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登場人物紹介 その⑤

いつもお読み下さり、ありがとうございます。


間章其の伍〜間章其の陸までで、活躍のあった人物の紹介です。



※前話から、ミドルネーム、ラストネームの区切り記号を、イコールから中点に変更しました。

ご承知置きください。



ダンジョン【惑わしの揺籃】



六合真日(りくごうまなか)


お馴染み本作の主人公。

日本人としての前世で非業の死を遂げ、転生神ククルシュカーによって新たな生を与えられ、アークデーモン種のダンジョンマスターとして、剣と魔法の世界【アストラーゼ】に転生する。

この世界では、ステータスに則り、【マナカ・リクゴウ】と名乗っている。


前世を省みて、『胸を張って生き抜き、胸を張って死ぬ』をモットーに、転生時に与えられた固有スキルやダンジョンの権能を駆使して、剣と魔法の世界で平和なダンジョンを目指し邁進中。


様々な人と触れ合い成長していくが、何やらきな臭い展開に……?


自身のダンジョンの他、いくつかのダンジョンを支配しており、また自身のダンジョン内に都市【幸福の揺籃(ウィール・クレイドル)】を創り、様々な民を受け入れて共生している。


冒険者ギルド本部長に依頼されたS級ダンジョンの攻略にて、アークデーモンロードに存在進化し、公爵級の位階を得た。




【アネモネ】


真日の補佐のため、転生神ククルシュカーによって創造されたホムンクルス。


【叡智】という固有スキルにより、世界のアーカイブに接続し、過去世界で起きた全ての情報を閲覧出来るという、主人公以上のチートキャラ。


真日のことは『マスター』と呼ぶ、頼れる配下筆頭でお説教担当。


真日の成長を嬉しく思う反面、寂しさも覚えている模様。


保護した女性達をメイドとして完璧に育て上げ、最近では戦闘訓練も課しているとか……




【マナエ】


真日と共同体として誕生したダンジョンの核である、ダンジョンコアの化身。


天真爛漫な幼女の姿だが、ステータスは真日準拠の下位互換となるため、真日が強くなればなるほど、マナエの能力も上がる。


ダンジョン内の都市に生活する孤児達や、真日の友人家族の子供達などと仲良くしており、一緒にお菓子作りをしたりして、よく遊んでいる。


真日の妹という立場で、子供達の中ではリーダー的存在になっている。




【アザミ】


真日の固有スキル【魔物創造】により産み出された、初めての配下。

創造のイメージに用いられたのは、大妖怪【九尾の狐】である。


普段は固有スキル【人化】により、美しい着物の獣人女性という姿で真日らと生活しているが、本来の姿は白銀の毛並みと9本の尾を持つ巨大な狐である。


真日と共に冒険者の身分を得て、【タマモ】として主に従い、活動している。


そのスキルを活かし、潜入や情報収集など活躍の場も多くあり、本人はご満悦。




【シュラ】


真日の固有スキル【魔物創造】により産み出された、長身ナイスバディな鬼娘。

イメージに用いられたのは、【大江山の酒呑童子】という有名な鬼の大妖怪。


戦闘狂で近接格闘戦を好む、膂力特化型。


不殺戦闘の際は、両手両足に【猫パンチグローブ】と【猫キックブーツ】(致命傷を与えないようにダメージを減衰する。衝撃を与えるとプニッ♪と鳴る)を強制的に装備させられる。


イメージが忠実に再現されており、うわばみと評したくなるほど酒好きの、大酒飲み。


真日と共に冒険者としての身分を獲得し、【ウズメ】を名乗って活動する。


主な役目は切り込み隊長とお使い。




【イチ】


真日の固有スキル【魔物創造】により産み出された魔人。

創造のイメージは、日本神話の女神【天逆毎(あまのざこ)】の子である、【天魔雄(あまのさく)】。


刈り上げた黒い短髪にサングラス、白スーツに黒いシャツと、大柄な体格とも相まって見た目は完全に極道の若頭で、白木拵えの長刀(長ドスとも言う)を用いた近接戦闘を主体とする。


