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閑話 辿り着いた者たち。



ダンジョン都市【幸福の揺籃(ウィール・クレイドル)



《ルージュ視点》



 マナカさんが戦争のためにこの迷宮を留守にして数日。


 その婚約者にしてわたくし達の旗印でもあるフリオール殿下や、警備隊長のレティシア様、そして新たに【恋する乙女連合】に参画してくれた【揺籃の守り人】のミラさん達も、戦う術を持つ方達は皆、今回の大戦さに参戦されています。

 もちろんマナカさんが家族と呼ぶ、リクゴウ家の方々も。


 何故でしょうか。

 この建ってまだ一年にも満ちていない新しい都市は、こんなにも賑わっているというのに。

 あの方達が、マナカさんが居ないというだけで、なんだかとても寂しく思えてしまいます。



「お、ルージュさんこんにちは! 今日はお休みかい?」


「こんにちは、おば様。ええ、たまにはちゃんと休みを取れと、部下に叱られてしまいました」


「あはは! 働きモンだからね、ルージュさんは。家のダンナにも見習ってもらいたいモンだよ!」


「まあ、そのような事を言っては、旦那様が悲しまれますよ?」


「お、ルージュちゃん! 今朝獲れたての新鮮な魚が入ってるよ! マジックバッグ持ってるだろ? 二、三匹持ってきな!」


「まあおじ様。ですが商売品でしょう?」


「イイってイイって! 〝商工会〟ってのをルージュちゃんが創ってくれたおかげで、みんな仲良く商売できてんだ! 気になるってんなら、エヴァちゃんへのお土産ってコトでよ!」


「ありがとうございます。エヴァったら、すっかり魚好きになってしまって」


「ルージュさん、こんにちは!」


「ルージュ会長、お散歩かね?」



 活気に溢れた商店街を歩きます。

 おかげさまで、わたくしと同じくこの街に移住してきた住民の皆さんとは、こうして良好な関係を築けています。


 道行きすれ違う人達と挨拶を交わし、手を振り合い、談笑する。そんなありふれた些細な、ですが平穏でかけがえの無い日常。


 様々な仕組みを凝らし、安全や環境に苦慮し、マナカさんが創り上げてきた、迷宮の最深部に在るこの都市(まち)

 元行商人のわたくしが見てきたどんな街よりも先進的で、けれどそれに甘える事無く皆が〝胸を張って生きる〟、そんな素敵な、温かい都市(まち)



「ピギュウゥッ!」


「あら? ごめんなさい、スライムさん。お掃除の邪魔してしまって」


「ピギュッ♪」



 都市のゴミ掃除をしてくれている、グラトニースライムの分体――通称〝お掃除スライム〟――が、僅かな紙屑も逃すまいと街道を右往左往しています。


 ゴミの回収は決まった日の決まった時間に、行政に雇われた業者の方が箱馬車で行い街の外の集積場へと運んでくれているのですが、それだけでは道端に捨てられる細かなゴミまでは賄えないと、こうして日に何度かお掃除スライムさん達が街へやって来て、ゴミを食べて回っているのです。


 ゴミ拾い大会も楽しかったですから、また定期的にやりたいですね。あの住民一体となっての盛り上がりは、とても高揚しました。

 あ、でもそうすると、スライムさん達のお食事を邪魔してしまうでしょうか……? 今度マナカさんに訊いてみましょうっ。



「ピギュウッ♪ ピピィ〜ッ♡」



 あ、屋台のお客さんから串を貰っていますね。

 魔物ですし、最初は怖かったですがこうして観ると……カワイイですね。





「ンだとコラァッ!!」


「うるせぇこの野郎ッ!!」



 街を散歩しながら歩いていると、冒険者ギルドに通り掛かりました。しかしなんだか、物騒な声が聴こえてきたのですけど……。


 日中は開け放たれている扉の奥から、明らかに言い争う声と、何やら物が壊れる騒音が通りまで響いています。



「な、なんだこれエギャッ!?」


「ちちちょっと待っあぶはぁッ!!??」



 あら、中から誰か出て来ますね。

 ギルドを遠巻きに眺める野次馬の一人となって、その様子を見詰めます。


 ギルドの中から出て来たのは……顔に随分と大きな痣を作った冒険者らしき男が二人と、それを吊り下げて運ぶ、ゴーレムさんでした。

 あっ! それに続いて出て来たのは、わたくしのお友達でもあるフィーアさんですね!



