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第十話 其れに、出遭う。

いつもお読み下さり、ありがとうございます。


重たい内容が続いていますが、何卒、お付き合いくださいませ。


m(*_ _)m


 戦っている。

 あの小心者の真日(まなか)さんが。


 怒りに心を燃やして。

 でも、怒りに心をすり減らして。


 争いは嫌いだと言いながら。

 戦いたくないと心で泣きながら。


 自分のために。

 何よりも、他人(ひと)のために。


 友の、仲間の、家族のために。


 行かなきゃ。

 行って、助けなきゃ。


 待っていて。

 今、行くから。

 今、助けるから。


 沢山、お話しよう。


 楽しいこと、嬉しいこと、何でもいい。

 悲しいこと、許せないこと、何だっていい。


 沢山、お話しよう。


 だから。


 今、行くから。

 助けに行くから。


 待っていて。


 今、起きて行くから。




〜 神皇国ドロメオ ダンジョン【悠久の方舟】 〜



 くだらない。

 本当に、くだらない。


 何のために、俺たちは必死になっていたんだ?

 何のために、この国の兵士達は死んだんだ?


「ひっ、ひひひぃぃいやあああぁぁっ!!?!?」


 情けなく鎧を鳴らして身体を震わせながら、聖騎士団長サマがみっともなく声を上げる。


 うん。もうアンタだけだね。

 俺の周囲で動いている者は、俺たち家族と、団長サマだけになった。


 聖騎士だろうが、司教だろうが大司教だろうが、男だろうが女だろうが。


 みんなみんな、物言わぬ、屍に成った。

 俺が命令して、殺した。

 生き汚いメイデナ教会のお偉方達も、それを守護する聖騎士達もみんな。

 俺が、殺させた。


 なのにどうしてだろう?

 何も感じない。


 魔物の氾濫(スタンピード)を起こして兵士達を蹂躙した時は、不快感と吐き気で気が滅入りそうだったのに。

 だけど今は、今回は何もこみ上げてこないんだ。


「情けないのう。その体たらくで、団の長じゃと?」


 拳を握り指の関節を鳴らして、シュラが進み出る。

 そんなシュラの肩を掴み、引き止める。


 俺の顔を見たシュラは一瞬キョトンとした顔を見せたが、「やれやれ」と言って俺にソイツを譲ってくれた。

 うん、ソイツは俺が()るから。


「く、来るなくるな来るなあああッ!? この、ばば化け物どもめッ!? か、神の使徒たる私を殺すなど、し、し、神罰が下るぞおおッ!!?」


 見苦しい。

 ありとあらゆる穴から体液を垂れ流し、小水の川を尻で引き摺り、俺から離れようと(いざ)り下がる団長サマ。


 神罰だ? 上等だよ。下してみろよ。

 神がたった一人の信者のために何かするってんなら、見せてみろよ。


「ある兵士は、グレートウルフに右腕を喰われた。」


 団長サマの右腕を結界で包み込む。


「ある兵士は、ソードマンティスに左腕を切られた。」


 左腕を結界で包み込む。


「ある父親は、妻を守ろうとして立ち向かって、右脚を千切られた。」


 右脚を結界で包み込む。


「ある母親は、包丁を片手に左脚を折られた。」


 左脚を結界で包み込む。


「ある少年は妹を庇って、逃げる大人達に背中を踏まれて。」


 身体を、包み込む。


「ある少女は、その光景に発狂して頭を壁に打ち据えて果てた。」


 頭を。


「全部全部、俺が、俺たちがやった事だ。だけどその死は無意味だった。兵士達を、民達を焚き付け唆した上層部は、お前らは……お前は。何もしていやしなかった。」


 声は漏らさない。

 遮音結界で覆っている。


「戦うことも、指揮することも、励ますことも、逃がすことも何も。神の使徒を名乗るくせに、偉大なる神様って奴に祈る事すらもせずに、ただ自分達だけ、自分だけ生き残ろうとしていた。


 俺は悪魔でいい。魔王でいい。悪人で、殺人鬼でいい。だけどさ。なんでお前が生き残ってんの? お前に、お前達に踊らされた兵や民が死んでいるのに、どうしてお前、のうのうと生きていられるの?


