連れそうほどの愛着
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
気になった放置ゲー、チーム戦あるそうです。
即刻断念しました。
圧倒的に向いてない!!
機種変更というのは、何も幸せな事ばかりでは無い。何かしらの引き継ぎが不発に終わって泣きを見る、なんて事も珍しくない。その事を予測して、前のデータの記録を残しておいたのに、運営に取り合って貰えなかったという事例も無い訳では無い。
故、私が思い付いたのは。
「え……今から新しいゲームいれたの……?」
彼女は物凄く怪訝な顔をして、私が弄っている端末に目を向けた。買い換えるならば、買い換えた後にダウンロードすれば良いのにと顔に書いてある。
まぁ、多くの人はそうだろうよ。でも私は。
「いや、八年近くやっていたゲームのデータ飛ぶとか、暫く沈むレベルだからね? だからデータと飛んでも夢中になれる物があるように、前もって、ね?」
最近のネトゲは八年続くとかはほぼレアケースだし、その分思い出も深い。仮にデータが壊れたとして、また同じ最高レアが当たるとは思わないし、同じ様に縁が紡げるとも思わない。だから、そうなったらきっと、忘れるのが良いのだろう。
「危機管理が出来てるのはいいんじゃない? 楽しい?」
「うーん……」
「なんかそうでも無さそう」
いや、楽しくない訳では無いのである。グラフィック綺麗だし、ストーリーも面白いし、ゲーム性も性に合っている。ただ苦楽を共にした古参のゲームと比べると、やはりそこまでの思い入れはないのである。
「その八年の最初、覚えること多くて途中で辞めようと思ってたんだ。でも数ヶ月すると楽しくてさ、まだそこまで行ってないんだよね。だからこの山場を超えたらきっと楽しいと思うよ」
そう言うと、納得したように彼女は笑った。
ちなみに、この子はまだまだ全然現役。ただ寿命というものは存在しており、時折カク付く、モーションが停止したと思ったら、スキップされていた、なんて事も珍しくない。
最初はスムーズだけど、操作法が難しくて投げそうになった。まるで八年連れ添ったゲームの様に。でも今は、少し惜しくなる程には愛着あるよ。
オマケ
「今度は放置ゲーにしようかなー。でもピンと来るのがないんだよね。イラストは可愛いけど、好みど真ん中じゃないからなー」
「結局、面倒くさいんじゃん!!」
四年連れ添ったスマホが、猛烈にカク付き、止まったと思ったら、スキップしていた、なんて事も増えてきました。
所謂寿命という奴ですね。
そろそろ、私の机の中で眠らせようと思います。
んでもって怖いのが『引き継ぎ』!!
データ紛失恐れて、新しいネトゲ入れました。
これでしばらく夢中になれます。
今は分からなくて楽しさを覚えませんが、難しさを超えた先に楽しさはあるそうなので、もう少し触ろうと思います。