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野良猫の特別

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方、ご注意下さい。


注意事項3

登場人物、基本ロクデナシです。

ご不快を予感された方は、お逃げ下さい。

「金ないの? じゃあアンタとはお終い」

これが彼女の生き様だった。金の切れ目が縁の切れ目。羽振りが悪い奴には寄り付かず、太い客には喜んですり寄る。野良猫、のようだった。あの生き物は何せ家に懐くから。


シングルベッドに互いに腰掛けて彼女を見る。鮮やかな黒髪が布団の上に川を作っている。目は懐疑心の強い半眼、唇は吸い付きたくなるほど赤い。全体的に凹凸の少ないすらりとした体付きは、猫のような美女だった。

「君は本当にモテるね。心配だよ」

俺は今日あった出来事を思い出す。待ち合わせ場所に時間丁度に訪れたとき、彼女は花壇に座り込んで、スマホを弄っていた。なんの興味も抱かず、ただ淡々と。そんな彼女に惹かれたのだろう。一人の男が執拗に声を掛けていた。ナンパだとは直ぐに分かった。

助け舟を出そうと、声を掛けようとした時、彼女はその夜の匂いの残る顔を上げた。

――じゃあアンタ、幾ら払ってくれんの?

男の声は聞こえなかったのに、彼女のアルトは良く聞こえた。全くと言っていい程の我関せず。ここまで来るといっそ清々しい。

――それだけ? じゃあ行かない。

話は済んだらしい。僕の方に目配せすると、ふらりと立ち上がった。呆然と立ち竦む男を置いて、顎をしゃくらせる。面倒だから移動するとの事らしい。

それが先程の事。浮気現場を目撃されても、彼女は弁解することもなく、凭れ掛かってくる。

「安心しなよ。アンタからは金取ろうとか考えて無いから」

「男女の関係に金を持ち込まない」

顎を掴んで無理矢理目を合わせて来た。澄んだ黒が黙って此方を見据えている。間合いさえ詰めればキス出来る距離。でも今はしてやらない。代わりに思いきりデコピンをかました。

「いったぁ……」

額を抑え、半泣きになる。女王様然とした表情が歪み、我儘な幼子のような顔になる。それからいじけたようにそっぽを向いた。近くにあったクッションを胸に抱え込むと、寝返りを打つ。

「言っとくけど、特別だから」

「なぁに? 聞こえないなぁ」

煽るような物言いに苛立ったらしい。原型を留めない程クッションを抱き潰すと、目を大きく見開いた。それから俺の髪をぐしゃぐしゃに掴むと至近距離で口を開く。

「この、あたしが、金積まなくても、付き合ってる、時点で、好意を、自覚、しろっての!!」

彼女は言うまでもなく金の亡者である。自分の感情、体さえ勘定して引き換える。そんな彼女の今の言葉。最大限の愛の言葉。口説き文句としては最大級だった。

そのご褒美として、金品と引き換えにキスをした。髪を掴まれているので先ずは唇。力が緩んで首に巻き付いてきたら、立場逆転。今度は俺が髪を巻き付けて、額、頬、首に落とす。一度離してから、そのままベッドに倒れ込んだ。

「押し倒されちゃった」

「アンタじゃなければ金とるからな」

服のボタンに手をかけて、やる事は一つ。さて、助けなかった慰めを始めよう。

ツンデレに合わせられるキャラって、包容力がありながらも弄れるメンタリティが無いと無理な気がします……。

もっと発想豊かにしたい……。


『ここからは私の趣味が爆発します。覚悟がある方、慣れている方のみ宜しくお願いします。……良いですね?』




他の家々転々として、たまーに実家に帰って来る。

みたいなキャラがすっごい好きで。

家族の言うことまるで聞かない癖に、お友達の言葉は若干聞くんですよ。もうそこも大好きで。

禄でもないのに一途なんですよ。いやもう、刺さりすぎで。

とある小説のお母さんなんですけど、性癖歪みました。後悔はありません。

(何故か女キャラの方が刺さります)


全てがどうでも良いと思ってる人って、何言われても、されても動じないじゃないですか。

全てを捨ててるが故に、守るものも何もない。みたいな。

あんな強い人が、人間性剥き出しにして、縋ってきたらはもう本望ですよ。


読者様:

結局何が言いたいのか……。


作者:

特定の誰かにクソデカ感情持ってる人が大好きです。

『お前以外何も要らねぇ』みたいなキャラを延々量産したいだけです。

お付き合い、有難う御座います!!

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