真日達が不在のダンジョンの留守を護り、外の森の魔物の間引きを定期的に行っている。


真日に与えられた日本刀、【黄泉祓ひ水月】を大層気に入り、習熟のために鍛練中。




【アマコ】


ダンジョン都市の統治の円滑化のために、真日の固有スキル【魔物創造】によって産み出された配下の1人。


(さとり)】という、他者の心を読むことができる能力を持った妖怪が、イメージの基。


都市安全対策課の【心査部】という部署を任されており、それと同時に行政府や治安警備隊との、マナカの配下達の折衝役を務めている。


他にも数多く居る覚達や、鬼達、人獣魔物達の統括役である。


因みに覚達は、主に砦の関所や役所等、要所での入場審査や、移住希望者の審査に携わっている。




その他ダンジョン



【ヴァン】


ダンジョン【狼牙王国】の代理マスター。


真日の固有スキル【魔物創造】によって産み出された、神父風の壮年の男で、正体は人狼皇という固有種族の魔物。


固有スキルの【変身】により、人、人狼、狼の3つの姿を使い分けることができる。


イメージに用いられたのは、某ヴァンパイアハンターの男が人狼になって吸血鬼のボスと戦う映画。


真日を「我が主」と呼び、忠誠を尽くす。


真日が初めて支配した他者のダンジョン【狼牙王国】の、代理ダンジョンマスターとなり、ダンジョンとそこに設けられた真日のダンジョンへの転移装置を守護している。




【ググゲルガ】


真日によって支配された、ゴブリン種が湧くダンジョン【小鬼の楽園】のダンジョンマスター。


ゴブリンロードで、人語を理解し、片言だが会話も可能。


初級冒険者達の修練場扱いに不満を感じ、更なる成長を望む。


目標は全7階層のダンジョンの拡張と、ゴブリンキングへの進化。


結構マジメだったりする。




【ミザリナ】


真日が支配した、全10階層の薬草類が豊富に採取できるダンジョン、【薬神の箱庭】のダンジョンマスター。


樹精霊(ドリアード)種の女性で、お淑やかな性格。


ダンジョンの拡張と戦力を望み、他のマスター達と共に真日に談判する。


真日のダンジョンで行われたゴミ拾い大会で表彰され、地竜(アースドラゴン)の魔石を贈られた。


現在はアースドラゴンを創造するべく、ダンジョンの拡張とDP(ダンジョンポイント)の確保に奔走している。




【バラン】


真日に支配された、爬虫類系の魔物が多く棲息するダンジョン、【蜥蜴の巣】のダンジョンマスター。


自身を『吾輩』と呼び、誇り高い性格をしているため、脅威度が低いとされる自身のダンジョンの強化を望む。


竜人族(ドラゴニュート)という種族でこんな名前ですが、某勇者少年が大冒険する物語とは一切関係ありません。




【ヂド】


真日に支配された、ダンジョン【始まりの迷宮】のダンジョンマスター。


遺跡型のダンジョンで、バランス良く魔物が配置されていて、迷宮初心者向けに重宝されているが、本人は好きに荒らされている現状に不満を抱いていた。


古樹霊(エルダートレント)で、長く生きているためそれなりに能力も高く、移動も可能(通常のトレントは移動できない)。


エルダーの名の通りお爺ちゃんで、穏やかな性格をしている。




【マリリン】


遺跡型のアンデッドや死霊系の魔物が豊富なダンジョン、【死出の回廊】のダンジョンマスターで、真日との一騎打ちの末敗北し、支配を受け入れる。


女性吸血鬼(ヴァンパイア)で、自身より強い者を好む。


一騎打ちで自身を圧倒した真日に心を奪われ、『旦那様』と呼んで熱烈アプローチを繰り返している。


真日のS級ダンジョン攻略の際には、立地が【ドラゴニス帝国】内ということもあり、転移拠点として重宝された。




【第127番ダンジョンコア グーエランデ】


魔物の氾濫(スタンピード)の兆候が観られる』と、真日が冒険者ギルド本部長より鎮静を依頼されたS級の深層ダンジョン、【終焉の逆塔(リバースバベル)】のダンジョンコア。