 一緒に逝けよ。逝って詫びてこいよ。巻き込んでゴメンって、馬鹿な事して悪かったってさぁ。」


 俺のことは、魂になってもいくらでも恨めばいい。

 いくらでも憎めばいい。呪えばいい。


 だけどどうしても、彼等が死んでコイツらが生き残るのは我慢がならない。

 俺が目に焼き付けた光景を、コイツの身に、同じように。


「――――――――――ッッ!!!!」


 結界に反射されて、良く聴こえるだろう?

 お前が上げる声が。怨嗟の声が。恐怖の声が。絶望の声が。


 それが、彼等の絶叫だ。


 遮音効果を切る。


「たすけ、 助けてくれ!! 何でもするッ! 何でもやるからああッ!!?」


 俺も受け止めるよ。

 死んでいった人達の恨みも、生き残った人達の憎しみも。


 だから、お前も受け止めろ。


「さようなら。」


「やめてぐびあゃやぎゃあがああああああああッッ――――」


 結界を、握り潰す。

 肉が千切れる音や、骨が砕ける音と共に、目の前が真っ赤に染まる。


 聖堂騎士団の団長サマは、物言わぬ肉片へと変わった。


 本当に、何のためにさ……


「マスター。背負って生きましょう。私達も共に罪を背負います。それがあまりにも重いからこそ、罪深いからこそ、私達は先の未来のために歩くと決めたのでしょう?」


 分かっていたんだ、アネモネ。


 戦争なんて、一部の人の利益のために巻き起こされるモノばかりなんて事は。前世で、好きでもないのに知恵熱が出るくらいに、勉強したんだ。

 だからってさ、こんなのあんまりだろう……?


「涙を拭くのじゃ主様よ。儂らに出来るのは、一刻も早くこのくだらん戦さを終わらせる事だけじゃ。愚かな主導者達を捕え、表に引き摺り出し、愚かな行為の報いを真っ当に受けさせる事だけじゃ。」


 うん。

 分かってるよ、シュラ。


 もう立ち止まれないんだって。

 立ち止まっちゃいけないんだって。


 俺達まで立ち止まってしまったら、今度こそ本当に、彼等の死が無駄になってしまうから。


「お辛いお気持ちはアザミにも良く解ります。悔しく思うのも、怒りに身が焼き尽くされそうなのも、一緒です。マナカ様とアザミ達の心は、今確かにひとつになっています。」


 そうだよな、アザミ。

 辛いよな。悔しいよな。


 でもそんな無念は、死んだ人達が一番感じているんだよ。

 何が悲しいって、それが一番悲しいんだよ。


「輪廻にどんだけ時が掛かるかは知りやせんが、忘れずに居てやりやしょう。その無念をあっしらで背負って、これから先に生まれる彼等かもしれねぇ命のために、あっしらは精一杯生きやしょうぜ。」


 そうだね。

 その通りだね、イチ。


 いつか生まれ変わって、恨みを覚えていたのなら、甘んじて受けよう。

 どんな恨みも憎しみも、受け止めるよ。

 覚えていなくたって、出来る限り贖って生きていくよ。


「死すれば皆同じ一つの命なのである。糧となる命も、無惨に踏み躙られた命も、高貴なる者の命も、貧しき者の命も。敵であった国の民のために流す貴様殿の涙の、悼む涙のなんと尊いことであるか。その心を無くさず持ち続けるのが、死した者達への何よりの供養である、と吾は思うのである。」


