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第6話《詩と死》
―ー絶望に浸り私は感じた。この世は私を拒絶していることを
―ー絶望に浸り私は感じた。運命すらまともに与えて貰えないことを
―ー絶望に浸り私は感じた。生すら自由に味わえないことを
―ー絶望に浸り私は気付いた。私は私ではなかったのだ
それが私の生きる答えなのか?
それが私の全てなのだろうか?
全てが幸福、全てが正しい、そのような事はないだろう。
だがこれは不平等。
とても辛くて泣きたい。
―ー哀しみを感じ私は泣いた。まだ涙があったから
―ー哀しみを感じ私は笑った。まだ笑顔があったから
―ー哀しみを感じ私は我慢した。まだ心があったから
―ー哀しみを感じ私は死んだ。もう表情がなくなったから