北大陸のダンジョン【魔法都市オラトリア】に隷属状態だったが、彼のダンジョンの消失により、先代マスターの命令に従い繋がりを排除。


独立機能状態(スタンドアローン)にて防衛を強化していた状態を、スタンピードの兆候として見止められた末、真日の侵入を招いた。


現在は真日をダンジョンマスターとして登録して、真日が供給したDPにより強力な守護者を召喚し、再びスタンドアローンにてダンジョンを防衛している。




ユーフェミア王国



【フリオール・エスピリス・ユーフェミア】


ユーフェミア王国の第1王女で、真日のダンジョン内の都市【幸福の揺籃(ウィール・クレイドル)】の統括代官を務めている。


真日の転生初期の頃からの協力者で、恋心を抱いているが、奥手で素直になれない。


真日の家に押し掛け同居中で、鍛錬や午後のお茶会などにも積極的に参加している。


友人となったアグネス子爵令嬢や、女商人ルージュに旗印として持ち上げられ、【恋する乙女連合】なる組織を創ったとか。




【フューレンス・ラインハルト・ユーフェミア】


真日と友好的同盟を締結した、ユーフェミア王国の国王で、真日との対等な関係を公言している。


真日の活動により、次々と持ち上がる王国内の様々な問題に、胃と肩と腰と頭皮を痛めている。


娘であるフリオールが統治する、真日の都市への、療養がてらの視察を計画しており、そのために激務と向き合うイタチごっこを演じている。


ダンジョンコア通信を誰よりも活用しており、親友のマクレーン辺境伯に、よく愚痴を零している。




【ユリウス・ユーフェミア】


国王の第4子で、ユーフェミア王国第3王子。


優秀な兄、姉達と常に比較され、努力することを放棄し荒んだ学生生活を送っていた。


真日に諭されてから更生しつつあり、それまでの横暴な軽挙は鳴りを潜めた。


真日に師事することを望んでおり、条件である『対等な仲間を作ること』を、なんとか達成。


その仲間達と共に、学園の長期休校にて真日の下へ行く予定。




【ミハエル】


ユーフェミア王国の王都に在る【ブリガント王立学園】に通う3回生の男子。


名誉騎士爵を得た、元冒険者の父親の計らいにより、正式な貴族身分である国家騎士を目指して入学した。


双子の妹が居り、その妹と共に日々勉学に励んでいる。


日学園にて、ユリウスと穏やかならぬ出会いを果たすが、王子と話す内にその内心を知り、共に研鑽を積むこととなる。


騎士を志望しているが気弱で、よく妹のミカエラに振り回されているが、大切なものを守る事に対しては真摯で、恐れに負けず攻撃に立ち向かうことができる、真面目な子。




【ミカエラ】


双子の兄であるミハエルと共に、【ブリガント王立学園】に3回生として通う。


魔法の素養が有り、兄と違って魔法使いとしての士官を目指して勉強している。


気の強い性格で思い込みも強く、よく暴走しては兄やモリナに止められている。


兄共々ユリウスと付き合い、研鑽を重ねる内に徐々にその為人を知り、打ち解ける。


スイーツが大好きで、事ある毎にユリウスに奢らせようとしている。




【モリナ】


王都の【ブリガント王立学園】に通う3回生。