 ああ、分かってるよグラス。

 国に対して敵対した以上すると決めた以上、綺麗事を語るのはやめたんだ。

 それでも犠牲を減らそうと、努力はした。


 だけど少なからず、いいや沢山、努力の隙間から零れた命が居て。

 それが無意味だったと思い知らされて。


 仕方ないで、済ませたくない。済ませちゃいけないんだって。

 そう思ったら、やっぱりどうしても悲しくて。どうしても涙が溢れて、止まらないんだ。


 きっと俺は、この涙の味を一生忘れないだろう。

 俺のした事と、身勝手な思いと共に、一生記憶に残るだろう。


 ……いや、残すんだ。

 間違っていないか、これで大丈夫かと悩む度に、こうして思い出すんだ。


「みんな。戦争を、終わらせに行こう。」


 涙を拭け。

 前を向け。


 一歩ずつ地面を踏み締めて、罪の味を噛み締めて、護るべき命の重さを抱き締めて。


 まずは。

 ドロメオとメイデナ教会に、終止符を打とう。




〜 ダンジョン【悠久の方舟】 最深部55階層 〜



「ぐっ……! おのれえッ!? 邪神の遣いが、よもやこんな所まで……!?」


 どっちがだよ。

 世界を巻き込みやがって、挙句自分達だけはのうのうとこんな所に逃げ込んでいやがって。


 どうしてそこまで、自分は悪くないって思えるんだろう。

 俺は、自己嫌悪と罪悪感で押し潰されそうだというのに。


 対峙したのは、五人の爺婆(ジジババ)だった。


 真ん中でふんぞり返ってる、頭にチ〇コみたいなデカい帽子を(かぶ)っているジジィが、法皇か。

 周りの四人は枢機卿ってヤツだな。


「くそ、何故じゃ!? 何故此方(こちら)からは神都に転移出来ぬのじゃッ!!?」


「法皇猊下!! お早く、お早く……ッ!!」


 あー、なるほどね。


 俺はこの期に及んでも尚逃げようと慌てふためく老人達を眺めて、なんとなく察しが着いた。


 大方、ダンジョンをお告げだか神託だかで支配したは良いけど、扱いをちゃんと習った訳ではないんだろう。

 そして手に入れた大きな力に天狗になって、自ら模索し、習熟しようとはしてこなかったんだろう。


 まあ、やらせないよね。


「な、なんじゃああッ!!??」


「み、身動きが取れぬッ!?」


 俺は足を踏み鳴らし、ダンジョンコアを大事そうに抱えた法皇を含めその場の五人全員を結界で拘束する。


 法皇のジジィの手からダンジョンコアが零れ落ち、玉座を転げ落ちて俺の前まで転がって来た。

 俺はそれに手を伸ばす。


「それに触れるなッ、この痴れ者が! 罰当たりめがあッ!! それは朕がメイデナ神より賜りしムグガッ――――!?」


 喧しいし面倒なので、結界で猿轡を創って噛ませて黙らせる。


「みんな、拘束よろしく。」


 家族たちに爺婆を捕らえるように頼んで、床に転がっているダンジョンコアに改めて手を伸ばし、拾い上げた。


 さて、何処まで手繰(たぐ)れるか……

 俺はまず【神眼】スキルを使い、ダンジョンコアを精査する。



 個体名:【第93番ダンジョンコア エスタルード】

 マスター:【クワトロ・ヴォンド・アーセレムス大帝】

 代理マスター:【ドミテロ・ウァム・ソウケス法皇】

 ダンジョン名:【悠久の方舟】

 所有階層:【55階層】

 魔力パス:【クワトロ・ヴォンド・アーセレムス大帝】

 回線パス:【帝剣城ユーナザレア】

 状態:【ダンジョンポイント枯渇・警戒態勢】



 どうやら、上位者は北大陸の大帝国のようだ。

 そしてこの【クワトロ・ヴォンド・アーセレムス大帝】ってのが、北の大帝国の皇帝の名前か。

 城って言葉がダンジョン名に付いているってことは、ソイツらはダンジョンを城にしているんだろうな。


 それじゃ、一応パスをまだ切らないように注意しながら魔力を注いで、と。


『警告! 警告! ダンジョンコアへの他のマスターの魔力侵食を確認! 支配権の上書きが為されています! マスター並びに代理マスターは直ちに迎撃に移ってください!』


 相変わらず、ダンジョンコアの音声ってのは中性的で、男だか女だか判らない声だよね。


 でもゴメンね?

