちらこそ。」

「挨拶はもういい?」

「はい。」

「じゃあ早速私の部屋に行こうか!」

「えっ!」

なるは私の手を掴んで走り出した。

「廊下は走らないでください。」

「はーい!」

士郎さんに注意されたが、なるはその足を止める気はないようだ。

「あっ勝手にドア開けないでねー!」

そうとだけいってなるは部屋のドアを閉めた。

お読みいただきありがとうございます。


なるはお嬢様だった。


誤字脱字等教えていただけるとありがたいです。

ブックマーク、評価、感想などしていただけると幸いです。

初心者なのでわからないことだらけですが暖かい目でみていただけると嬉しいです。

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