王都に店を構える【オードル商会】の会頭の一人娘で、跡を継ぐにしろ婿を取るにしろ、と、箔付けとして入学した。


同じ平民であるミカエラと、半ば押し切られる形で友人となり、その双子の兄であるミハエルとも行動を共にする。


王子の元へ怒鳴り込もうとするミカエラに引き摺られ、なし崩し的にユリウスと知り合う羽目になった。


経営学と地政学を主に専攻しているが、魔法の素養も有るため、ミカエラ達と共に研鑽を積む。


オドオドした性格だが、毎度言い合うユリウスとミカエラにもだいぶ慣れたようで、仲裁役が堂に入ってきている。




【マルコー】


ユタ教会が運営する孤児院出身の僧侶見習いで、【ブリガント王立学園】の3回生。


身分の差による理不尽な私刑を受けていたところを、ユリウスによって救けられる。


その後意気投合し、ユリウスやミハエル達と行動を共にする。


学園の入学金などで世話になっている教会のために努力しているため、成績は結構優秀。


元孤児という負い目から周囲から一歩離れて生活していたが、ユリウスらとの関係に居心地の良さを感じており、共に成長したいと願うようになった。




【マクレーン・ブリンクス】


ユーフェミア王国のブリンクス辺境領を治める領主で、爵位は辺境伯。


王国最強と謳われる武威により、周辺諸国には【軍神】の二つ名と共に恐れられている。


国王であるフューレンスとは若い頃からの親友で、真日に贈られたダミーコアの通信機能にて、よく国王の愚痴を聴かされている。




【レティシア・リッテンバウワー】


元ユーフェミア王国近衛騎士で、志願してダンジョン都市へと移住し、色々あって真日の家に同居中。


正義感と才気に溢れ、フリオール王女統括の下都市の治安警備隊の隊長を務めており、彼女を【剣姫】と呼び憧れる部下の兵士達と共に、街に貢献している。


真日の一番弟子で、シュラやイチにも鍛えられているため、最初は真日の体術のみであしらわれていたが、現在では結界や魔法を使わせるほどの実力を身に付けている。




【アンソニー】


真日が創造した都市【幸福の揺籃(ウィール・クレイドル)】に移住した、ユーフェミア王国軍の兵士の1人。


レティシアを隊長とした都市警備隊の隊員で、正体は後書きにちょいちょい出現していた【兵士B】さん。


気が回り気さくな性格で、かなりの情報通。


兵士達のアイドルである【剣姫】レティシア隊長の様々な情報を仕入れては、他の兵達に適宜投下し、炎上するのを観て楽しんでいる。


ゴミ拾い大会にて活躍が認められ、表彰を受けると共に遂に名前を得た、モブキャラ達にとっての勇者。




【アグネス・ドットハイマー】


ユーフェミア王国貴族子爵である、リード=ドットハイマーの次女で、社交界では【微笑姫】と呼ばれている。


真日によって人攫い組織から保護され、生家への帰還を果たすも、醜聞を嫌う父親である子爵に叱責を受ける。


真日とフリオール王女の助力により父と和解し、自身の進路の自由を得る。


フリオール王女と友人として付き合い始め、自らの役割として真日のダンジョンと外界との仲介役となる商会【アグネルージュ商会】を、ダンジョン内の知己である商人のルージュと共に起業。


