表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コミュ障になった俺とコミュ障だった彼女の不可解な生活  作者: 戦告
第三章『再起部の闇』
38/111

第37話 依頼と責任

今日はもう1話投稿します(間に合えば)

 俺は現れた救世主を俺と新山さんの間に立たせた。これで新山さんの言いたいことはすべてこのおバカ救世主が聞いてくれる。

 そして、改めてどうして俺が思った以上に我を失っていたのかを考える。その答えは案外すぐに出てきた。それは前回の2人目の依頼人(クライアント)として決まった日の事だ。あのときに彼女、新山さんは


「自分の力を引き出す方法」


 を俺に求めてきた。だが、今回は


「部長にはどうしたらなれますか?」


 だった。賢い新山さんはあの後も自分なりに考えたのだろう。そしてその方法の答えに「部長()」が出てきたようだ。だが、それはどう考えても不正解だ。自分の力を引き出す方法など、我流ではないと出せないものなのだ。俺はそれを知って欲しい。


「落ち着いてシズシズ」


「到底納得できません!前言の撤回を求めます」


「ブチョー、どんなことを言ったらシズシズがこんなに怒るの?」


 ん?特に気に障るような言動はしてませんが?

 俺がそのような顔で我関せずと部長椅子に座った途端、


「シズシズは基本的に優しいんだよ。一体何て言ったの?」


 声のトーンを一段落とした吉田さんがこちらを満面の笑みで迎える。


「……今の状況では相談にならないと言った」


 俺の言葉が意外だったのか、吉田さんは目を丸くした。しかし、その顔はすぐに怒りへと変わる。


「相談できないってこと?」


「……あぁそうだ」


「ブチョーがいろんなことをたくさん抱えているから?」


「……いや、俺が問題じゃない」


 俺は端的に応じた。ここで俺の言いたいことを全て吐き出したとしても何も変わらない。

 吉田さんは1歩、俺に詰め寄った。その怒りの行為の中には新山さんを守りたいという気持ちがありありと伝わってくる。……だが、俺も俺の考えがあったからこうしたのだ。引き下がる気など毛頭ない。


「もういいですよ。彩花。部長は…」


「シズシズ!言いたいことは言わなきゃダメ!ブチョーが何か考えての事なのかもしれないじゃん。だってブチョーは1人で解決できる力があるんだから」


 新山さんが折れた瞬間に救世主(笑)は火がついてしまったらしい。何故かは分からないが、またの俺の株が上がった。


「けど、その力で今回のシズシズが嫌な思いをしているのはおかしい」


 でた。陽キャラの人間が大好きなワード“嫌な思い”。俺から言わせてもらうとしたら、誰が、いつ、どのように嫌な思いというのをしたのかを教えて欲しい。

 他人の思い等さっぱり分からないはずなのに自分が判断している基準を超えた途端、正義は我にありとばかりに振りかざしてくる。本人ならいいが、他人が行うと苛立ちが少し募ってしまう。


「彩花……」


 結局こいつらも陽キャラ組の一人だったという事だろう。


「……どうしろっていうんだ」


 語気を強めにしていい飛ばす。


「全てを話して。そして私と一緒に…」


「……断る」



続きが気になる方は是非、ブクマ登録を!

より面白い作品にして欲しいと言う方は感想を!

作者への思いを表したい!という方は是非ポイントをお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