 一生懸命警告しても、君のダンジョンマスターは遥か遠い北の大陸だし、皇帝自ら被支配目前の場所に来るわけがない。

 代理マスターも拘束済みだし、君のダンジョンもポイント枯渇で対処もできないだろ?


 詰みってヤツだよ。

 ついでに魔力パスと回線パスを辿って、お相手の逆探知と牽制くらいしておこうか。


『非常事態! 非常事態! パスが逆探知されています。上位ダンジョンコアへの侵食を確認。自律迎撃はダンジョンポイントが不足しているため不可能です! 各種攻勢防壁、迷宮防壁、突破されます! ダンジョンコアの支配権の上書き、現在45%! 此方も各種防壁が機能していません!』


 ダンジョンコアへの侵食が進む毎に、繋がりを持った【帝剣城】とやらのイメージが鮮明になってくる。

 そして朧気だが、パスを通じてダンジョンマスターである皇帝の魔力が感じ取れるようになって――――


「――――ッッ!!?」


 突然、意識が弾かれるようなイメージと感覚に襲われる。

 それと同時に、掴みかけた皇帝の輪郭が霧散し、形を失った。


『緊急事態! 緊急事態! マスターよりパスの切断を確認! 自律崩壊命令(プログラム)の発動を確認! ダンジョン並びにダンジョンコアの崩壊が開始されます! それに伴い当ダンジョンへの支配権が総て凍結されました!


 関係者各位は速やかに当ダンジョンより退避してください! 繰り返します! 当ダンジョンはこれより崩壊します! 関係者各位は速やかに当ダンジョンより退避してください! 崩壊まで残りカウント、60。59。58……』


「んなっ!? マジかよッ!?」


「マスター、これはいったい……!?」


 くっそ、やられた……!!

 俺の逆探知に気付いてパスを切るどころか、俺ごとダンジョンを潰そうってか!? しかも何気に、俺の侵食している魔力をぶち抜いて命令を通しやがった……!


 くそ! こうしちゃいられねぇ……!!


「みんな、ダンジョンが崩壊する! 近くに転移装置はあったか!?」


「マナカ様! 陣は在りますが一方通行のようです! 繋がりません!」


『崩壊まで残りカウント、50。49。48。47……』


 くっそ面倒臭せぇ!!


「みんなこっちに集まれ! 転移石で船に跳ぶぞ! ジジィ共も引き摺って来い!!」


 持ってて良かった転移石ってな!

