表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わたしの物語  作者: チロル
3/6

第2話

 怖い、怖い、怖い。ここはどこ?私はなんでこんなところにいるの?なんで、なんで、死ねなかったの?それとも、死んだの?ここは地獄?

 寒い、温まりたい、お腹空いた、疲れた、眠い、誰か、誰でもいいから、誰か助けて。

 

 砂浜は、どこを見ても砂浜しかない。赤い海の向こうは、暗くて見えない。

 私は人気を求めて、当てもなく砂浜を歩いている。どれくらい歩いたか、検討もつかないけれど、砂に体力を奪われて、ヘトヘトだった。

 しかも、制服に水を被ったから、服が重い。

 雨に体温も奪われて、寒さのあまり、歯がかちかち鳴り出した。

 こういう時って、動かないほうが良かったんだっけ? 

 でも、もう遅い。だって、戻るには歩き過ぎた。戻る体力は残ってない。膝が震えてきたし、もう歩けないと思う。私、ここで死ぬのかな。誰にも気づいてもらえず、誰にも悲しんでもらえず、死ぬのかな。

 

 「君、馬鹿じゃないの?」 


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