更には、真日を慕う配下以外の女性達による互助組織、【恋する乙女連合】なるものも起ち上げる。




【アグノイト】


久し振りの登場となる、フリオール王女直属の部隊、通称【フリオール隊】のリーダー的役割を担う騎士。


フリオール王女とは訓練兵時代からの同期で、彼女の思想に賛同し、付き従うようになった。


武骨だが誠実な人柄で、フリオール王女を常に支えている。




【アリア】


フリオール隊の衛生兵の役割を担う女僧侶。


所属していた教会に立ち寄ったフリオール王女に一目惚れし、同行する。


よく暴走して、フリオール王女の身体をまさぐる、メンヘラ気味の百合っ娘。




【ガッツ】


フリオール隊の工兵の、ドワーフの男性。


行き倒れていたところを、種族の差別無く接するフリオール王女に救けられ同行し、隊の皆の相談役も熟す、良いお爺ちゃん的ポジションの人。




【モニカ】


フリオール隊の輜重兵にして、料理番。


エルフだが明け透けな性格で、違法な奴隷狩りに襲われていたところを王女らに救けられ、同行するようになった。


隊の皆にとってはお母ちゃん的存在で、恐れられている。



【リコ】


フリオール隊の斥候の少女。


孤児だったが、類稀な素質も相俟って王女らに拾われ、隊の皆に技術を学び育つ。


真日の都市で行われたゴミ拾い大会にて優秀な成績を修め、表彰と共に気配を隠蔽する術具を贈られた。


それからというもの、より一層鍛練に力を注いでおり、歳若いながらも実力は折り紙付きである。




冒険者ギルドの関係者



【ダージル】


Aランク冒険者パーティー【火竜の逆鱗】のリーダーで、自身もAランクの冒険者。


元傭兵で、その頃に傭兵団の仲間と共に火竜の討伐に成功し、それ以降【竜殺し】という二つ名で呼ばれる。


真面目な性格だが少々不器用で、人付き合いは苦手な方。


王国の移民の際に真日と出会い、意気投合して、都市への招待を受ける。


現在はそのまま都市に滞在中で、ダンジョンの攻略を目指して日々努力中。


パーティーメンバーのシェリーとお付き合いしている。


因みに、都市への不法滞在の罰則を受けた、記念すべき第1号である。




【ロイド】


【火竜の逆鱗】に魔法使いとして所属しているAランク冒険者。


物言いは軽いが、ダージルの1歳年上ということもあり、良き相談相手にして悪友。


魔法の腕は確かで、魔力も豊富に持つ。


お調子者で、パーティーのムードメイカー的存在。




【シェリー】


【火竜の逆鱗】メンバーの弓士で、ダージルの恋人。


豹の獣人女性で、落ち着いた物腰から年齢を高く見られることが悩みの種の19歳。


同じメンバーのミュゼとは姉妹のように仲が良く、休養日にはよく2人で街に買い物に出掛けている。




【ミュゼ】


【火竜の逆鱗】メンバーで、斥候を務める狼の獣人女性で、無尽蔵の体力を誇っている。


同メンバーのシェリーの妹分で、よく行儀を注意されたり、服装を整えられたりしているが、本人はそれを心地好く感じている。


真日の都市を気に入り、メンバーと結託して、リーダーであるダージルに移住を提案した。




【コリー】


【火竜の逆鱗】にて僧侶を務める、穏やかなアラサー青年。


パーティーに於ける頭脳労働も担当する。


三十路を目前として、更にはパーティーメンバーが色恋に走り出したのを察し、独りの身の上に焦りを感じる今日この頃。




【ブライアン】


【火竜の逆鱗】で前衛担当の戦士。


滅多に喋らない男だが、喋らない分、身振り手振りが五月蝿い。


喋れよ、と仲間から1日に1回はツッコまれる。

そして偶に喋ると驚かれる。


酷い船酔い体質だということが、真日のダンジョンにて発覚したため、かなり落ち込んでいた。




【フィーア】


真日の都市に誘致されたギルド支部にて、受付担当課の課長に就任した女性。


他支部で勤務していた際に真日が訪れ、冒険者登録をした頃からの付き合いで、真日の目的のための協力者でもある。


存在感が薄かったり貧乏くじを引いたりと、割と幸薄い境遇だが、だいたい支部長であるコルソンのせい。


都市で新たに起業したアグネスとルージュに同士と唆され、【恋する乙女連合】に名を連ねることとなった。


あがり症で、緊張するとよく噛む。




【コルソン】


元Sランク冒険者の漢女(おとめ)で、真日の都市に誘致されたギルド支部の支部長に就任した。


他支部の支部長であったが、真日達が身分を偽って冒険者登録したことを見抜き、その目的や理由を聞かされ、全面的に協力することを決め、家族共々移住した。