「良いですかお二人共! この街で揉め事を起こすその勇気だけは評価しますっ! ですがこの街の創造主のマナカさんは、他人に迷惑を掛ける人を許しませんよ! まだ街に来られたばかりですから一度目は大目に見ますが、また騒ぎを起こすようなら即刻退去してもらいますからねっ!! 厳重注意でしゅっ!!」



 ゴーレムさんに吊り下げられている冒険者二人に、フィーアさんが警告しています。彼女は受付課の課長ですから、こういったギルド内の騒ぎから受付嬢達を護らないといけないんですよね。

 大変なお仕事ですが、警備員として鎧の展示品に扮しているゴーレムさんが対処してくれているので、大丈夫だと話していましたね。



「あ、ルージュさん! 外回りのお仕事ですか?」


「こんにちはフィーアさん。今日はお休みを頂いたので、お散歩ですよ」



 野次馬の中のわたくしに気付いたフィーアさんと、挨拶を交わします。



「そうなんですか! あ、それでしたらわたしももう休憩時間なので、何処かでお昼ご一緒しませんか?」


「ええ、嬉しいです。ちょうどお昼をどうしようか考えていたんです」


「ちょっと待っててくださいね! あ、〝ナイトくん〟! さっきはありがとうございますね!」


「ごぉ!」



 ……ゴーレムって鳴くんでしたっけ? それにナイトくんって……甲冑だからでしょうか……?

 わたくしはギルド内の定位置の柱の前へと戻るゴーレムのナイトくんを観察しながら、フィーアさんを待ちます。



「感覚って有るんでしょうか……?」


「ごご、ごごぉ〜っ!?」



 ええ……有るんですか……!

 脇腹の辺りを(つつ)くと、くすぐったそうに身を捩りました。



「ご! ごごっ!」


「ご、ごめんなさい? つい興味が湧いてしまって……」


「ごぅっ!」



 怒らせてしまいました……! まあ、お仕事の邪魔ですしね。わたくしは謝ってその場を離れました。

 というか、マナカさんが産み出す魔物達は、本当に皆個性豊かですね。



「お待たせしました、ルージュさん! 行きましょう!」



 そうこうしている内に、フィーアさんが制服に上着を羽織ってやって来ました。わたくし達は二人連れ立って、街の飲食店街を目指しました。





 わたくし達が入ったお店は、最近移住してきたケイトさんが開いた【悪魔の翼亭】という食堂です。

 ケイトさんは王都の一流レストランで修行をされていて、今となっては(不謹慎ですけれど)懐かしくも感じますが、ユーフェミア王国のウィリアム元王太子の被害女性のお一人(マリーアンナさんに聞きました)だそうです。


 この街に先立ってオープンしたケーキ屋【スタボーン・パパ】の店長ロレーヌさん。王都に住まわれるそのお父上に頼み込んで、我がアグネルージュ商会に紹介してもらったのだとか。



「ルージュ会長! それにフィーアさんも! いつもご来店ありがとうございます!」


「こんにちは、ケイトさん。わたくしこそ、いつも美味しいお食事をありがとうございます」


「ケイトさんこんにちは! 今日の日替わりランチは何ですか?」



 厨房から顔を出した当のケイトさんが直々に、わたくし達を空き席へと案内してくれました。



「本日の日替わりランチは、ゲンツ牧場の牛と豚の合挽き肉を使ったミートパイです! サラダは胃に優しい蒸し野菜サラダで、スープはアッサリ目のカボチャスープですね! デザートはなんと、スタボーン・パパの新作一口ケーキですよ!」


「「それでお願いしますっ!」」



 わたくしとフィーアさんの心は一つになりました。

 だって、スタボーン・パパの新作ケーキですよ!?


 そう。このお店の日替わりランチのデザートは、あのスタボーン・パパと提携しているのですよ!

 数量限定ですけど、紹介を得た縁でロレーヌさんとケイトさんが仲良くなり、こうして業務提携を果たしたのです。



「では、ご用意しますのでお待ちくださいませ」



 ケイトさんが厨房へと戻って行きます。

 わたくしは、この街の飲食店のルールとして定められた()()()お水を一口頂きます。



「マナカさん達、大丈夫ですかね〜……?」



 不意に、フィーアさんが思い詰めた顔をして溜め息を吐きます。


 そうでしょうね。

 心配でないはずがありませんものね。


 ですが。



「そんな弱気でどうするのですか、フィーアさん。わたくし達は、マナカさん達が留守の間、この街を任されたのですよ?」


「そう……ですけど……」



 別れ際気楽そうに、本当に、まるで近所に買い物にでも行くかのような気楽さでこの街を出て行ったマナカさんのお顔が、脳裏に浮かびます。



「マナカさんは言いました。『ちょっと行って勇者だかと大帝だかをボコボコにしてくるから。すぐ帰って来るよ』とね。それにリクゴウ家の皆さんに、殿下やレティシアさんを始めとした王国軍も、参陣した連合軍も居るんです」


「それに、冒険者さん達も、ですね。Aランク【火竜の逆鱗】や、ミラさん達【揺籃の守り人】。何より支部長……【破壊神】も、みんなマナカさんのためにと参戦しましたね……」


