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「片付けしましょう」

夏のある日に片付けをすると提案する琴音。しかし鈴音はどうも乗る気ではないようで…

「鈴音。片付けするわよ」


「やだ~」


夏の日の昼下がり。姉妹は何か会話をしている


「やだ。って引っ越ししてからまだあまり片付いてないじゃない」


「そんなの大晦日シーズンでいいじゃん」


基本片付けとはシーズン関係ない場合が多い


「実家からもちよったものとかを整理しないとまた段ボール詰めになるわよ!」


「段ボール多いってちょっとあるだけだよ」


ベッドでゴロゴロする鈴音


「ああもう!キスしたら動いてくれる?」


「キスだけじゃ動きませーん」


この子は!せっかくやる気だそうとしたのに!


「それじゃあ私だけでもやるから!」


そう言って寝室から離れる琴音


「…だって大切なものばかりじゃない」


ぼそっと言う鈴音



段ボールの中身を見る琴音。ああ、そういえば実家から引っ越すさいに色々と持っていったな、と


「えーと。まず…この重いものは何かしら」


分厚い本だった。大きくて、コレクターのような本


「…あら。私と鈴音の幼稚園のときのアルバム」


そう。アルバムだった


「懐かしいわね。一緒の幼稚園で卒園したんだっけ」


ぱらっとめくってみる


「鈴音が小さいわ。そして私も小さい。幼稚園の服着てたんだ」


幼稚園の時代のものが多い


「最後には卒園式ね。しっかりとした服着て次は小学校に通ったのよね」


これは片付けできない。一旦横に置こう


「えーと次は…あら。アルバムの次はノートだわ」


この段ボールの中身はアルバムやノートと言ったものが多いのがわかる


「ふんふん。ただの授業のノートだったわ。私もあれば鈴音もある」


特にこれと言っためぼしいものはない。ノートも横に置く


「ん…奥底に何かあった」


それは小さい封筒があった。これはなんだろう?


「手紙よね。私かしら?」


可愛らしい便箋であり中身を見ることにした


「えーと。可愛いおねえちゃんへ。いつも愛してるよ。おねえちゃんがいれば人生はこんなに明るい日々が送れたんだからそして」


「ああああ!!おねえちゃんそれ見ないでえええ!!」


鈴音が突然やってきて手紙を強引に取り返す


「鈴音!?これなに!?」


「これはいつかおねえちゃんに大事なことがあったら渡す手紙だよおお!」


なんじゃそりゃ


「…鈴音。こんな手紙無くても十分に愛は伝わっているわ」


「う、うん…いつもおねえちゃんには感謝だから」


恥ずかしい気持ちだったのか鈴音は少し顔が赤い


「これからもずっといるから、安心してね?」


「うん。おねえちゃん大好き」


大好き。という言葉も何度も言ってるから誓いの言葉でもある


「片付けする気力できた?」


「ううん。やらない」


がくっ!ここまで来てそれか!



(料理はきちんとできるのに片付けできない妹だったとはね…)



終わり




ここまで読んでくれてありがとうございます!

まあ結局は鈴音は片付けやる気ないということでした。片付けって人によってはやるやらないの差が激しいと思いますよね

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