妻である超絶美人のクローディアと、人見知りは有るが、天使のように可愛い愛娘のクロエと家族3人で、仲良く暮らしている。


ノリが良く、真日が考案する様々なイベントに参加してくれる。




【クローディア】


コルソンの妻で、元舞台女優の超絶美人。


穏やかな腰の低い性格で、コルソンの為人を理解し、支えている。


六合家での親睦会でアネモネの料理に感銘を受け、弟子入りを希望している。


夫であるコルソン、娘であるクロエとの3人暮らしで、コルソンの転属に伴い真日の街に移住する。


真日が置き土産に創ったブランコを気に入っており、娘のクロエとよく揺られている。




【クロエ】


コルソンとクローディアの一人娘。


人見知りが激しいが、真日の子供好きオーラに絆され、受け入れ懐いた。


両親に連れられて、真日の街へと移住。


近所の孤児院の子供達とも打ち解け、仲良く遊んでいる。


マナエを師と仰ぎ、お菓子作りを練習中。



【ミラ】


盗賊団に捕まっていた、Dランク冒険者のエルフ女性。


盗賊団の首領に暴行を受けそうになっているところを、真日によって救出される。


真日の隠蔽魔法を看破する術を持ち、魔族なのに人に寄り添う彼に興味を抱き、彼の街へと身を寄せた。


真日達のパーティーへ加入を果たし、日々課せられる鍛練メニューを消化し、実力を磨いている。




【ミーシャ】


ミラと同じく、盗賊団に捕まっていたDランク冒険者の、虎の獣人女性。


丁寧な口調だが、根は明るくイタズラ好き。


長剣や短剣など、刃物の扱いに長けており、パーティーでは斥候を務めていた。


真日達のパーティーへ所属し、鍛練中。




【ベレッタ】


ミラと同じく、盗賊団に捕まっていたDランク冒険者の熊の獣人女性。


自身を「オレ」と呼び言葉遣いは荒いが、根は優しく弱者を放って置けない。


その膂力と身体能力を活かした肉弾戦を得意としており、元居たパーティーでは戦士として前衛を務めていた。


真日達のパーティーへ所属し鍛練中。


食いしん坊。




【オルテ】


ケイルーンの町で人攫い組織に捕まっていた、Eランク冒険者の女性。


孤児院の出身で、教会に所属する道もあったが故あってそちらは選ばずに、身を立てるために冒険者となった。


身寄りもないため、真日の街へと同行する。


僧侶の技能を会得しており、真日に紹介された先に救助されたミラ達とも打ち解けたため、冒険者活動を継続。


ミラ、ミーシャ、ベレッタの3人と共に、真日のパーティーに加入し、鍛練中。




【ドルチェ】


ケイルーンの町のギルド支部長で、元Aランク冒険者のダークエルフの女性。


実利主義で頭の回転も早く、利用出来るものは何でも利用する。


冒険者時代に磨いた斥候・諜報技術を叩き込んだ、直属の部下を有しており、情報収集の精度と速度はかなりの物を持つ。


コルソンの仲介で真日の協力者となったが、真日の情報を意図的に漏らし、一時関係が険悪に。


和解には成功し、謝罪と共に今後の惜しみない協力を約束したが、真日の仲間達からの信用は薄い。




【ゲルド・ゲーテ】


冒険者ギルド本部の本部長の男性で、元Aランク冒険者。


大陸中に根を張る冒険者ギルドの長として、各国からは【ギルドの古狸】と敬遠されている。


政治手腕はかなりの物だが、形振り構わない事もあり、直情的な面も目立つ。


S級ダンジョンの魔物の氾濫(スタンピード)発生の疑いが発覚し、人材のアテが無いか旧知の仲であるドルチェに頼ったところ、真日を紹介された。


しかしそれは個人情報漏洩の上での事で、更には無理な契約を基とした謝罪と依頼であったため、真日の不興を買う。


真日の温情により、なんとか依頼は受諾されたため、過干渉とならない範囲での保護と協力、徹底した情報管理を約束した。


依頼達成の報酬のひとつとして、真日に組織腐敗の是正を求められたため、現在は本部にて、調査を行っている。




ダンジョン都市【幸福の揺籃(ウィール・クレイドル)】の住人



【マリーアンナ】


真日が自身の街に招いた、多神教である【ユタ教会】の修道女(シスター)にして、教会付属の孤児院の寮母(マザー)を務める。


心優しく丁寧な物腰の、子供好きな巨乳美人。


真日が保護して来た孤児達には「お母さん」と呼ばれ、慕われている。


個性溢れる孤児達を、真日やアネモネの下で訓練を積んだ女性達や、街のボランティアの女性達と共に、日々大騒ぎしながら導いている。




【ルージュ】


盗賊団に襲われた女商人で、義娘(むすめ)のエヴァと使用人のカリナ、その他生き残ったミラ達女冒険者と共に囚われていたところを、真日達に救われた。


