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Scrum Hearts  作者: Lio
プロローグ
1/58

女神の祈り

 水の惑星〝地球〟


 ─── この青い星にポツンと浮かぶ極東の島国で

 ─── 一歩一歩進み続ける貴方は


 ─── この広大で儚くも美しい世界を相手に…

 ─── そう…



 ─── ()()を相手にするのです…



 ─── 自らの力など天文学的に見れば小さいはずのこの水の惑星にすらも、何の波及も与える事すらないのだと諦念を抱き

 ─── しかしそれでも、と貴方はまた歩き出すのです。



 ─── 憂い、嘆き


 ─── もがき、足掻き


 ─── 忍び、苦しみ………



 ─── その度に足を止める。


 ─── 現実は時に過酷で

 ─── 奮い立たせた心を容赦なく端折り。


 ─── 時に優しく

 ─── 折れかけた心を支えてくれる。




 ─── 貴方は、もう蹲り座り込むことはないでしょう。

 ─── どれだけ辛かろうとも

 ─── どれだけ挫けようとも




 ─── もう、一人ではないと知っているのですから。




 ─── 出会いを糧に

 ─── 一人では砂で出来た城の様に簡単に崩れ去ってしまいそうな小さな心をいくつも繋ぎ、寄り集まり、組み支えて


 ─── この広大で雄大で果てのない『世界』と向き合い


 ─── 躓きながらも一歩一歩進んで行くのです。




 ─── 言葉にするならば

 ─── そう


 ─── Scrum(スクラム) Hearts(ハーツ)



 ─── 寄り添い支え合う心のエンブレムはまるで貴方の名のように…






 ………さて、

 長々とお付き合いさせてしまいました。誠に申し訳ございません。

 これから新たな一歩を踏み出す彼の為、祈りを捧げていたのです。


 自己紹介がまだでしたね。

 私の名はイルダーナ。

 〝イル〟と、そうお呼び下さい。


 んぅ⁉︎ イ、イルたん⁉︎


 先程の彼にも言いましたが、それは流石にちょっと急に近過ぎるのではありませんか!? なんだか親しみ過ぎている気がします! 私としましてももう少し威厳というものを保持したいと言いますか…

 もしかして地球の日本という国にお住みの方は皆さんそんな感じなのですか? もしかして私の知らないマナーか何かなのかしら…敬称…とか?

 …ゴホン!


 まぁそれは一つ置いておきましょう。



 実はですね

 今現在、偶然にも貴方と波長が合ってしまっているようなのです。



 貴方は今、夢の中でしょうか?

 はたまた彼の様に現実に疲れ果て、夢想や空想の世界に逃げ込んでいる最中でしょうか?

 より没頭する為に、ファンタジックな物語の世界へと足を運んでいる最中…だったりするのでしょうか?


 貴方と同じ青い星にて育った彼は、呑気に電車の中で寝ていましたよ。

 これから自らの命運が怒涛の様な、抗い難い運命の歯車に巻き込まれるとも知らずに。



 偶々波長が合っただけとは思いますが

 彼への祈りを聞かれたのは




 ─── 本当に偶然だったのでしょうか…ね?




 ふふ、こうなったのも何かの縁でしょう。

 出来れば貴方も彼の為、共に祈って下さいませんか?


 もしくは貴方もまた、広がり続けるこの世界と彼らの旅へ 見るだけでなく共に並び立ち、進み出してみては?

 ふふ、そうですか。



 それでは貴方にも


 ─── 一歩を踏み出す貴方の決意と勇気に




 ─── 光の(しるべ)を ───












 ……ふむ

『たん』って何なのでしょう? ちょっと帰る前に調べていきましょうか。


 ぇあ⁉︎ あ…れ? ま、まだ繋がって…⁉︎


 あの!そのあの! あっえと、あ これだ!

 この右下にある『次へ』というのが光の導ですよ!

 さぁ!! 勇気を出して踏み込んでみましゃう!!



 …っ‼︎ 噛んだ‼︎ くぅ…‼︎


 どうして私はこう威厳というものを保j…



 処女作にして最終作。付随した作品は作る予定ですが別作品書くつもりは毛頭ありません。


 所謂中二病的な妄想趣味が高じての投稿です。


 自由気まま自分勝手、自己中心的に進めていきますので皆さんも同じ様に好き勝手に 読んだり、読むの辞めたり、褒めたり誹謗中傷したりして行って下さい。

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