課題と知らないはずの子
私はオレンジジュースを一口飲む。
「あっ!」
なるが急に声を上げる。
「どうしたの?!」
思わずオレンジジュースを吹き出しかける。
「終わってない課題あるんだった...。」
「なんだそんなことか...いつ提出?」
「月曜日...。しかもほぼ手つけてない...。」
「やばいじゃん!」
「ゆうちゃん助けて〜。」
「助けてってなにを...とりあえずやらなきゃ!」
「えっと...とりあえず取ってこなきゃ!」
なるは慌てて部屋を出ていく。
「もう...課題は計画的にやろうよ。」
1人取り残された部屋でぼやく。
「ただいま!」
どこまで行っていたのか知らないが、息を切らして部屋に入ってくる。
「おかえり。」
「えっと...とりあえずここからやるか。」
「うん。教えれるとこは教えるよ。」
「ありがとう。」
「じゃあねー。」
なるが手を振って見送ってくれる。課題はなんとか終わらすことができた。
「またね。」
とだけ言ってなるの家から離れる。
「ゼリーね。」
時間はたっていたが、あの話が胸に引っかかっていた。
「あの子...。」
やはり誰しも忘れられない思い出というものを抱えているんだろう。でも、やっぱりあの子というのが忘れられずにいた。
「誰なんだろうな。」
知らないはずの子どもに思いを馳せ、帰り道を歩いた。
お読みいただきありがとうございます。
課題は計画的に...
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初心者なのでわからないことだらけですが暖かい目でみていただけると嬉しいです。