行く宛も無く、頼る身寄りも無いところに真日から街への誘いを受け、ダンジョン都市へと移住し、商店と事業を委ねられる。


恩人である真日に惹かれアプローチするも、真日の思いを聞いて一旦は身を引く。


仕事の関係で知己を得ていたアグネス子爵令嬢と協力し、【アグネルージュ商会】を起ち上げる。


また仲介してくれたフリオール王女を旗印とし、真日を射止めるために【恋する乙女連合】なる組織を創設。


真日を慕う女性を取り込み、力を蓄えている。




【エヴァ】


ルージュの義理の娘で、盗賊に殺害されたルージュ夫の連れ子。

義母であるルージュにも良く懐いており、家族関係は円満。


義母と使用人と共に盗賊に囚われており、真日達に救出された後、真日の誘いを受けたルージュに連れられ、ダンジョンに移住。


好奇心旺盛で物怖じしない、明るく活発な子。


真日達を見て冒険者に憧れを持ったらしく、お転婆ぶりに拍車がかかっている。




【モーラ】


真日達が立ち寄ったケイルーンの町で物乞いをしていた孤児の少女。


路地で蹲っていたところを、義理の兄となるラッカに保護され、他の孤児達と共に生活していた。


物乞い中に真日の目に止まり、食事や風呂、清潔な衣類を与えられ、彼の人柄に心を許し、懐く。


その後孤児達全員と真日の街に移住することとなり、真日の街の孤児院の、最初の住人となる。


真日を慕い、その影響を強く受けており、時折突飛な言動をとったりもするが、孤児院の手伝いを率先して行ったり、他の小さな子供の面倒を見たりと、優しく、責任感が強い少女。




【ラッカ】


ケイルーンの町で、自身も孤児ながらも他の孤児達を集め、護りながら生活していた少年。


元は騎士家の子供で、13歳ながら亡くなった両親の誇りを受け継いでおり、過酷な環境にも屈しない強い心を持っている。


犯罪組織の大人に暴行を受け瀕死だったところを、真日達に救われ、他の孤児達と共に真日の都市に移住し、孤児院で暮らし始めた。


真日のことを「兄ちゃん」と呼び、慕っている。




【エリザ】


ケイルーンの町でラッカが集めた孤児グループの、副リーダーにして長女的ポジションに居た少女。


兎の獣人で、両親と共に吟遊詩人一家として旅をしていたが、道中で野盗に襲われ両親と死別。


ケイルーンの町に流れ着き、ラッカと知り合い、家族として迎えられるも、犯罪組織に身売り目的で攫われた。


暴行される直前で真日によって救われ、家族の元へと戻ることができ、孤児の兄弟達と共に真日の街の孤児院へと移住した。


真日を「兄さん」と慕うようになり、【歌の都】へ行きたいなど、将来の展望も持っている。


ゴミ拾い大会で表彰され、賞品として可愛い衣服とリュートを贈られた。


現在一所懸命に練習中。




【ボルト】


真日によってケイルーンの町で保護された孤児グループの中の男の子。


寝たらなかなか起きないと評判で、ベッドから落ちても寝続ける程の猛者。


日々ネタを仕入れてくるモーラによって、色々と苛烈な起こされ方をしている。




【ビス】


真日によってケイルーンの町で保護された孤児グループの中の男の子。


ヤンチャな性格で、活発。


他の年少組の子供達と一緒に、よく叱られている。




【ナット】


ビスと同い歳で、真日によってケイルーンの町で保護された孤児グループの中の男の子。


心の病(厨二病)を患っており、よく年長組のラッカ達を困らせている。


自称【魔王をその身に宿した運命の子】、らしい。




【アンカ】


真日によってケイルーンの町で保護された孤児グループの中の男の子。


常にボーッとした子で、物にぶつかったり、つまづいたりと、何かと兄弟達に心配されている。


反応も常にワンテンポ遅れて返ってくる。




【ノエル】


真日によってケイルーンの町で保護された孤児グループの中の女の子で、グループの中では最年少の5歳。


誰よりも幼くして捨てられていて、両親の愛を知らずに育ったが、とても素直な良い子で、寮母であるマリーアンナによく甘えている。


マリーアンナの大きなおっぱいで包まれるのが大好き。




その他



【セリーヌ・リエルメン・オラトリア】


真日達が暮らすドラゴニス大陸の北に在る大陸で、魔族達が暮らす【魔王国オラトリア】を統治していた【魔王】の一人娘。


種族はハイデビルで、位階は伯爵級。


祖国が大陸一の大国、【アーセレムス大帝国】の軍と、その国が擁する【勇者】によって攻められ、父でありダンジョンマスターでもあった魔王によって、4人の近衛兵と共に南大陸のS級ダンジョンに転移させられた。