「そうでしょう? それだけの頼りになる方々が手伝うのに、何を心配する事があるのですか」



 嘘です。

 わたくしだって、心配でたまりません。


 戦争では何が起こるか分からない。

 それも相手は、今まで誰も知りもしなかった海の向こうの大陸の人間だというのです。


 ですがわたくしが弱気になる訳にはいきません。

 何故ならわたくしは、マナカさんを支えようと慕い集った女性達の、代表なのですから。



「強いですね……。ルージュさんのその強さが、わたしは羨ましいです……」



 いいえ、強くなんかないのです。

 今までに培ってきた商人としての誇り(プライド)が、弱気を見せる事を拒んでいるだけ。それだけです。



「わたくしの方が四つも歳上ですからね。若いコには負けていられませんからっ」


「ふふっ。なんですかそれ……!」



 良かった。

 フィーアさんのお顔に笑顔が戻りました。


 そうですよ、フィーアさん。

 わたくし達は、マナカさんを信じなければいけません。


 彼が帰って来た時に、笑顔でお出迎えしなければいけませんからね。それがあの人に、マナカさんに想いを寄せる、わたくし達がしてあげられる唯一つの、そして最大のご恩返しなんですから。



「お待たせしました! 本日の日替わりランチセットでございます! ごゆっくりお召し上がりくださいね!」



 フィーアさんに笑顔が戻り、話が落ち着いたちょうどその時に、ケイトさんがお食事を運んできてくれました。


 …………ミートパイの香りが胃を刺激して止みません!



「それじゃあ、フィーアさん」


「はい。笑顔で、ですね! いただきます!」


「よろしい♪ いただきます」



 それからは(もや)が晴れたような笑顔のフィーアさんと、昼食を楽しみました。

 ギルドでの出来事やわたくしの商会での出来事などを、愚痴も多分に含めて、本当に沢山お喋りしました。


 そして新作ケーキですが……控え目に言って最高でした。


 マナカさんが以前口にした事がありますが、〝甘い物は別腹〟という言葉は、この世の真理ですね。

 一口サイズという事もありますが、それでも結構な量のランチセットを食べた後でも、ペロリと平らげてしまいました。


 ……今日は少しお散歩の距離を多くした方が良さそうですね。義娘(むすめ)のエヴァも夕方までは孤児院で遊んでいるでしょうし、ゆっくりと街を散策しましょう。



「わたしこれから書類仕事なのに……! 絶対眠くなっちゃいますよぅ……!」


「ふふふ。お仕事頑張ってくださいね、フィーアさん」


「…………は〜い」



 仕事に戻るのを渋るフィーアさんを送り出し【悪魔の翼亭】の前で別れたわたくしは、お腹を少しでも軽くするために再び街を歩き始めました。





 ◇





 夕方になる少し前ほどに、わたくしは店舗兼住宅の我がアグネルージュ商会へと帰って来ました。

 ですが、何やらお店の中が騒々しいようですが……?



「お願いします! ここで働かせてください!」


「ん。お願い、します」



 ……新たな住人が仕事を探しているのでしょうか?

 窺うと、若い女性が二人でカウンターの店員に談判していますね。



「何の騒ぎですか?」



 騒いでいるそこへと、歩み寄り声を掛けます。

 わたくしは商会の代表ですからね。こういったトラブルも今までにも何度も解決してきましたから、慣れたものです。



「ルージュ会長、おかえりなさいませ! いえね、このお嬢様方が、どうしてもここで働きたいと言って、困っていたんですよ」


「そうなのですか、お嬢様方?」



 わたくしは、従業員を困らせていた女性二人に向き合います。可愛らしい、若いお嬢様達ですね。少女と大人の女性の間くらいでしょうか。


 一人は紺色の真っ直ぐな髪を伸ばした、17、8くらいの少女ですね。愛嬌のある可愛らしい顔立ちで、クリンとした髪と同じ色の瞳で、わたくしをジッと見詰めてきます。


 もう一人は、少し表情に乏しい16、7くらいの少女。空色の肩口くらいに伸ばした真っ直ぐな髪で、人見知りでしょうか、先の少女の後ろに控えて、疑いの込もった青い瞳をわたくしに向けてきていますね。



「会長……? 会長って、アグネス様じゃないんですか……?」


「ん。怪しい。誰なの、あなた」



 アグネスさんをご存知という事は、お知り合いなのでしょうか? 少し興味が湧いたわたくしは、二人に自己紹介する事にしました。



「ええ。正確には、アグネス・ドットハイマー子爵令嬢と、このわたくしルージュの二人が、当アグネルージュ商会の代表を務めています。お二人は、アグネス様のお知り合いなのですか?」



