気がつけば親娘
うん…おっちょこちょいだって自覚はあった…
あったけどさぁ…普通忘れるかぁ〜身体!?
私は思わず頭を抱えその場に蹲った
そんな私の様子を見て女神様が笑いながら
「貴女なんだか面白いわねぇ…気に入ったわ(笑)
でも身体はどうにでもなるけど欠けた魂は治せないのよねぇ…」
少し考えた素振りを見せた女神様の手には何時の間にかナイフが…
「まぁ仕方がないわよねぇ…他に方法もないんだしぃ(笑)
「…って刃物手に何笑って…いやぁ〜殺さないでぇ〜(涙)」
って殺さないわよ」
「てか貴女肉体がないんだから刃物なんて刺さらないじゃないの
これはね…こうするのよ♪」
と言いながら自分の手首を切る女神様
突然のことに驚く私に降りそそぐ女神の血
その血を浴びた途端に光り輝く私
光が収まったと思ったら周りの景色が大きく!?
「良かったわぁ上手くいったみたいね♪
私も初めてのことだからドキドキっだったのよね」
ふと視線を落とした先に映る幼児の手
「何時の間に子供が…ってコレもしかして私の手ぇ〜?」
「欠けた魂は治せないから新しく作り変えてみたの凄いでしょう!!」
誇らしげに胸を張る女神様
胸を張ると一部が強調されて…もげろ(怒)
ハッ…思わず怒りが…餅つけぇ〜私
「あらあら『もげろ』だなんてヒドイんじゃないの助けてあげたのにぃ(涙)
それに『餅つけ』って言ってる時点で落ち着けてないわよ(笑)」
「ん?もしかして心の声が漏れてました?」
「私の血を受け取って眷族になったから心のパスが繋がったのよ
眷族って言うのも何だか味気ない感じだから私の娘にしましょう」
「娘って決定事項ですか!?
てか心を読むのはプライバシー保護法違反です(怒)」
「ハイ管理者権限で決定事項です!!
あとプライバシー保護法なんてないわよ異世界なんだから(笑)
それに思考を読もうとしなければ読めないから安心しなさいな」