第二話 世界の非情と無情
━前書き━
一週間後に出す的なこといって、1日遅れたことを深くお詫び申し上げます。
今回も楽しんでいってくれるとありがたいです。
━0━
戦死の原因に戦い以外の要因がある。
それを忘れちゃあいけない。
━2━
国暦310年 12月10日 午後8時弱
彼は夜に産まれた。
名を「エンド」
姓を「ウォー」
ミドルネームを「/」
と呼ぶ。
僕は城下町の一般人として産まれた。特に障害はない。父親は特に特別な仕事をしていない。事務作業を仕事とする人だ。母親は主婦。兄弟はいない。
国暦311年 8月の半ば
僕は特別、人より早く喋れることができるようになった。と言っても発声方法を理解しているだけで記憶力はそのままだった。僕が話したときは偶々父親がいて両親ともに転んで驚いたときいた。その日は御馳走だったそうだ。
国暦323年 3月8日
人より早く喋ることができるようになったためか、話すのが得意だった。結果、中等部では、生徒会長に立候補したところ演説が大盛況。生徒会長になることができた。
国暦325年 4月7日
徴兵令によって子供たちが集められた。今までは特に大きな魔物戦争はなかったが、今では支配戦争がおき、城下町付近はは平凡でも最前線は激しい争いを今なお続いている。つまり、少しでも多くの兵が欲しかった。いつもは2年もあれば長いと呼ばれていた戦争が25年も続いているため、兵が枯渇していた。18歳の各家庭の長男を毎年3年間兵として雇用していた。が、今年から15歳から各家庭の子供たちが6年間兵として雇用するため全員集められていた。しかし、みんなの憧れである武器を使って戦うと言うものは心が踊った。
国暦328年 10月20日 午前10時弱
第67回超前線大遠征が終了した。この大遠征は最前線のさらにその向こう側へと進み、前線範囲を広げようとするものだった。結果は微妙。ほとんどの犠牲を出さ無なかったが、前線はほとんど進んでいない。むしろ後退している。僕らの敵、支配軍の長はかなり腕のたつ人なのだろう。しかし、妙だった。敵は強くも弱くもない。故に進行することも、後退することもなかった。まるで前線をコントロールしているようだった。だとすると支配軍の長は計り知れないほどの腕を持つ。
国暦330年 4月9日
栄光重騎士に選出された。栄光重騎士とは、毎年各年齢層で活躍した重騎士を選出し、その者に称号を与えると言うもの。とても栄誉あることで自分が誇らしく思えた。ちなみに栄光騎士以外にも栄光騎士、栄光弓師、栄光指揮士等々多くの種類があり、毎年種類は増えたり減ったりしている。今年は全部で7つの称号があった。全て合わせて栄光者と呼ぶ。
国暦331年 1月19日 午後3時
魔法の研究がほとんど完了したと政府は発表した。かなり急で皆驚いた。そんなものが完成したら支配軍なんて一発だと誰もが口にした。魔法をそれぞれの人間に付与するために魔法移植の実験をするため、兵の一部を実験対象にし、集められた。僕は選ばれなかった。上の人間は栄光者に選ばれた優秀な兵がどうなるかわからない実験体になるのはこちらとしても良くないということだった。残念だった。
国暦331年 3月19日 午後3時
魔法移植の結果が発表された。大多数の人間が実験失敗により、死んだ。もしくは、魔物になったと聞いた。しかし、逆に言えば少数派の人間は魔法を手に入れたということだった。彼等は超越の栄光者と呼ばれた。魔法移植は戦闘能力の高い人ほど高いと発表させられた。なので、次からは戦闘能力の高い者、例えば栄光者などを選出していく。とも発表された。来年は僕かのかと思った矢先、来月から魔法移植を受けることになった。
国暦332年 4月19日 午後6時強
僕の魔法移植が始まった。魔法移植とは要は人間に魔物の体の一部を移植すると言うものだった。自分が移植される魔物は手術直前までわからない。そして、魔物が運ばれてきた。猪人の腕だった。正直気持ち悪かった。でもその気持ち悪さは麻酔によって打ち消され、意識は深い夢の中へ消えていった。そして、それから、このあと、僕は、二度と起きることはなかった。
[エンド/ウォー]
国暦310年~332年
そして、
これが俺の2順目だった。
続 かせます。
━後書き━
スミマセン。1日遅れてしまいました。小説家としての自覚が足りなかったためだと思います。堅苦しくてスミマセン。と、ここで予約掲載設定というものの使い方を知ったので、それをこれから駆使していきたいですね。次の投稿は1日遅れたので六日後となります。是非気長にお待ちください。続きがあるなら続きを、無いなら出るまでお待ちください。読んでいただきありがとうございます。次でお会いしましょう。必ずや。