 わたくしの言葉に少女達は顔を見合わせてから、こちらに向き直りました。



「知り合いというか……」


「ん。同じ連中に、攫われた仲」





 場所を応接室に移して、改めて自己紹介といきましょう。

 わたくしは、過去にマナカさんに頂いた〝鑑定の片眼鏡(モノクル)〟という対象を鑑定できる術具を取り出して、彼女達と対面に座りました。



「改めまして。当アグネルージュ商会、迷宮本社代表取締役の、ルージュといいます。貴女達のお名前は?」



 何故わざわざこうして相手をしているかというと、アグネスさんがマナカさんに救けられた際に、冒険者のオルテさんの他にもまだ二人の女性が居たと、聞いた事があったからです。

 そのお話の中の女性達かどうかを確かめるために、こうして招き入れました。



「わ、私は、メイリーンといいます。両親の雑貨屋を手伝っていて、お使いの途中で攫われて、ケイルーンの町で捕まっていました。アグネス様とは、そこで知り合いました」


「ん。あたしはラキア。田舎の村の、薬師の娘。山で攫われて以下同文」



 ……嘘は言っていませんね。

 術具の片眼鏡(モノクル)による鑑定でも、二人の名乗った素性に間違いはありません。



「それで、お二人はどうしてこの街へ?」



 もう少し事情を訊いてみましょうか。

 わたくしは役目を終えた術具を外して、ケースへと仕舞ってから訊ねます。



「その、それよりまず教えてください。アグネス様とあなたが、この商会の会長様なんですか? どうして?」


「ん。あたしも聞きたい。あなたも、貴族様?」



 そうですね。

 先にそちらの疑問を解いた方が良さそうです。


 わたくしは、これまでの経歴やこの街に来た経緯、アグネスさんとの再会や、商会の起ち上げや共同経営の事などを、掻い摘んで説明しました。



「そう……だったんですか。あの、失礼な事を言ってすみませんでした!」


「ん。ごめんなさい」


「良いんですよ。それで、聞かせてもらえますか? どうしてこの街へ?」


「はい、実は……」



 聞くところによると、この二人はマナカさんに救けられた後故郷へと帰ったが、過日国王陛下が世界に向けて発した声明を聞き及び、居ても立ってもいられずにご両親を説き伏せて、生家を飛び出して来たのだとか。


 す、凄い行動力ですね。



「ですが、お二人はどうやって合流したのですか? それぞれお故郷(さと)は違うのでしょう?」


「それは、これで……」


「ん。コレは、本当に便利」



 そう言って二人が背負い袋から取り出したのは、常日頃からわたくしもお世話になっている、ダミーコアでした。



「これでラキアとはよくお話をしてて、それで王様のお触れが出されたすぐ後に、二人で示し合わせて……」


「ん。コレで待ち合わせて、合流した」



 なるほど。

 この二人にも、あのお人好しな彼は渡していたという訳ですね。もうコレが、何よりの証じゃないですか……!



「分かりました。一先ずお二人は、わたくしがお世話します。後で当商会の寮へ案内しますので、明後日から見習いという形でまずは働いてもらいます。明日は一日ゆっくりと、街に慣れて必要な物を探しましょう」


「え……? い、良いんですか!?」


「ん。アッサリ過ぎる。何かの罠?」


「人聞きの悪い事を言わないでください。だって貴女達も、マナカさんを想っているのでしょう?」


「そ、それは……そのぅ……はぃ……!」


「ん。当然、ゾッコン」


「でしたら何の問題もありません! わたくし達、【恋する乙女連合】は、新たな同志を歓迎しますよ! ああ、寮へ行く前に、アグネスさんにも報告しなければ! 彼女もきっと、歓迎してくれます! それが知り合いの貴女達であれば、尚更ですよ!」



 まさかここにきて新たな戦力が加わるなんて!

 これで更にマナカさん包囲網は盤石です!



「いえあの、私たちはアグネルージュ商会に雇ってもらえれば……! っていうか【恋する乙女連合】って何なんですかぁ!?」


「ん。あたし達()って、そう言った。多分、そういうこと。〝連合〟ということは、まだまだ居そう」



 察しが良い子は好きですよ、ラキアさん! その調子でマナカさんを追い込んでくださいね!

 そしてメイリーンさんも、その愛嬌でマナカさんをメロメロにしてしまうのです!


 ああ、なんて幸先の良い! この調子で連合の結束を高めて、マナカさんをビックリさせてあげましょうね!!



「クレイさん……いったい、何人の女性を……!?」


「ん。クレイじゃなく、マナカお兄さん。さっき本当の名前言ってた」


「どっちでも良いですよぉ……! 私、不安になってきたよぉ……」


「ん。大丈夫。あたしと一緒に、可愛がってもらう」


「その調子ですよ、ラキアさん!!」


「ん。任せて」


「ふえぇ〜んっ! 任せてじゃないよぅ〜っ!」





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