実は転生者で、前世の名は【御堂(みどう)なつめ】といい、日本の大学に通う学生だった。


まだ8歳という幼さながら、前世縁の知識を活用して非凡な才能を示し、姿変えの術具を用いて成長した姿になり、父王の仕事を一部手伝っていた。


見ず知らずのダンジョンに放り出され、途方に暮れていたところで真日達と出会い、ダンジョンの知識や、国や父王の末期を教えられ、保護を受け入れる。


現在は、真日のダンジョンに創られた迎賓館にて逗留中。


同郷でもある真日を信頼し、また色々な意味で救われ、その人柄に惹かれ始めた。




【クシュリナス・ディロイ・オラトリア】


セリーヌの父親で、【魔王国オラトリア】を治める【魔王】にして、都市型ダンジョン【魔法都市オラトリア】のダンジョンマスター。


ダンジョンマスターの権能を、彼の先代である父親から継承しており、【勇者】率いる【アーセレムス大帝国】軍に攻められている最中に、南大陸に点在する複数の支配下のダンジョンへと、民の魔族達を避難させた。


娘のセリーヌと共に若い近衛兵達も転移させ、事前に下しておいた命令によって、支配下のダンジョンからの繋がりを破棄し、追討を防いだ。


先見を以て民を導く、厳格な賢王としての姿と、妻や娘を愛し慈しむ温かい父親としての姿を併せ持つ人物だった。


愛する娘セリーヌに向けたメッセージを、ダンジョンコアに残し、【勇者】によって、国諸共帰らぬ人となった。




【ソルジャン・ディロイ・オラトリア】


S級ダンジョン【終焉の逆塔(リバースバベル)】を支配していた、先々代のダンジョンマスター。


【魔王国オラトリア】の先代【魔王】で、セリーヌの祖父に当たる。故人。


【魔王】時代は放蕩癖で家臣達を困らせていたらしいが、セリーヌの父クシュリナスの推測では、大帝国の大陸東部への進出を予見し、対処のために南大陸の複数のダンジョンを支配、育成していたのでは、とのこと。


王位と共にダンジョンマスターの権能を、息子である当代の【魔王】クシュリナスに譲渡、継承させた人物である。




神々



【転生神ククルシュカー】


転生を司る神様で、真日を剣と魔法のファンタジー世界【アストラーゼ】に転生させた。


見た目は幼女、中身はドSの、遊び心溢れる女神であるが、真日の本質を気に入り、何かにつけて気に掛けている。


お気に入りのスナックを自らの神域に常在させ、仕事終わりに1杯とカラオケを楽しむのが日課で、酒の肴に真日の動向をテレビで鑑賞するのが趣味。


飲み友達となった【アストラーゼ】の管理神ユタと話していたところを、【堕とし子】と呼ばれる正体不明の邪神に襲われた。




【豊穣神ユタ】


真日が転生した世界【アストラーゼ】の管理者で、ユタ教会の主神。


豊穣と出産を司る女神。


ある事情にてククルシュカーのスナック【女神のオアシス】を訪れ、そこで出されるお酒を気に入り、またククルシュカーの為神(ひととなり)を知って、以降常連、飲み友達となる。


ククルシュカーと話している時に、【堕とし子】と呼ばれる正体不明の邪神に襲われ、ククルシュカーに情報と権能を託した直後に消滅させられた。




【堕とし子???】


創造神が神格の高い女神との間に生した、正真正銘の神の子だったが、創造神に逆らい【深淵(アビス)】と呼ばれる場所に堕とされ、封じられていたらしい。


豊穣神ユタが管理する世界【アストラーゼ】を玩具(オモチャ)と呼び、何やら色々と暗躍し、干渉している模様。


邪魔者である管理神のユタを消滅させ、ククルシュカーの神域も破壊し尽くして、姿を消した。




いつも応援ありがとうございます。


気が向きましたら、お気に入りのキャラクターを、感想にて教えてくださいませ。


純粋に気になってるんです!(笑)


話は変わりまして、ここでお知らせですが、原因は判りませんが、以前投稿した第104部分、『六章 第六話 頑張ったらご褒美です。』に於いて、話中の中盤以降が消失しているという事態が発覚しました。


その修正と改稿のため、明日の更新はお休みさせていただきます。


新章を楽しみにしてくださっている読者の皆様には、大変申し訳なく思っております。


どうかご理解いただき、今後とも変わらぬ応援を、よろしくお願い申し上げます。


テケリ・リ


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― 新着の感想 ―
[一言] 暫くの間、仕事で忙しくて読めてないうちに小説が溜まる溜まる...。 というわけで現在、それらを読んで消化してるわけですが... 6章が終わってたんですね。 新章はいよいよ魔族絡みの出来事が本…
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