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逃げないって決めたんだ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

もう少し頑張らせて下さい。


辛い時は逃げれば良い。逃げたら大抵の事は解決する。なんて言うし、私もそう思う。仕事も人間関係も、行かなければ、会わなければ良い。それで済む。

でも……結局悩みが晴れる事なんか無いんだ。逃げた安息の地だって、新しい問題が、試練がある。例え仕事を辞めて、人間関係全てを断捨離して、部屋に一人きりで閉じこもっても、間違いなく自己嫌悪に陥る。一つ嫌な事から逃げたって、それは絶対に不変のものだ。だから――。


久方振りにあった知人は、少し窶れた顔をして、壁にくったりと凭れ掛かっていた。マスクをして、時折咳き込む姿から、風邪を拗らせたのかも知れない。

「風邪なのか? 約束、破棄しても」

「風邪じゃないよ。後遺症。だから伝染らないよ」

そう言ってまた、ケホコホと咳き込んだ。咳を止める為に、何度も胸を叩いた後に、心臓を抑える。けれども結局治まらなくて、机に向かって前のめりになる。

「逃げられないもんだね……。治ったと思ったのに……。まぁでも、そんなもんだよね」

そうして虚ろな瞳で、夢見心地のままに、ぼんやりと話してい始めた。

「君、逃げたいって思った事ない?」

「そんなの幾らでもあるさ」

試験のある日も、会議のある日も、苦手なことをする時だって、やりたくないし、ぶっちゃけ逃げたい。何もかもを差し置いて、諸悪の根源から離れてしまいたい。

けれどもあまりにも大きな不利益が、行動を押し止めている。此処で逃げたら落ちぶれるだけだという精神性だけが、拠り所だった。

「そう。私も今、そんな感じ。何をやっても上手くいかなくて、ゲームも倦怠期で、咳が止まらなくて、何でもない月なのに厄月にしちゃって、何もかもから逃げたい」

話している途中でも、何度か咳き込む。あまりに体が万全では無いことは、火を見るより明らかだった。早く帰した方が良いだろうと、口を開く。けれども知人の方が一足早かった。

「でもね、逃げても何も変わらないんだよね。その問題からは逃げられるけど、結局新しい問題やら試練やらに直面して、また、振り出しに戻る。だから……」

そう言って、半面の隠れた状態で、瞳だけを穏やかに歪ませた。

「此処で踏ん張ろうと思うんだ。やらなくていい事は……また今度。やらなきゃ行けない事は、まぁ逃げないで、耐えて。それで良いかなって……」

そうしてくったりと目を閉ざし、壁に凭れ掛かった。生きている時よりも、ずっと穏やかな寝顔だった。

逃げに逃げを重ねて生きてるんですが、改めて考えた話。

確かに目の前の問題からは逃げられます。

でも逃げた先には新たな問題と直面します。

結局、問題から、試練から逃げる事は出来ないんです。


明日をより良くしようと思っても、なかなか上手くいかないもんですね。でもそんなもんです。

そんな時には無理に明るく振る舞わないで、何もかも忘れて眠るんですよ。幸せです。


お腹空きすましたね。

最近食べたピザの耳がパイ生地風味で美味しかったです。

皆様もきっとご存知のお店ですよ。



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