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猫の面倒を見る52才

その日、昼間だけの勤務を終えて俺は家賃五万くらいの1Kのアパートに帰ってきた


いつもなら、一人寂しく無言での帰宅となるところだが今日は違った


『シャー!』


「ただいま」


ドアを開けるとキッチンと玄関の間にある猫の逃走防止用のペットゲートの向こうからキジトラ猫が俺を威嚇していた


以前、保護猫を引き取り20年近く飼っていたが半年前に亡くなった‥


その時に取り付けたペットゲートや猫用トイレ、餌や◯ュール等々がそのままになっていた


それが役に立っている


俺が前世の記憶を取り戻す切っ掛けになったバイク事故の原因のキジトラ猫を引き取ってそのまま飼っている


とは言え、元は野良猫で全く懐いてない


一応、回復ヒーリングと汚れていたので清浄ピュアリティをかけて毛並みはツヤツヤだがな


まだ3日だから仕方ないか


それは兎も角、何とか猫の爪を切りたい


猫の爪と言うのは鋭く引っ掻かれると痛いのだ


回復ヒーリングすれば良いので構わないと言えば構わないのだが、痛いのは嫌だった


時間停止ストップ


そう言って俺は時間を止めた後


3倍速トリプルスピード


をかけて


猫の爪を切っていく、しかし5本目を切ろうかと言う所で時間が戻ってしまい猫に引っ掻かれる


「イテっ」


うーん、やっぱり丁寧に切ろうとすると時間が足りないな


しかも、時間停止ストップの魔法は5秒止めるだけでMPが半分近く持っていかれる‥回復するまでは暫く使えない


やはり


睡眠スリープと唱えると


猫はふらふらとした後パタんと横になり


イビキをかいている


よしやるか


その後、猫の爪は無事に切れた。


俺は賢者の力を使って必死に猫の爪を切る事しか出来ない、しがない52才独身男性だ。





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