 大慌てで無限収納(インベントリ)から、船を登録している転移石を全て取り出す。

 そのついでに喧しいので、ダンジョンコアは放り込んでおいた。


「みんな集まったな!? 死にたくなかったら全員お互いに身体を接触させてろよ!? 跳ぶぞッ!!」


 集まった面々を囲むように転移石を浮かべ、全てを俺の魔力で繋ぎ、同時に魔力を注ぐ。


 魔力が浸透した瞬間、俺の視界は暗転して、切り替わった。




〜 神皇国ドロメオ 神都サンタフォビエ 上空 〜



「「「「マナカ様っ!?」」」」


 突然甲板に転移してきた俺たちを見て、メイド達がビックリしている。

 うん、驚かせてゴメンよ。


 家族たちは……全員無事で揃ってるな。

 ジジィ共もいきなりの転移にキョロキョロしているが、全員生きて脱出できている。


 俺はそれだけ確認すると、すぐさま甲板の端へと駆け寄って、地上を見下ろす。

 そこにはダンジョン【悠久の方舟】が在り……俺が見下ろすのとほとんど間を置かずに、地響きを立て始めた。


 まるで地中に呑み込まれるように、引き摺り込まれるように、地面が陥没し、中心に向かって収縮し落ち窪みながら――――


 ――――全てが崩落、崩壊した。


 地響きの音の後に残っていたのは、何処まで深いのか判らないほどの、真っ黒な、穴。


 目算でざっと、直径1キロメートルくらいか。

 そんな深くて巨大な大穴が、ポッカリと大地に空いていた。


「えぇぇ……ちょ、怖過ぎるんですけどっ……! ダンジョンって、崩壊するとこんな風になっちゃうの……!?」


「吾もダンジョンの崩壊に巻き込まれたのは初めてである。なんとも恐ろしいものであるな……!」


 元ダンジョンマスターであるグラスも、戦慄を隠せない様子だ。

 そして無事な己の身に、安堵している。


 俺も同じ気持ちだよ。

 こんなのに巻き込まれたら、ひとたまりもない。

 もし俺のダンジョンでこんな崩壊が起きるかと思うと、心底ゾッとするわ……!


「ダンジョンの消滅……か。まあこれで、当初の目的の大半は達成はできたのかな。」


「その通りです、マスター。戦争を主導した者は捕え、遠因ともなっていたダンジョンは消滅しました。ドロメオにもメイデナ教会にも、最早成す術はありません。後はこの者達を引き渡し、フューレンス陛下と、公国の公王に任せましょう。」


 アネモネのその言葉に、ようやく息を着く。


 終わったか……!

 この無意味で無価値で、悪意しかない戦争(たたかい)が、ようやく。


〘うんうん。お疲れ様だったねぇ。いやはやなんとも、痛快で劇的な展開になったもんだよぉ。〙


「――――ッ!!??」


 突如頭の中に、直接声が響き渡る。

 声の出処を探るついでに仲間たちの様子を見るが、みんなも同様に声が聴こえ、警戒しているようだ。


 念話みたいなモノなのか。

 しかしそれにしては、魔力なんか一切感じなかったぞ……?


〘魔力を感じないのは当然だよぉ。だってボクは、魔力なんか使ってないんだからさぁ。〙


 再び聴こえてきたその声と共に俺の眼前の空が裂け、中からこじ開けられるようにその亀裂を拡げていく。

 そしてそこから、宙を掴むように手を掛けて身体を引き摺り出して現れたのは…………【悪意】だった。


 この世全ての……いや、それよりもずっとずっと大きいであろう、【悪意】の塊だった。


 ()()は、その【悪意】は、女の形をしていた。


 女は、黒かった。

 髪は漆黒で長く、足先まで伸び。

 肌は艶めいてはいるが、浅黒く。

 瞳は本来白目である部分すら、闇のように黒く。

 身に纏う羽衣を組み合わせたような衣装も、宵闇を纏っているようで。


 その黒い女は宙空になんの足場も無く立ったまま、その【悪意】に満ちた笑顔を俺に向けて、今度はその口から声を発した。


「ハジメマシテだねぇ、六合(りくごう)真日(まなか)くん。今世では、マナカ・リクゴウって名乗ってるんだっけぇ? ボクはマグラ・フォイゾ。【邪神】とも、【堕とし子】とも、【唯一絶対神メイデナ様】とも呼ばれているよぉ。」


 ()()はアッサリと、至極当然のように。


 俺を笑顔(悪意)で眺めながら、名乗ってきた。




意図せずキリの良い150部分目にて、遂にマナカさんと邪神が邂逅しました。


面白い、続きが気になると思われましたら、ページ下部の☆より高評価をお願いいたします。


ご意見ご感想、レビュー、ブクマも、いつでもお待ちしております。


これからも、応援よろしくお願いいたします。


m(*_ _)m


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― 新着の感想 ―
[良い点] なかなにエグいですな……表現がシビア。
[一言] マナカさんは魔族ですしダンマスです。 寿命は無いに等しいでしょうし罪を背負い生きてゆくことになるんでしょうね。 まあ戦争において他者の命を賭すのは必要な事ですし、命を奪うと言う意味では動物は…
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