第15話「安岡講堂前の決戦3 チャラvsアオサギ戦決着 固有スキル発電鬼の力」
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勉学は獣魔軍の軍団長アメリアと安岡講堂前で戦っていた。
「コピー能力……。何、その甘くない能力。死ね、アメ」
篠突くアメをアメリアは大量に放つも、勉学はアメ宿りを発動。
大量のアメで出来た盾で攻撃をガードした。
うぉぉぉ、軍団長の能力凄ぇ使えんじゃん!
刹那、横を見たアメリアが目を見開いた。
「ア、アオサギ、負けたアメ?」
チャラはアオサギに勝ったか。流石、東大だ
「ムーボ、ムーボ、ハツバク。爆殺黒閃破」
勉学は隙を見せた彼女に黒い閃光を放つも、避けられる。
ネコの魔人だからか、かなり速いな。
「そんな、甘くないアメ」
アメリアはそう言うと更に「長アメ槍モード」と発した。
彼女の手に槍状のアメが顕現する。
そして、それを勉学に振るってきた。
こちらも賢者の杖槍モードでその攻撃をいなす。
「いいのか? その手で」
あざ笑うかの様に、勉学は言い放った。
「何アメ?」
「こっちには、アオサギの能力、木火拳がある。接近戦を挑んでいいのかと聞いている」
あっ、と言う顔を彼女はした。
「食らえ! 木火拳」
と勉学はアメリアの顔に向かって、右手を突き出した。
「や、やめるアメ!」
よし、今一番怖いのは木火拳のはず。
「パニックハウス。指定アメリア」と呟いた。
「木火拳、習得」
と脳内男が宣言する。
よしよし、接近戦の技も手に入れたぞ!
そのまま、勉学の右手から沢山の木がアメリアに向かって伸びた。
「木が、邪魔アメェェ! 甘くないの嫌アメェェ!」
彼女を樹木で捕まえる事に成功した。
「あばよ、カス! 木火拳」
と叫ぶと豪火が木を伝い、アメリアに爆裂した。
「あどば!」
彼女はそう絶叫すると爆散した。
ふぅ。相性って大事なんだな。一人だったら殺されてたかもしれん。
周りを見ると雑魚モンスター達は大体、黒焦げ《くろこげ》になって倒れていた。
これで後から来る奴等も安岡講堂に入れるだろう。
まぁ、また直ぐモンスターが湧くだろうが。
「勉学! 勉学!」
とオリーブや文法2号館にいた学生達がこちらに向け、走ってきている。
彼女はアネゴを肩にかついでいた。
「モンスターは一掃した! 今の内に講堂に入れ!」と勉学は指示する。学生達は頷いて、講堂に入っていった。
瞬間、体がフラッとして、勉学は地面に膝をついた。
やはり体力と魔力の消耗が激しいな。コスパの悪い能力だ。
チャラが走って抱きついてきた。
「勉ちゃん、怖かったすよ~」
「フン、よくやったな、チャラ」と一応ホメておいた。
オリーブもアネゴをかついで、勉学の所に来た。
「ア、アンタ! 軍団長2人、本当に倒しちゃったの!」
続けて「私と勉学と、チャラで。獣魔軍の軍団長、陥落させちゃった!」と大喜びし始めた。
おいおい、だから、お前は何もしとらんだろ。
「うぉぉぉぉぉぉ」
門の近くにいた騎士達が歓声を上げた。
「ぐ、軍団長が2人落ちたぞ!」
「飴玉のアメリア、報奨金200万スノウ。木火のアオサギ、報奨金190万スノウ。3人の勇者が、魔人を倒したぞ!」
「ありがとう、東大様! オリーブ様」
「勇者様!」
涙を流している者すらいた。
ハーハッハッ。勇者か。
そう、これ! これよ!
こっちの世界は天才の価値をちゃんと見抜いている。良い世界だ。
日本はこの天才に嫉妬し、不採用300件。
何と嫌な国だったんだろう。出る杭を叩く、どうしようもない国だ。
感謝されて、実に良い気分。
新政アイスバーグだっけ? 救って信ぜよう! この勇者がな!
「やったな、勉学」
アネゴが笑って言った。
ドーン、ドーン。
何やら、でかいトロルがこっちに向かって走ってきている。
「パ、パワー・トロル!」
オリーブが声を大にする。
今度はパワー・トロルと言うヤツか。
ふぅ、やれやれ。入る前にアイツも倒しておくか。
「べ、勉ちゃん! 俺、安岡講堂入ってるっすからね」
チャラは慌てて、講堂に入っていった。
「やるぞ! オリーブ!」
勉学とチャラはパワー・トロルに向かっていった。
3
パワー・トロルはプスプス言いながら、丸焦げになり、地面に倒れた。
ふぅ、実に弱い! もう、軍団長クラスじゃないと話にならんな
「東大に逆らうとこうなるのだ」
勉学は満足気に言い放った。
「ま、まあまあって所ね」
オリーブはぎこちない笑みを浮かべながら、賞賛した。
「フン。行くぞ、カス」
彼女に声をかけた。
「約束、分かってるわよね? クズ?」
「あぁ、大魔王デスマギアのカスは俺が倒す」
二人は安岡講堂に向け、歩き出した。
勉学は、講堂の扉を開けた。
な、何だ、これはぁぁぁ。
東大軍残り499人 死亡者数465人、誘拐・行方不明者36人。
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