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テストと帰り道

 朝教室に入ると、クラスの空気は切羽詰まっていた。無理もない。今日は定期テスト1日目。今後の成績に関わる一大イベントの1日だからだ。

「ゆうちゃーん。どうしよー。」

席に座るとなるが話しかけてくる。

「そんなやばいの?」

「うん。数学がまったくわからない。」

「がんばれ。」

「えー、どうにかしてよー。」

「どうにかって...あと10分でどうしろっていうのよ。」

「えー。」

「神にでも頼んでおきな。」

「神信じないもん。」

「じゃああきらめる?」

「神頼みの時点で諦めたようなもんじゃん。」

「確かに。」

「うー、もう無理ー。」

なるは教科書などが開かれた机に覆い被さる。

「変な跡つくよ。」

「もういいー。」

やさぐられてしまった。ため息をつき、周りをみる。みんなせかせかと勉強していて、机の上になにもないのは私ぐらいみたいだ。どうせなのでカバンから学習用具をだす。

「10分程度じゃろくに変わらないけどね。」

隣からなるのうめき声が聞こえた。


 1日目の日程が終わり、まだ午前中だが家に帰れる。学校に残って勉強する子もいるらしいが、私は家の方が集中できるので普通に帰ることにした。

「なるは帰る?」

「帰るよー。」

「おけ。」

ここしばらくで、約束すらせず普通にふたりで帰るようになっていた。

「あっ今日いっしょに帰れないわ。」

「え?なんかあるの?」

「迎えくるんだ。」

「そっか。じゃあ仕方ないね。」

「うん。ごめんね。」

「いや、じゃあ先帰ってるね。」

「うん。バイバイ。」

「バイバイ。」

教室を出て、久しぶりの1人で歩く廊下に想いを馳せる。1人だったころのほうが長いはずなのに、すごくめずらしく感じる。

「変わったな。」

自分も、周りの環境も。

お読みいただきありがとうございます。


なるの成績は大丈夫なんでしょうか。


誤字脱字等教えていただけるとありがたいです。

ブックマーク、評価、感想などしていただけると幸いです。

初心者なのでわからないことだらけですが暖かい目でみていただけると嬉しいです。

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