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第24話 王族


あの後は…まぁ大変だったとだけ伝えておこう。


とりあえず僕は優樹菜達に退いてもらい座り直すと、ルーン殿下に状況説明を試みた。

(説明中ずっと殿下が冷めた目で見てきてかなり辛かった…)

なんとか納得してもらい改めて全員座り直す。とはいえ場所が足らないのでとりあえず殿下には椅子に座ってもらった。


僕が立とうとすると全員に猛反発されたので結果そのままベッド。そして当たり前のように僕の左右にクロとアルンが座る。それを見て何を考えたのか「わ、私も!」と、優樹菜もベッドに座ったので最後の悠一と優衣が二人でソファーに座った。


「えーと…とりあえずこれで良いか」

「流石にベッドに四人はキツいわね」


話を進めようとするとクロが不満を述べた。いや仕方無いでしょ、場所無いんだから。しかし、それを聞いたアルンはいいこと思いついたとばかりにベッドから降りる。


「これで場所空いたでしょ。マコト達つめて」

「確かに空くけどアルンどうするの?」

「いいからいいから~」


何故か満面の笑みのアルンに促され3人等間隔に座り直す。と、座ったところでアルンが真琴の膝の上に座った。


「これで完璧!」


アルンはとても楽しそうに宣言した。


「あーうん。まぁ場所は空いたから今日はこれで良いか」


まぁアルンもそこまで重たくは無いから大丈夫かな?とりあえず時間も惜しかったので話を進める事にする。


「「そ、その手があったか…」」


そんな声が聞こえた気がしたが、あえて誰だったかは考え無い。うん。隣から凄い視線を感じるが気のせいだな、多分…きっと…






「えー、ルーン殿下は今日は何か用事が?」


とりあえず何か話題を。そう思い真琴はルーン殿下に話をふる。

するとルーン殿下は不機嫌そうに腕を組んだ。


「用事も何もあなたが倒れたって聞いたからよ、前も倒れてたし。あと言葉使いももっと砕けていいのに」


あー、これ僕が悪いな。


「えーとスミマセン。言葉使いは努力します。あとまぁ見ての通りピンピンしてますよ。ご心配をおかけしました」

「はぁ…まぁ元気そうだから良かったわ。あんまり無茶はしないでね」


なんだかんだで心配してくれる殿下は本当に優しい人だな。


「ありがとうございます」


ここで殿下が思い出したように「あ、そういえば」と話を切り出した。


「前々から延期になっていたお茶会だけどね、今夜することになったわ。体調の方は大丈夫?」

「ええ、問題無いですよ」


もともと怪我は優樹菜が治してくれたので若干血が足りない程度だ。


「それは良かったわ。じゃあまた夜に迎えを寄越すわね」


これは一応公式な訪問になるのでルーン殿下自らが来る訳にはいかないそうだ。その後は一時間ほど七人で談笑した後に殿下は帰って行った。


「いやーやっぱりあの皇女さん面白いな」

「本当にね。もっと王族とか堅苦しいイメージあったけどそんな感じ全然無いわ」


その後優樹菜達と少し話してからその場も解散となった。


「じゃあ真琴君頑張ってね」

「まぁ真琴だから大丈夫だと思うけどね。体調は気をつけてなさいよ」

「じゃあな。また何かあったら呼べよ」

「ああ、3人共今日は本当にありがとう。また明日」



そんな感じで解散してからしばらくして、扉をノックする音が聞こえたので扉を開けると中年ぐらいの細身の使用人の人がいた。


「お待たせしました。準備はよろしいですか?」

「あー、僕は大丈夫ですけど。えーと…」


後ろを見ると付いて来る気満々のアルンとクロがいた。一応精霊だけど、でも子供だしな…どうしよう?

真琴が悩んでいるとそれを察したのか使用人の人は


「王より、精霊の方達も一緒で良いと許可を頂いておりますのでお三方でよろしいですよ」


と、言ってくれた。

流石王様!優しいね。

まだ一度しか話た事の無い王様にちょっと感心しつつアルンとクロを促して使用人の後に続く。そのまま城の最上階まで案内された。


「それでは私はこれで」

「は、え、は?…まさかこの部屋ですか?」


「ええ。既に王達は中におりますので。どうぞ」


笑顔で早く入れと告げられた気がする。まぁ王様待たしてるからね。

(あー…行かないとダメだよね)

目の前には巨大な扉。後ろには笑顔が怖い使用人。

はぁ…行くか


そして意を決して?真琴は扉を開けた。

その部屋は広かった。ただただ広かった。周囲には鬱蒼としない程度の木々や植物が植えられており、不思議と清潔な印象を受ける。中央の道の左右には小さい水路もある。中央にはテーブルが置いてあり四人の人がいた。

そして3つ空席がある。どうやら先に使用人の人が人数を知らせてくれたようだ。


(うん、もしかしなくてもあそこだよね)

とりあえず相手を待たせるのは悪いので中央へ向かう。すると皆立ち上がり一人の男性が前に出てきた。


「よく来てくれたな、マコト殿。改めて国王のアイゼン・フォード・ケーニヒだ。まぁ気軽にアイゼンとでも呼んでくれ」


ああ、あの時の国王さんか。何か改めて見ると覇気ある力強い顔だな。と、そのアイゼン王の後ろから一人の男性と二人の女性が出て来た。

(3人共若いな…家族?)


「はじめまして、マコトさん。妻で王妃のカリンよ。よろしくね」


…マジで?まさかの奥さんでした。嘘だろ?若すぎない?見た目20代だよ。


「同じくはじめまして。長男で王子のリオンです」

「まぁ私は今更ね、長女のルーンよ。さっきぶりね」


うん。最後の人もうちょっと真面目にやろうね。リオン王子はルーン殿下と同じぐらいに見える。20歳手前ぐらいか?


「こちらこそはじめまして、くど…マコトと言います。よろしくお願いします」


とりあえずこちらも無難な挨拶を返す。ていうか早くこの名前慣れないと…


「うむ。元気そうで何よりだ。…ところで後ろの二人が噂の?」


「え?あー、はい。私の精霊のアルンとクロです」


後ろを見るとアルンとクロが真琴の服の裾を掴んで隠れていた。とりあえず紹介すると軽く頭は下げてたけど。

(どうした?この空気にびびったか?)

王様はそんな僕達を見ると目を細めた。


「ほう…その二人が、か。まぁ立ち話もなんだ。席に着こう」


その言葉に僅かな違和感を感じながらもとりあえず3人共椅子に座る。その時に王妃はアルン達を見てニッコリと微笑んだ。それが効いたのか少し経つと何時もの調子に戻った。流石は二児の母だ。どこの世界でも母は偉大である。テーブルは楕円形で丁度真琴の反対側に王族が座る形だ。

…アルンは席に座らず何故か僕の膝の上に座ったが。

そして全員が座るのを確認すると国王はこちらに向かって問いかけた。





「そうだな、とりあえず単刀直入に聞こう…マコト殿の精霊は神龍と…魔族で合っているか?」

す…ストックが…

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